limited express NANKI-1号の独り言

折々の話題や国内外の出来事・自身の過去について、語り綴ります。
たまに、写真も掲載中。本日、天気晴朗ナレドモ波高シ

通院加療

2017年02月09日 13時53分40秒 | 日記
私は、2週間に1度「通院・加療」を続けながら暮らしている「精神障害者2級」の認定を受けている「障害者」である。見た目は一般の人とさして変わらないが、服薬と通院による加療は欠かせない。今日は、降雪による影響を避けるべく、いつもより1日早い通院になったが、最近の就職活動の疲れを和らげるべく、点滴の量が倍になり処置室での休息も長くなってしまった。看護師さん達も私の顔を診ただけで「体調の良否」が分かるので、ある程度の回復が目に見えて分かるまでは「拘束」を解こうとしない。何しろ「私が最悪の状態で危機に瀕していた頃」を知っている方々ばかりなので、どう誤魔化そうとしても無駄である。「あなた、また何かあったでしょう?!」クリニックへ入るなり処置室へ「強制連行」されてしまうこともままとしてある。
「心に問題がある」と診断されて、もう17年が経過した。服薬と入退院を繰り返した時期はひと昔前になったが、一般的な日常生活と勤務に差し支えが無くなるまでには、随分と長い間「暗中模索」が続いた。インフルエンザなどは「体内に入り込んだウイルス」をやっつければ「完治」となる。特効薬も「タミフル」や「リレンザ」がある。しかし、心の病は「脳内の回路」に問題生じて、様々な症状を併発すると言うもの。特効薬と呼べる薬は「10人10色」になる。私には有効な薬剤でも、Aさんには「合併症」を伴うものだったり、Bさんには劇的に効果があった薬剤でも、私には「強烈な副作用」を伴うものだったりする。心の病に対する薬剤は、膨大に種類があるが、その中から「自分に最適な薬剤の組み合わせ」を見つける作業は、息長く根気強く取り組まなくてはならない。入院中と自宅療養中と社会復帰後でも、薬剤の組み合わせを変えていく必要がある。そうやって日々を積み重ねた17年間であった。私の「予後」については「不変」と言う結論が出ている。残念ながら「完治」は望めないと言う事になる。今後も症状を観察しながら服薬と、通院加療を継続しながら人生を歩むことになる。
何故、こんな人生を歩む事になったのか?「引き金」を引いた上司と会社に怨みは無いのか?入院中に医学生や看護学生を相手に、何度もこの事について話したものだが、怨みつらみからは「何も生まれない」し、私が発症した時点では社会的な認知度も低く、例え法廷闘争に持ち込んだとしても「勝てる見込み」は皆無に等しかった。それより何より「これからをどうやって生きていくか?」の方が大事だと思い、ひたすら前へ進むしか無かった。入院中に知り合った女性達の中には、自らの手で命を絶ってしまった人が何人もいる。彼女達は生きたくても生き抜けなかった。私の双肩には「そうした彼女達の人生」もかかっている。そう思って、思い続けていかなくてはならないのだ。私とて決して強くは無い。自傷行為に及んだ事もある。でも、その度に生き抜いて今日に至っている。多分、彼女達が「まだ先がある。私達の思いを果たして」とこの世に送り帰しているように思う。社会の片隅でひっそりとではあるが、私は今日も生きている。今はそれで充分だ。これからの世界をしっかりと見届ける「任務」を背負って私は今日と明日を歩んでいる。

今日は、雪が降っています。





もやがかかっていますが、




普段はこんな感じ。




条件が揃えば塩尻峠ごしに八ヶ岳も見えます。


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