激動の古代東アジアのなかで天皇中心の統一国家づくりの若きリーダーとなった聖徳太子像を浮き彫りにする四部作の一冊なので叙述の展開も自ずとスケールが大きい。先生は、聖徳太子が推古11(603)年12月の冠位十二階制と翌12(604)年4月の憲法十七条を制定したと確信を持って論述する。各史家の憲法十七条説を存分に読みこんだ上で梅原先生は、十七条の思想的理論的背景に仏教、儒教、老荘、法家の諸説があることをきわめて実証的に読み解いていく。そのうえで、津田左右吉さんの十七条憲法偽作説を論駁する。それに異論はなかったが一茶を手放しで礼賛する津田左右吉さんを「一級のものを見る感覚を欠いている」「芸術音痴」と罵倒なさっているのには抵抗を覚えた。
朝、花壇のようすを見る(写真上)。ハボタンが虫にくわれている。くだんの美女が来てハボタンの葉裏をみる。虫どもは昼間は姿を隠す。「見つからんですよ」。どういうわけか紅ハボタンは食われていない。お昼はいつもの4分間パスタ。きょうは具材にアスパラガスとトマト缶を使う。
午後、千里中央へクリスマス用のフライドチキンの予約に行き、とんぼ返りして南千里の公園へ。カラスが4羽頭上の橡から、愚老を嘲笑うような声で鳴いている。睨みつけるが動じない。鯉釣り池になっている牛首ヶ池は軽鳧が南北に分かれて約20羽。お互い平和的に占拠している。諍いはない。
葉牡丹や虫がつくほどつくほどに 愚老
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ノーやん
fm
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