
と書けば、豪快な生き方をする人を思い浮かべます。
文字からして天を破るほどの荒々しいイメージがあるからです。
わたしはてっきりそんなふうに思っていました。
あなたはどうでしょうか。
たぶん、あなたもそう思っているのではありませんか。
7割近い人がそう思っているそうですから、そちらの可能性が大。
天荒というのは未開の土地のことなんだそうです。
昔の中国では、官吏の登用試験である科挙という制度がありました。
最高位の課程では競争倍率が数千倍になることもあったといいます。
それだけ難しいので、ある土地では長いこと合格者が1人も出ませんでした。
そのために、その土地は「天荒」と呼ばれていました。
ところがある時、ついに合格する者が出て、「天荒を破った」のです。
つまり、誰もやれなかったことがやれた・・・・が「破天荒」というわけです。
言い換えれば、前代未聞のことをやった、ということなのでしょう。
ふ~ん、知らなかった・・・・でしょ。
わたしも若い頃、破天荒な人生に憧れていました。
でも、誰もやっていないことをやってやろう、と思っていたわけではありません。
だから、完全に誤用していたわけですね。
わたしの憧れていたのは、今思えばむしろ「波瀾万丈の人生」でしょうか。
もっとも今は、波瀾万丈、前代未聞、破天荒・・・・みんなおよびじゃない。
ただただ平穏無事、日々是好日、の人生が最高です!
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