ノーやん日記パート2

寒い晩春

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              千里局花壇の野イチゴ
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             はやくもカッパ坊主を見せるヒナゲシこと虞美人草

 けさは寒かった。風が冷たくニット帽を被って花壇の花がら摘み。ヒナゲシが咲きだした。雑草引きの時、ぼくは、ヒナゲシとノースポールは許可した。どちらも雑草のように強い花。それだけにあまりはびこり過ぎても困る。ほどほどに咲いてもらう(写真上)。

 お昼前、東豊中の二ノ切池公園のバラ園へ。一月ほど前、裸木同然だったバラが若葉と蕾を出している。寒い晩春だが、春から夏へ季節の回り舞台は音もなく動いている。

 午後、花の圃場に出て、菜種刈りをする。同時にペンペングサやオランダミミナグサ、スズメノテッポウなどはびこる雑草を引きぬく。幼い子が寄ってきて座ってぼくの菜種刈りを興味深そうに見ている。「これはねえ、菜の花の種ですよ」「ふ~ん。そうなの」。「この種をねえ、秋にまくとまた花が咲くんだよ」「ふ~ん。そうなの」。若いいのちは、たくましく育っていく。

野苺の花清々しいビルの裾 愚句
われ許す無聊の花ぞ虞美人草 同
菜種刈る青空を啼く鵯の二羽 同
若葉風すこし冷たくニット帽 同

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%ハート4webry%}fmさんありがとうございます。中国では漢に敗れた楚の虞妃の墓の下から可憐な紅色の花が咲きだしたので虞美人草と呼ぶようになったそうですが、中国の虞美人草はヒナゲシではなくエビスグサの類いらしいです。
fm
セレスとは耳慣れない女神です。

今ウィキを調べたら、Seres はスペイン語のビール cerveza の語源とありました。最近メキシコ料理を食べに行きました。そのときビンに cerveza と書いてあり、スペイン語専攻の知人に聞きました。これで一気にビールとサレサを覚えました。

それにしても「虞美人」は中国語で、「虞美人草」は日本製なのですか?中国では通じないのですか?
ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}コメントありがとうございます。中国の虞美人伝説に由来のある花ですが、漢名は麗春花というそうです。保育社の「花ことば」によると、ギリシャ神話では、セレスというやさしい母が行方不明の娘プロセルビナを探し求めているのを慰めてやろうと神が与えた花、とのこと。
fm
虞美人草あるいはヒナゲシと言われても姿をイメージできませんでした。わたしは虞美人草という名前の方が好きです。ギリシャ神話ではこれにまつわる話はないのですか。
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