けさは、空気は冷たいが雨上がりのさわやかなお天気。花壇を見る。ハボタンが水玉を宝石のように煌めかしている。下葉をとってきれいに身づくろいをする。パンジーも花がらをつむ。イネ科の雑草は引き抜きやすいが、マメカミツレやオランダミミナグサは根がちぎれてしまう。雑草引きをしながら通りがかるみなさんに「おはようございます」とあいさつをかわす。気持ちもさわやか。午後、千里南公園を散策する。カリオンの鐘を抜けて万葉の歌の碑がある丘を歩く。オッ！梅林に梅がピンクの花をつけている。思わず頬がゆるむ。近づいて携帯で写真を撮る。八重咲きで千鳥という品種らしい。また、春を見つけた。野外演奏舞台のある広場ではペットの犬仲間がはしゃぎまわっている。ぽかぽかあたたかい。
丘から池に下ると、きょうもカメラ愛好家たちが水鳥に望遠レンズをむけている。鴨の二羽がもきれいな水尾を描いている。鵜もいる。水鳥ハウスの上には白鷺が突っ立ている。ぼくが近付くと羽をひろげて向こう岸へ逃げよった。目と頭の痛み忘れたとこやのに。またぞろズキズキチクチクや。
むめ一輪一りんほどのあたたかさ 嵐雪
梅の花ほっとほほえむ丘の上 愚句
沼杉の影を引き行く鴨の二羽 同
