プロ野球、アメリカ大リーグで、ちょっと異様なことが起きている。
先に終った規定のリーグ戦の結果を元に、両リーグ各15チームずつから、それぞれ上位6チームが残り、プレイオフ。
3段階に分れる。第1=最長3試合、第2=最長5試合。第3=最長7試合で、リーグの覇者を決める。そして、覇者同士がワールドシリーズに進むというわけである。
アメリカンリーグは、順調に、1位アストロズと2位ヤンキースが第3段階に駒を進めて、ヒューストンアストロズが勝った。
それはいいのであるが、問題はナショナルリーグの方である。
なんと、最終段階に残ったのは、5位サンディエゴパドレスと6位フィラデルフィアフィリーズ。そして事もあろうに、フィリーズが4勝1敗で勝ってしまったのである。
フィリーズの第1段階=2勝0敗、第2段階=3勝1敗と、これまた危なげない。因みに、フィリーズの今期レギュラーシーズン勝率 0.537。リーグ1位LAドジャースのそれは、0.685。
スポーツの世界で、あるチームが、波に乗ると、実に怖い。これで、今年のワールドシリーズはアストロズ(ア1位)vsフィリーズ(ナ6位)ということになった。
これで、フィリーズが勝ちでもしたら、我々、なんだかキツネに騙されたような気になるのではないであろうか。
それはさておき、私、アストロズに、好きな選手がいる。
ホセアルチューブ(Jose Altuve).。私好みの小柄な2塁手で、実に華麗な守備を見せる。また打撃も素晴らしい。ホームランも打つ。
https://www.instagram.com/josealtuve27/?hl=en
今期ドラフト1位で読売に入った浅野翔吾選手が、斎藤佑樹との対談で、彼を褒め称えていたのを見、興味を持った。もちろん、名前は知っていたが、実際にその姿を見るのは初めて。
大男揃いのプロ野球の世界にあって、彼の小柄ぶりは実に目を惹く。なんと167センチ、75キロ、奇しくも、私と同じである。32歳(あっ、これは違う)。
過去11シーズンで通算打率0.307. ホームラン192本。実に立派である。
それもう一つ。彼の出身地がベネズエラであること。
私、ベネズエラに知り合い(ベネズエラ人の)があり、彼も昔、野球をやっておられた。もちろんアマチュア。三塁手。打順はと聞くと「8番」という答えが返ってきた。
なんでも、ベネズエラで、最も人気のあるスポーツは、野球なんだそうである(フットボールではなく、)。目下、大リーグに50人近いベネズエラ人がいるんだとか。
そういえば、昔ベネズエラ人で野球の殿堂入りした有名な選手がいたことを思い出した、。ルイスアパリシオ(Luis Aparicio)。主にホワイトソックスに在籍した遊撃手。でも、この人は、どちらかというと、守備の人なのではないであろうか。
というわけで、わたし、ベネズエラとはちょっとした縁がある。
ちなみに、この国、莫大な石油の埋蔵量を誇り、十分豊かな国になる可能性があるのに、その方向を誤り、今は、国力が沈む一方なのだとか。
だから、私、余計に、アルチューブ、そして、彼のいるアストロズを応援したくなる。
普段は、判官贔屓の私。しかし、今年ばかりは、アストロズに旗を振る。