「花クラブ解散やて、惜しいなあ。長いことご苦労さんでした。楽しませてもらうだけでなにもできませんでしたが」「ありがとうございます。共同の庭やからみんなで引き継いでもらえたらなあと思ってます」。Dさん夫妻としばし花壇談義。Dさんにはモノレール千里中央駅前花壇の作業中を見つかり覚えられてしまった。
森まゆみさんの「一葉の四季」を読み終わり、久松潜一さんの「万葉集入門」を読み続ける。生活苦に追われていた一葉一家の妹「くに」はかわいそうに少女らしい遊びもせず苦労ばっかりで「春の花ののどかさをみてもうれしいと思う心さえ忘れている」と。振り返ればわが家も似たような時代があった。裁縫の内職に明け暮れ肩こりや頭痛のひどかった母親の肩揉みはぼくの日課だった。いまは花鳥風月にうつつをぬかす暮らしぶり。
久松さんの「万葉集と花鳥風月」のくだりを読むと、「春の花と言えばまず第一に梅」だった。「梅につづく花々」は、桜、山椿、桃、芹、ツバナなどとある。
梅の花咲きて散りなば桜花つぎて咲くべくなりにてあらずや 薬師張子福子(卷五-829)
(梅の花が咲いて散ると桜の花がつづいて咲くようになるのであろうよ)
裏庭できょうも四十雀が囀っている。
あさって日曜日は老人どもの「長屋花見」を計画している。どうやら雨らしい。困ったもんだ。花吹雪の花見を期待していたのになあ。ま、なるようになるさ。昼、妻がつくってくれたおにぎりと焼き鳥、しじみの味噌汁をいただく。超安値で出回ったパセリをパリパリやる。食後、南千里まで散歩する。グループホームの老人たちと出会う。
パセリ食む花の香とんでみどり風 龍尾
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ノーやん
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