きのう、背が高すぎて写真を撮れなかった泰山木。佐竹台のぼだい池で手ごろな位置に咲いているのを見つけた。谷の下から生えているので撮りやすい。谷底はぼだい池。木は谷のなかほどに(写真上)。花の香りを知りたいがちょいとむつかしい。ふと下を見ると女性が二人が木の下で池をスケッチしていた(写真下)。
タイサンボク。モクレン科の常緑高木。原産地:北アメリカ中南部。学名:magnolia grandiflora。明治初年に渡来。明治22年には、アメリカのグランド将軍が来日した際上野公園に記念植樹したという。その名のとおり木も葉も花もでかい。
高いのは20メートルにもなるという。樹皮は灰褐色で滑らか。老木になると不規則に薄く剥げるらしい。花は見た目には20センチはある。純白の萼片が三つ、同形の花弁が6つ。計九つの萼花片が平たく開いている。そのまんなかに雌蕊と雄蕊の花がシャンデリアを逆さにしたように円状に伸びている。この花からマグノリアの香水ができるという。花期は5-6月。葉は互生。長楕円形で分厚い。表面は反り気味。艶があり濃い緑色。裏は赤茶けた毛が密生。果実は10-11月。番傘のような形の実が垂れさがるという。生態観察同好会のクセがでてきたらしい。学名は、花期は、花の構造は、葉は、果実は…いろいろ調べないと落ち着かない。1回の観察ではとてもとても。観察を続けないと。バカなことに時間を潰すようになってしまった。
穹仰ぐ泰山木の花はだれに 愚老
背高の泰山木よ花見えぬ 同
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ノーやん

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