ノーやん日記パート2

蕪村の秋といまの秋

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 晴れ。猛暑がつづく。蕪村が生前ひそかに書き溜めていた自選句集から秋の草花・植物を拾いだす。朝顔、葦、銀杏、梅擬、芋煮る、荻、女郎花、落穂拾い、柿、桔梗、黄菊・白菊・野菊、茸狩り、葛の花、栗、椎拾う、薄、蕎麦、蓼の花・蓼の穂、種瓢、唐辛子、萩の花、花野、芙蓉、菩提樹(の実)、鬼灯、曼珠沙華、木槿、紅葉見(狩り)、蘭の香…。蕪村の一句「朝がほや一輪深き淵のいろ」。書きとめた植物をいまもかなり見ることができるが女郎花や桔梗などは自然に見ることがむつかしい。

 オギとススキ。よく似ているがオギは根が匍匐して水辺や湿地に生える。ススキは株が集まって生える。一度違いを観察してみたいな。ヒガンバナの曼珠沙華を蕪村句帳は「まんじゅさげ」と表記している。「まんじゅさげ蘭に類ひて狐啼」。昼、ざる蕎麦。スーパーであなご天と竹の笊を買って。

 万葉集巻の五「雑歌」から大伴旅人が赴任先の大宰府で妻郎女を失って悲しむ歌とそれに応える山上憶良の「日本挽歌」を読み返す。神亀5年(728年)の歌。1390年近く前の人の夫婦の心を考える。法師ゼミの声が増えたがこの暑さいつまでつづくのか。責任者でてこい。写真上=津雲台の花芙蓉、下=竹見台の青柿
           老いてなおいのちけなげに花芙蓉 昇龍子
           
         

 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}ありがとうございます。
fm
なら傑作です。
ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}老妻賛美です。
fm
「老いてなおいのちけなげに花芙蓉」

ご自身を詠っているなら佳作です。
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