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カタール、フットボールW杯終る

2022-12-21 08:31:03 | 日記

カタールでのフットボールW杯が、終りましたね。

 
この大会は、開催前からいろいろ物議を醸し、懸念も様々にありました。
 
フットボールW杯は、普通、北半球での夏8月に行われます。この時期は、だいたいどこの国でも、フットボールオフシーズンですから、都合がいいのです。
 
しかし、このカタール、ただでさえ暑い国ですので、それは無理。それで、11月から12月にかけてという案で落ち着きました。しかし、そうすると、それは、どの国でもシーズン中ですから、一旦そのレギュラーシーズンの試合を中断しなくてはなりません。
 
それに、カタールは回教の国ですから、試合の有る無しに関わらず、ファンは、アルコールを口にすることができません。特にビール。これは、ファンにとっては、とても辛いことでし。
 
そのほか、このカタール、いろんな制約をかけてきました。回教という国家宗教が厳然とあるためです。
 
また、カタールは、もともと、フットボールなどというスポーツに縁のない国です。ただ、石油という天然資源を持っていますから、お金はあります。
 
そこに、W杯を持ってこようというのですから、いかにも荒唐無稽な話です。しかし、7年ほど前に、いろんな手練手管を使って、W杯の開催権をもぎ取りました。フットボールの世界総括団体であるFIFAは、かなり腐敗しているという話ですから、お金さえあれば、そういうことは可能です。
 
でも、砂漠の真ん中みたいなところに、超近代的で、壮麗にして巨大なフットボール競技場をいくつも建てたのですよ。
 
必然的に、幾多の労働者を、外国のどこかから寄せ集めてきて、働かせました。そのやり方が過酷だと言って、このW杯をボイコットしようとした国さえありました。
 
それにしても、これらの立派な大競技場、大会後、どうなるのでしょうね。観衆がほとんどいないガラガラの競技場で、カタール国内の試合をやるんでしょうか。
 
そんな中で始まった、このカタール大会、当初の懸念をよそに、試合そのものは、なかなか観ごたえのあるものでした。
 
グループ予選のはじめ、優勝候補の一つであるアルゼンチンが、事もあろうに、サウディアラビアに負けるという椿事が起こりましたが、そのアルゼンチン、なんとか持ちこたえて、予選を1位で突破しました。
 
私、11月は日本にいましたので、全試合観たわけではありませんでしたが,やはり佳境は、ベスト16の一本勝負になってからでしたね。
日本はこの段階で、クロアチアに負けてしまいました。PK戦。私、PK戦になったら、日本に勝ち目はないと密かに思っていました。御免。
 
ベスト8のブラジル:クロアチアはいい試合でしたね。ブラジルのエース、ネイマーが、後半に、同点となる1点をねじり込んだのは、さすがだと思いましたが、結局、PK戦でクロアチアに軍杯。クロアチアは、このようにPK戦となると強いです。ネイマーが、試合後泣いていたのが印象的でした。
 
決勝戦は、フランスvsアルゼンチン。フランスは、前回のW杯を取っていますし、私、アルゼンチンに勝って欲しかったのです。そして 結果的に、追いつ追われつの接戦、30分の延長戦の後、PK戦で、アルゼンチンが36年ぶりの優勝。両軍、エースストライカーの、ムバッペ(仏)、メッシ(亜)が期待通りの大活躍、実にいいゲームでした。アルゼンチン、本当におめでとう。
 
この後、選手は皆、それぞれ、自分が所属するチームに帰り、またその国のリーグ戦を戦う訳です。
 
ところで、皆さん、上述の、ムバッペ(フランス)、メッシ(アルゼンチン)、そしてネイマー(ブラジル)が、ある1チームの同僚であるということをご存知でしたか。フランスのPSG(パリサンジェルマン)がそれです。
 
この3人は、現時点で、いずれも世界トップに位置するストライカーです。そんな3人が、1チームの中にいたら、皆さん、「すごいなー」と思われるかもしれませんが、とんでもない。フランスフットボール界に取っては、大いなる損失です。
 
だって、そんなチームだったら、毎年悠々と優勝してしまって、「フランスのフットボールって面白くない」ということになるではありませんか。
 
その原因は、「お金」です。
 
PSGの持ち主は、Tamim bin Hamed といい、 the Emirという称号を持つ Qatar人です。なんでも「 Qatar Sports Investments」という団体があって、それがすべてのことを取り仕切っているのではありませんか。要するに、フットボールはビジネスだというわけです。
 
じゃ、ヨーロッパの他の国はと思って調べてみましたところ、スペインは、似たようなもので、レアルマドリッドと、バルセローナが突出。ただ、2チームあるだけマシというところです。
 
イタリアとドイツは、そんなに悪くありません。
 
そこへ行くと、私の住んでいるイングランドは、非常に面白く、優勝を狙えるチームが、いつも6チームくらいあります。
 
そのどこが勝ってもおかしくはありません。ですから、いつも戦々恐々。
 
シーズン終盤戦の4月、5月頃になると、さてどこが勝つんかなと思って、ゾクゾクしてきますね。数年前、レスターという弱小のチームが、当初から波に乗り、優勝をかっさらってしまいました。
要するに、平幕優勝ですね。フランスでは、こんなの、とても無理、無理。
 
さてここまで書いてきましたが、私の本当に好きな球技が、他にあるんです。
 
野球です。


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