帰宅して杉本秀太郎さんの「花ごよみ」の冬を読み終わる。古今東西の文人が季節の花をどう詩歌にしたかがわかるおもろい本。人名索引で一茶を見ると7ページもある。雀や蛙、蠅など小動物に心を寄せた一茶は花にも愛情を注いでいたのか。そう思い、一茶の冬の花の句を一茶俳句集で調べる。
荻原井泉水編の「一茶俳句集」などで一茶の冬の花の句を見る。あまりいいのはないね。一茶には風雅・風流の目がない。はっきり言って無粋。わが輩も同類だが。茶の花に隠んぼする雀哉/ぼつぼつと花のつもりの茶の木哉/山茶花や抱へて左甚五郎/びは(枇杷)咲や放(離れ)後架も利久(休)がた/御地蔵のおさむいなりや石蕗の花。枇杷の花もトイレといっしょくたにされたのではたまらんやろ。同情する。(写真下は、UR竹見台団地のツワブキの花)無粋な愚句。
山茶花の宿あり千里のど真ん中 昇龍子
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ノーやん
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