長崎忌

　晴れ。眠い朝。蝉声の勢いは弱まらず。目覚まし時計のよう。朝、花壇に水やり。シャクヤクにはきょうもベンレート水和剤1袋を水1リットルに希釈し撒く。D花壇でひょろひょろ育ちしたひまわりがようやっと咲き揃う。なかには花びらが半開きのもある(写真上)。どれも種袋の絵のような大輪にはならず。太陽がいっぱいのプレイロット・コンテナはペチュニアの脇から生え出したポーチュラカが花数をふやす。共存のペチュニアは疲れ顔や。

　きょうは長崎に原子爆弾“ファットマン”を投下されて６７年目。7万3千人を超える犠牲者。破壊力は広島をしのぐプルトニウム爆弾だった。広島と同様ながく犠牲・被害がつづく。いまは亡き御霊を慰め、被害者救済と核兵器のない世界を願うばかり。「原子力ムラ」などと呼ばれる利権集団の存在も耳にする。原子力の軍事利用を心配する声も聞く。太陽のもとに曝すべし。

　暑い暑いを繰り返していてもただ暑いだけや。疲れを覚える。部屋に籠ってシャンソン歌手・別所葉子さんの「フレディもしくは三教街に～ロシア租界にて～」を聴く。画像もイメージを広げる。心に響く詩歌や。

　昼はソーメンを湯がいてかなり長く午睡した。妻が目医者さんへ行ってきますの声で目を覚ました。半眼で「ハイ分かりました」。

ひょろひょろのひまわり半眼長崎忌　愚老