暮早し

　晴れ。朝から、食料品スーパーへ賢妻のメモを片手に安売り商品を買いに出る。玉ねぎ、人参、柿、鶏肉、糸こん、豆腐、卵、麺類…いろいろ。おひるは、たぬき。蕎麦汁に甘辛煮の薄揚げをのせたものを狸という。うどんにのせれば狐という。大阪人のしゃれ。東京の「きつね」はちょっと違う。

　天三(天神橋筋3丁目のこと)の古本屋さんへ。ほしい本はいっぱいあるが、あれこれ立ち読みするだけ。近頃は立ち読みしても叱られない。杉本秀太郎さんの「花ごよみ」(講談社学術文庫)を見ると、内外文化人の人名索引があるので衝動買いした。

　日暮れどき南千里に戻る。牛ヶ首池を見ると、津雲台団地に残照が映えているのが目に留まる(写真上)。すかさず、パシャッ。写真下は南千里の桜紅葉。
　　　　　　　　　　暮早し駅舎を出若き足　昇龍子