今日は、なんだかとても寂しいでした。
テムズ川沿いを散歩しましたが、ある一つのことばかりが頭をよぎり、楽しくもありませんでした。
それと言いますのも、昨日、近所の通りを歩いていると、写真入りの張り紙があり、それが、私の知っている人だったからです。
それによりますと、その方、この14日から、行方が分からないとの事。
Wさんとおっしゃるご近所の英国人で、まだ、40代後半ではないでしょうか、奥さんと小さい2人のお子さんがおられます。
見る限り、元気はつらつという感じのお方で、愛想もいいし、そんな「行方不明」になるような方のようには見えませんでした。家の中のことは、全て自分で改装され、庭の手入れもよく行き届いていますし。
しかし人間ってわからないものですね、。
私、英国人の友人があり、偶然にも、その方が、この行方不明者のお母様をご存知でした。
要するに、その私の友人は、Wさんのご家族全員を知っておられたのですね。
早速、友人、Wさんの他のご家族のお一人に問い合わせてくださいました。ただし、お母様ではありません。
英国中部にお住いのお姉さまです。
そのお姉様によりますと、Wさん、ここ一年ばかり、大変落ち込んでおられ、おそらく、もうこの世にはおられないのでは、ということでした。
Wさん、「皮膚癌」を持っておられ、その進行したもの、それが要因なのだそうです。末期症状の皮膚癌。
この14日に、Wさん、行方不明になられる直前に、いろんなところに、「遺書」を送られていたそうなんです。
それから4日後の今日までに、まだ彼の遺体がどこかで見つかったわけではありませんし、100%そうだとは言い切れませんが、まあその可能性は非常に高いでしょうね。
あ〜あ、。
ただ、私がWさんの立場にあれば、まず、自殺なんていうことはしませんね。トコトン生きようと思います。
死んでいく自分はいいかもしれませんが、残される家族のためにです。特に小さな2人の子供のために、。
Wさんの家、経済的な問題ないとは思いますが、これから、奥様は、小さな子供2人を抱えて、前途多難です。
因みに、上述、彼のお母様も自死されました。数年前、入水自殺。