日々感ずることを、徒然に書いています。ご笑覧あれかし。

言葉というもの、非常に興味があります。

京都で出会った2女性

2022-12-24 01:28:41 | 日記

「あの、、おじさん、ちょっといいですか」

「、、、???」

「私、実は今夜泊まるところがないんです。お金もありません、、、。」

この11月に帰国していた時のこと。まだ、夜というには早すぎた。夕暮れ時。

京都は祇園の近く、建仁寺に行く道。私とすれ違った彼女、すぐさま引き返し、私にこういったのである。

年の頃は、30代半ばか。美人でも不美人でもない。

私、「このお寺に行って、相談したらどうですか。」と言って、追い払った。

また、これも、このころの京都での話。まだ、陽は高い。

私、四条河原町、高島屋の前にあった冷たい石のベンチに座っていた。

そこいらで、人と待ち合わせ。

すると、またまた妙齢の女性。晩秋だというのに、ぺらぺらのミニスカートは、なんとも場違いだと映った。

そして、彼女、なんと私にウインクを仕掛けてきたのである。

私、呆れて物が言えなかった。

昔、私が日本に住んでいた時にも、こんな女性はいたのであろうか。まあ、その時は、私が若く、どんな女性も(お金目当てで)私に寄ってくるということはなかったということか。

急に、変なことを思い出した

「何が彼女をさうさせたか』昭和2年,藤森成吉の戯曲。

そして、「こんな女に誰がした、」。昭和22年、菊池章子「星の流れに」の一節。

これら2女性の言動は何を意味するのか、。一体今の日本は、どういうことになっているのであろうか。

総体的に言って、私が、この前に帰国した時(4年ほど前)より、日本人の経済状態は、悪くなっているということか。

私、今回の帰国で、いとこの家に「お邪魔してもよろしいか」と言って、本当に「お邪魔」した。しかし、その時、実際はいけないことをしたのでは?と感じた。

次回(おそらく来年)は、私が、どこかへ、ご招待しようと思っている。


カタール、フットボールW杯終る

2022-12-21 08:31:03 | 日記

カタールでのフットボールW杯が、終りましたね。

 
この大会は、開催前からいろいろ物議を醸し、懸念も様々にありました。
 
フットボールW杯は、普通、北半球での夏8月に行われます。この時期は、だいたいどこの国でも、フットボールオフシーズンですから、都合がいいのです。
 
しかし、このカタール、ただでさえ暑い国ですので、それは無理。それで、11月から12月にかけてという案で落ち着きました。しかし、そうすると、それは、どの国でもシーズン中ですから、一旦そのレギュラーシーズンの試合を中断しなくてはなりません。
 
それに、カタールは回教の国ですから、試合の有る無しに関わらず、ファンは、アルコールを口にすることができません。特にビール。これは、ファンにとっては、とても辛いことでし。
 
そのほか、このカタール、いろんな制約をかけてきました。回教という国家宗教が厳然とあるためです。
 
また、カタールは、もともと、フットボールなどというスポーツに縁のない国です。ただ、石油という天然資源を持っていますから、お金はあります。
 
そこに、W杯を持ってこようというのですから、いかにも荒唐無稽な話です。しかし、7年ほど前に、いろんな手練手管を使って、W杯の開催権をもぎ取りました。フットボールの世界総括団体であるFIFAは、かなり腐敗しているという話ですから、お金さえあれば、そういうことは可能です。
 
でも、砂漠の真ん中みたいなところに、超近代的で、壮麗にして巨大なフットボール競技場をいくつも建てたのですよ。
 
必然的に、幾多の労働者を、外国のどこかから寄せ集めてきて、働かせました。そのやり方が過酷だと言って、このW杯をボイコットしようとした国さえありました。
 
それにしても、これらの立派な大競技場、大会後、どうなるのでしょうね。観衆がほとんどいないガラガラの競技場で、カタール国内の試合をやるんでしょうか。
 
そんな中で始まった、このカタール大会、当初の懸念をよそに、試合そのものは、なかなか観ごたえのあるものでした。
 
グループ予選のはじめ、優勝候補の一つであるアルゼンチンが、事もあろうに、サウディアラビアに負けるという椿事が起こりましたが、そのアルゼンチン、なんとか持ちこたえて、予選を1位で突破しました。
 
私、11月は日本にいましたので、全試合観たわけではありませんでしたが,やはり佳境は、ベスト16の一本勝負になってからでしたね。
日本はこの段階で、クロアチアに負けてしまいました。PK戦。私、PK戦になったら、日本に勝ち目はないと密かに思っていました。御免。
 
ベスト8のブラジル:クロアチアはいい試合でしたね。ブラジルのエース、ネイマーが、後半に、同点となる1点をねじり込んだのは、さすがだと思いましたが、結局、PK戦でクロアチアに軍杯。クロアチアは、このようにPK戦となると強いです。ネイマーが、試合後泣いていたのが印象的でした。
 
決勝戦は、フランスvsアルゼンチン。フランスは、前回のW杯を取っていますし、私、アルゼンチンに勝って欲しかったのです。そして 結果的に、追いつ追われつの接戦、30分の延長戦の後、PK戦で、アルゼンチンが36年ぶりの優勝。両軍、エースストライカーの、ムバッペ(仏)、メッシ(亜)が期待通りの大活躍、実にいいゲームでした。アルゼンチン、本当におめでとう。
 
この後、選手は皆、それぞれ、自分が所属するチームに帰り、またその国のリーグ戦を戦う訳です。
 
ところで、皆さん、上述の、ムバッペ(フランス)、メッシ(アルゼンチン)、そしてネイマー(ブラジル)が、ある1チームの同僚であるということをご存知でしたか。フランスのPSG(パリサンジェルマン)がそれです。
 
この3人は、現時点で、いずれも世界トップに位置するストライカーです。そんな3人が、1チームの中にいたら、皆さん、「すごいなー」と思われるかもしれませんが、とんでもない。フランスフットボール界に取っては、大いなる損失です。
 
だって、そんなチームだったら、毎年悠々と優勝してしまって、「フランスのフットボールって面白くない」ということになるではありませんか。
 
その原因は、「お金」です。
 
PSGの持ち主は、Tamim bin Hamed といい、 the Emirという称号を持つ Qatar人です。なんでも「 Qatar Sports Investments」という団体があって、それがすべてのことを取り仕切っているのではありませんか。要するに、フットボールはビジネスだというわけです。
 
じゃ、ヨーロッパの他の国はと思って調べてみましたところ、スペインは、似たようなもので、レアルマドリッドと、バルセローナが突出。ただ、2チームあるだけマシというところです。
 
イタリアとドイツは、そんなに悪くありません。
 
そこへ行くと、私の住んでいるイングランドは、非常に面白く、優勝を狙えるチームが、いつも6チームくらいあります。
 
そのどこが勝ってもおかしくはありません。ですから、いつも戦々恐々。
 
シーズン終盤戦の4月、5月頃になると、さてどこが勝つんかなと思って、ゾクゾクしてきますね。数年前、レスターという弱小のチームが、当初から波に乗り、優勝をかっさらってしまいました。
要するに、平幕優勝ですね。フランスでは、こんなの、とても無理、無理。
 
さてここまで書いてきましたが、私の本当に好きな球技が、他にあるんです。
 
野球です。

ああ、疲れました

2022-12-13 20:47:14 | 日記

英国の一昨日は、例年になく早い雪でした。とっても綺麗、でも寒い。

日本4週間の旅を終えて、英国に戻って来たのが、この1日。

それから12日が経ちましたが、私、人生で、これほど「疲れ」を覚えたことはありません。

私、過去に経験したことのない年齢に達してしまったんですもの。

まあ、これまでに帰国した時も、すべて生まれてから初めて経験する年齢であったという点では同じことでしたが、今度ばかりは、さすがに応えました。

何しろ、来年の2月で78歳になるのですから、それも宜なるかなというところでしょうか。

帰ってから、「した」といえば、食べることと寝ること。

加えて、好都合なことに、フットボールのW杯がありましたから、どんな試合でも、しっかり観ました。ただ、途中で「居眠り」することが多かったですが、そんなの気にしない、気にしない、。

私、この頃、自分に殊の外「甘い」のです。

こういう時、私、これまでならば、本を読むとか、アイロン掛けをするとか、いわゆる「ながら族」を決め込むのが普通なのですが、今回ばかりは「何しろ、こんなに疲れているんだから、」という言い訳がありましたから、時々居眠りしながらも、しっかりフットボールを観ました。

ただ、日本もイングランドも、接戦であったとはいえ、負けてしまいましたね。

さて、今回の日本旅行、。

最初の頃に、現金カードを失いそうになったという大失態はありましたが、それ以外は順調に、すべての日程を終えました。

皆様の温かいご支援のおかげです。

終盤の圧巻といえば、88歳の姉に会ったこと。お二人の良い娘さんが支えて下さっています。神戸須磨区名谷在住。私4人の兄姉で唯一の生存者です。

その姪の一人、「おじさん、日本に帰ってきて、名谷に住まはらへん?」

名谷は、比較的新しい住宅地。その所為でしょうか、電柱がなく、緑もあり、スッキリした良いところです。

今回の旅行で感じたこと。

その前に行ったのは、2019年の春でしたが、その時に比べて、日本国民の生活が、総対的に「逼迫」しているのでは、ということでした。

京都では、まあ、綺麗なところを多く見ました。

しかし、そんなことばかりしていたのではなく、大阪の西成にも行きました。大阪は京都の正反対、格好をつけない分、なんでも美味しくて安い。

私、それはそれで、良いと思いました。

まだ、姉がいますから、彼女に会うためだけにでも、また来年、日本に行くと思います。いつかそのうち、などと言っていますと、いつになるかわかりませんので、まず、来年です!!

今回、お会いできなかった皆様、ごめんなさい。次回には是非お会いいたしましょう。、

次回は、もう少し余裕を持って、日本滞在を楽しもうと思います。

何しろ、私、その時は、もう78歳なのですから。


日本に行ってきました。

2022-12-05 16:22:58 | 日記

この12月1日(木)、やっと、日本から、ロンドンの自宅にたどり着きました。24時間くらいかけて、。

 
でも、もうクタクタ。
 
ちょうどその日、サッカーW杯、日本vsスペインの試合があって、TVのスイッチをいれましたが、すぐに眠ってしまい、日本が勝ったことは、後からわかった次第。
 
それから2、3日経っていますが、スーツケースは、開けたものの、玄関におきっぱなし。まあっ、いいか、。
 
帰宅後、すると言えば、とにかく、「寝る」こと。
 
今日は日曜日。やっと、身体はほぼ平常に戻りました。おかげさまで、。
 
今回の帰国は、実に3年半ぶり。私が、もう少し若ければいいのですが、目下、何しろ77歳と10ヶ月。来年2月で、78歳になります。
 
ですから、この夏、急に思い立ち、「今、行っとかないと、いつ行けるか、分からへん」。
 
飛行機切符を予約したのが、この7月。日本航空でしたが、その頃は、まだ、安かったのです。14万円くらいでしょうか。
 
綿密な予定を立て、それを、逐一こなしていくのに腐心しましたが、まずまず、これと言った失敗もなく。
 
ただ一つだけ、それも、日本に着いて2日後の土曜日にありました。今思い返しても、ヒヤヒヤものです
 
その日の午前中に、京都中央郵便局で、現金を5万円引き下しました。その時、私自分のカードをATMの機械のどこかに置き忘れたままにして、場を去ったのですね。
 
いつもは、「どこにしろ、場を去る時は必ず振り返ること」という鉄則を守っているのですが、その時ばかりは、それをしませんでした。滋賀県で、私のために歓迎パーテイがあり、それに気を取られていたのでしょうね。
 
そのパーテイ会場に着いてからしばらくして、何気なく自分の財布を見たら、なんと、カードがないではありませんか。
 
私、慌てました。結局、そこにいても、埒があかないので、京都駅に戻り、隣接する中央郵便局に急いで駆けつけました。
 
すると、朗報が待っていたのですよ、大朗報が、。その私のカードが置き去りになっているのを見つけられたお方が、それを郵便局に届けてくださったのですね。
 
私の失態の見返りに、いろんな良い偶然が重なり、カードが戻ってきたというわけです。
 
それが日本でのことであったのが一つ。これは大きいです。また、土曜日の出来事でしたが、中央郵便局という大きな郵便局であったこと、また、カードのないことに気づくのが早かったこと、等々、。
 
私、喜び勇んで、滋賀県のパーテイに再度合流いたしました。皆様には、ご迷惑をおかけしましたのでね。あれで、カードが見つからなかったらと考えると、ぞーっとします。
 
でも、この一事を除けば、あとは、まずまず順調でした。行ったところと言って、京都を基点にし、滋賀、仙台、東京、修善寺、名古屋、大阪、熊本、神戸、、。
 
JRの全線定期を持っていましたので、もっともっと行けましたが、この歳では、ご一緒くださるお方がおられないと、ちょっと無理です。
 
日本では、食べるものが、何であっても、まあまあ美味しいこと。そして、そんなに高くもありません。
 
私、日本料理というのは好きですね。実に芸がこまかい、神経が行き届いている。日本の庭園もしかり。
 
ただ、いつもいつも、高級なものばかり食べていたのでなく、庶民的だけれど、美味しいものというのもいただきましたよ。
 
大阪には何度か行きました、特に西成。そして新世界。大阪は、何につけても実質的。気取ったところがなく、安くて美味しい。大阪フィルの本拠地が西成にあるのには驚きましたね、ちょっと。
 
終盤のは、神戸にも行きました。88歳の姉がいるからですが、その二人の娘さんにもお会いし、実に楽しかったですね。須磨区の名谷に住んでいるんですが、ここは、比較的新しいところあって、緑が多く、また、嬉しいことに、電柱がないんです。気に入りましたよ。
 
上の姪っ子、「おじさん、日本に帰ってきて、名谷に住まはらへん?」ですって。
 
私、日本は好きです。だから、このようにして、時々帰るんですが、ちょっと疲れます。まあ、都会に限ったことでしょうが、ゆったりしたところが、あまりありませんのでね。
 
それに、大きな駅とか、バスの中とかで聞かされる、過剰アナウンス。何か子供に言っているみたい。親切心からなんでしょうか。
 
東京では、浅草に滞在。そこで観た、寄席は結構面白かったですよ。次回は、大衆演劇に挑戦しようと思っています。
 
日本で見かけなかったものがあります。落書きと空を飛ぶ鳥です。
 
落書きがないのは嬉しい、。鳥がいなかったのは、時節柄なのかもしれませんね。
 
最後に。
 
今回の帰郷では、いろんな人にお目にかかり、色々とお世話になりました。ありがとうございました。またお会いいたしましょうね。