
わたしの人生、何事も中途半端で、これといって他人様に自慢できるものがありません。
これではいかんなあ、いかんぞ、いかんいかん・・・・と反省したのが40代の頃。
以来、何か一つことを見極めようと日夜努力・・・・せずに古稀を迎えてしまいました。
茶道、華道、歌道、仏道、武道、柔道、剣道、武士道・・・・。
色々な道があり過ぎて道に迷います。どうせなら誰も行ったことのない道はないものか。
僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る・・・・うん? どこかで聞いたぞ。
IT道というのはどうでしょう? あるいはパソコン道と言ってもいいですけど。
パソコンを使う時には、まずパソコンに二礼二拍、拍は忍び手で。
それから電脳神への祝詞を奉ります。高天原にまします電脳神よ、とかなんとか。
でも、所詮道具ですからね。道具の道を究めてどうする?
下手の道具調べ。あれこれと道具を整えることにこだわる者は仕事が下手だということ。
IT道はやっぱりやめましょう。
古稀を記念して、古稀道と行きますか?
これはまだ誰も考えたことが無い、どういう道かというと嘘古稀道。
嘘も中途半端な嘘ばかりで過ごして来たのを反省し、古稀を機にまともな嘘の道を究める。
これなんか古来稀なる道、かなり行けそうです。
道なき道をかきわけて・・・・けっこう老後の運動になりそうでもあるし・・・・。
そうだ、いっそ、老道というのはどうでしょうか。
超高齢化社会。正しく老いる道を教えることは社会的にも必要です。
道教と云うのがありますが、これは仙術を学んで不死の身となるためのもの。
今の世の中、不死では若者が困ります。といって早死にするのも何だかねえ・・・・。
そこで正しい老い方、まっとうな死に方を一生懸命に考える。
バカなことばかり考えるな。
でも、愚行を究めるより、愚考を究めたほうがまだマシでしょう。
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