ひさしぶりに知人の男性に会って話をしていたら、男女のことに話が及びました。
といっても艶っぽい話ではありません。
男のように理屈にもならない理屈をこねないから、女はいいね、というような話です。
現役の頃、男ばかりの会議などでも、ぐだぐだ言ってなかなかものごとが決まりません。
その点、女性はあまり理屈っぽいことはいわずに、とにかくすぐに決めて実行に移ります。
考え抜くというより、好きか嫌いか、いいか悪いかでものごとを進めるようです。
男は、それを理屈ではなく感情で決めている、と思うわけです。
かなり昔のことですが、「ダメなものはダメ」と断固言い放った女性党首がいました。
そんなのは理屈になっていないではないか、と云うのはたいてい男たち。
ところが、ダメなものはダメ、というのは感情ではなく立派な理屈です。
たとえば、ダメなものがダメでなかったり、いいものが悪かったりしたら困るじゃないですか。
そこを男たちは理解していないのかもしれません。
正しいことは正しい・・・・こういう云い方は同語反復で、一見、何も言っていないように見えます。
でも、正しいことが正しくないとしたら、大問題でしょう。
論理学の初歩には、かならず、AはAである、という命題がでてきます。
AがAでなくBだったりしたら、理屈は成り立たないということです。
正しいことは正しい・・・・これは論理的には常に真の命題です。
それを理屈に合っていない、という男のほうがよほど理屈を知らないというわけです。
とはいっても男と女の考え方の筋道には天と地ほどの差があるような気がします。
真意はわかりませんが、昔、女は子宮でものを考える、と云った人がいました。
それじゃ、男はどこでものを考えるのか・・・・ほとんどは珍歩でものを考えているでしょう。