
春の雪、おおごとにならずによかったですね。
さて、昨日のことですが、梅根性という言葉があることを知りました。
ふつうの辞書には載っていないようです。
今はたぶん死語なのでしょうが、古い本には出ているといいます。
梅は漬けても焼いても酸っぱさを失わない。
そこで、しつこくて、なかなか変わらない性格のことを梅根性というのだそうです。
たしかに、いますね、意地ばかりはって他人の意見に耳をかさない人。
意固地な性格というのでしょうか。
周囲が、そうだね、と納得できることなら、それでもいいんですけどね。
些細なことにピントがずれた拘り方されると、またか、とうんざりします。
梅根性に対して柿根性、そういう言葉もあるそうです。
こちらは、渋い柿がすぐ甘くなるような、変わりやすい性質のこと。
よくいえば融通が利く性格というところでしょうか。
梅根性、柿根性、昔の人はなかなかうまいことを言うものですね。
おまえは梅だから酸っぱすぎるぞ! あんたは柿で甘すぎるよ!
体罰指導より、やはり言葉で指導したほうが文化的です。
あなたは梅か柿かどっちでしょうか?
誰しも両方の性質を併せ持っているのでしょうが、どっちの要素が勝っているか。
わたしは柿ですね。
融通無碍の境地になりたい、常々、そう思っていますので。
でも、なかなかそうはなれず、自分の意見に固執することも多々あります。
些細なことには柿、肝心なことには梅。
たぶん、そういう根性が理想的なのでしょうね。
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