午後、「仰臥漫録」((明34年9月2日~10月12日))を読了。「鼻毛を摘む」とか「鼻糞をせせる」とか新聞雑誌を読んでおもろいと思ったことをメモるとか、のんびりした心境を表現する一方、「さあたまらんたまらん」「どうしようーどーしよう」。苦しくてたまらず母親に泣きすがる自分の表情を客観視して書いている。小刀と錐で自殺しようとする心理まで描写している。これまで何気なく読み過ごしてきたが、考えてみれば驚くべき写生や。くそリアリズムとモンタージュ手法で。
「仰臥漫録二」。あだやおろそかに読み飛ばしてはならぬ。早坂暁さんのことばを借りれば“死のレッスン”の描写や。その子規宅を門人や同僚らが連日訪問している。それを子規は観察し人物批評もしている。16~17歳ころは大臣をめざしていたという。その心は?じっくり読もか。写真は牛ヶ首池のカルガモ。
子規真似て非情忘れる鴨の肉 昇龍子
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ノーやん
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