千里の朝とてっちゃん

　曇りのち晴れ。朝から蒸し暑い。ちょっとひと回りしただけで汗ぐっしょり。選挙結果の報道に目をやる。自公の与党がマスメディアの予想通り参議院の過半数を制し、おおさか維新を加えると改憲発議に必要な１６２以上の議席を獲得した。一方、野党の民進党32、共産党は６、社民党、生活の党はそれぞれ1議席に止まった。与党勝利の報道である。

　大阪は4つに定数が増えたが、自公とお維２で議席を独占し、民進、共産ははじかれた。最終盤、平松元大阪市長や無党派議員、生活の党、社民党の代表らも草の根市民といっしょになって必死に改憲派に議席を独占させるなと訴えたが届かなかった。残念や。してやった、という安倍首相の笑い顔が薄気味悪い。

　しかし、日本の抵抗勢力はまだ力が小さいとはいえ確実に成長している。32の1人区で野党共闘が実現し１１の地域で勝利したことは確信になる。野党から出馬を請われて起ちあがった山口の元副学長こうけつ厚さん(無所属)のさわやかなネット上の笑顔がこの国の未来への希望を与えてくれた。大阪のわたなべ結さんの笑顔もさわやかだった。サンキュー。無性にてっちゃんが喰いたくてなんばへ出て昼にする。写真は千里の日の出とこぼれび通り。
　　　　　　　　　　　　　　　　　くたびれててっちゃんくらう夏の昼　昇龍子