limited express NANKI-1号の独り言

折々の話題や国内外の出来事・自身の過去について、語り綴ります。
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逢ってみたい彼女

2016年10月23日 11時25分33秒 | 日記
話して見たい人がいます。聞いてみたい人がいます。遠くて近い国に。その人の評判は、日本において「不快指数100%」と言っても過言ではありません。外遊先での「告げ口外交」や「公式発言」は大抵、私達日本人を不快にさせます。テレビ画面に現れるだけでも「また何か・・・」と疑心暗鬼に陥る人。彼女の名前は「朴槿恵」。韓国の大統領です。彼女は、足のつま先から頭の天辺まで「反日」に浸かっているかのように見えますが、内心はどうなのでしょうか?心の奥底では、どう考えているのか?一人の人間としての発言を私は聞きたいと思うようになりました。今は、一国の舵を取る大統領ですから、心の奥底は微塵も見せませんが(そうなったら別の意味で大変です。大統領を殺す国ですからね。)彼女の本音をぜひ聞きたいと言うのは、些か突飛な考えでしょうか?
ここで、時間を巻き戻して見ましょう。「朴槿恵」は、意外と日本に縁が深いのです。正確に言えば、彼女の父親と日本はある決断に関係しているのですが、その決断が今も両国に溝を生じさせる遠因になっているのですから、皮肉なものです。1965年、日韓両国は「日韓基本条約」を締結します。この基本条約において「両国間の請求権は完全かつ最終的に解決した」と記しました。韓国が日本に対して請求出来ないだけでなく、日本が韓国に投資した資本及びインフラ・個人財産などに対して日本も韓国に請求出来なくなっています。そして、韓国に経済協力の名分で当時としては破格の支援を行い、それが韓国の経済発展の切り札となりました。日本は、国際裁判と言うプロセスを経て代償を支払い、すでに義務を終えているのです。この条約を結んだ当時の韓国の大統領は、誰あろう「朴正煕」。現在の韓国大統領「朴槿恵」の父親です。軍事クーデターで政権を握った彼は、反日運動を戒厳令で抑え込み、日韓国交正常化に踏み切ったのです。反日と言う「理念」より経済と言う「実利」を選択した行動には、戦いに勝つか負けるか、戦闘力重視の現実的組織集団出身の軍人「朴正煕」だからこその英断だったと思います。後に彼は銃弾に倒れ暗殺されますが、「実利」を取らなければ、今日の韓国は無かったでしょうし、サムスンもヒュンダイも他の財閥も、今日の発展は望めなかったでしょう。1974年、朴大統領の母親である「陸英修」が暗殺された事件後、留学先のフランスから呼び戻され、父のそばでファーストレディ役を務めます。1979年に父である朴正煕暗殺事件の際の第一声は、「休戦線は大丈夫か」であったそうですが、両親を共に暗殺された衝撃はさぞ辛かったろうと思います。それから、彼女が政界にデビューするまでの間、大統領職は軍人から文民出身者に替わっていくのですが、軍人時代「反日運動」は比較的穏やかでした。(と言うか、首尾良く抑え込まれていたと言うべきでしょうか・・・)1993年の民主化以降に生まれた「金泳三」政権以降、「反日運動」は過熱し、国是となって行きます。「歴史の正しい立て直し論」は、日本の教科書の記述にまで及びました。そして、こうした異様な「反日」を主導したのは、メディア(知識人)でした。彼らが「反日愛国」「民族主義」を繰り返し強調することで、竹島や慰安婦・強制徴用の問題を「人道的な問題だから、条約では解決できない」と言い出しました。悪い言い方になりますが「いつでも追加で賠償請求できる」と言い換えているのです。黙々と代償を支払い、請求権は条約によって完全かつ最終的に解決済みにも関わらず、自分の都合を理由に40年経ってから「まだ足りない」と言われたら、あなたならどうしますか?そうした、私たちの「常識」が一切通じない国が韓国です。
しかも、韓国は現在、内も外も実利重視で、とにかく金・金・金の日常です。彼女が、他国で「告げ口外交」の傍ら「貿易」や「投資」の話を積極的に進めているのは、韓国の伝統思想からすれば「卑しい行為」に当たります。「卑しいけれどお金は欲しい」と言うのは、一見すると矛盾することではありますが、矛盾をかなぐり捨てても拝金主義に走らざるを得ない理由があるのです。韓国のGDPの35%は、サムスンとヒュンダイの財閥2社が占めていますし、貿易依存度は驚異の96%!!(ちなみに日本は27%前後です)サムスンがヒュンダイが赤字になれば、総崩れ状態なのです。ギャラクシーノート7の発火問題は、サムスンにとってと言うか、韓国にとって致命傷以上の大問題なのです。極端とも言える経済の偏依存構造と貧弱な内需。彼女が必死に外遊先で貿易協定や投資を持ちかけるのは、背に腹は代えられないお家の苦しい事情があるのです。しかも、韓国が世界貿易で稼いでも、その半分以上を「日本に引き渡している」との指摘もあります。(部品や特許使用料などで)対日貿易は戦後一貫して赤字ですし、中国に人件費で抗えず、先端技術で日本に遠く及ばないと言うジレンマにも陥っているのです。彼女の心中はどうなっているのでしょうか?日本に「助けて」と間違っても言えない立場。安倍総理が韓国語で挨拶しても、握手すらしない外交姿勢。火の車の自国経済。彼女は何処へ行こうとしているのでしょか?
そんな彼女も、昨年ある「決断」をしています。2015年12月28日の日韓外相会談で結ばれた「慰安婦問題日韓合意」です。書面こそ交わされていませんが、安倍総理との電話会談で、「慰安婦問題を含め、日韓間の財産・請求権の問題は1965年の日韓請求権・経済協力協定で最終的かつ完全に解決済みとの我が国の立場に変わりないが、今回の合意により、慰安婦問題が「最終的かつ不可逆的に」解決された」ことを彼女も確認し、自国民に対して談話を発表しています。この合意については、まだ完全に軌道に乗ったとは言いかねる部分が多くありますが、父親に劣らぬ「英断」と言えるのではないでしょうか。彼女の評価はまだこれからですが、人間「朴槿恵」の本音はどうなのでしょうか?職を退いた後でも構いません。彼女の真の姿と真意を聞きたいものです


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