limited express NANKI-1号の独り言

折々の話題や国内外の出来事・自身の過去について、語り綴ります。
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縛ればいいものではない

2017年01月30日 13時05分35秒 | 日記
「残業はあってはならない労働」だ。政府は、法律で上限時間を設定して規制しようとしているが、経団連が「繁忙期は100時間を認めて欲しい」と時代錯誤的な要求を出すなど、時間の「縛り」について攻防が続いている。そもそも、残業を認める事自体が誤りではないだろうか?いくら法で規制しても、企業側は必ず「抜け穴」を見つけて、組合と談合して「長時間労働」を従業員・パートを酷使する。組合が無ければ、青天井かつ雪だるま式に「残業」は膨れ上がり続け、常態化していく。「電通の悲劇」を繰り返さないためには「残業は違法労働」と定義して、「規制ではなく全面禁止」にするべきだ。どうしても残業が必須と言うならば、雇用を増やして1人にかかる負荷を分散するしかない。いや、そういう方向に持っていかなくてはならない。かつて、私も「8・8勤務」と言うヤツで散々な目にあった。8・8勤務とは、様々な言い方があるが、要するに日勤と夜勤で24時間操業をすることである。1直で12時間勤務をするのだから、肉体的な疲労は慢性的に無くならない。通院しようものなら「睡眠時間」を削るしかない。定期的な通院と投薬・点滴処置が欠かせない「精神障害者」である私には、そもそも無理な勤務体系であった。(障害手帳も持ってます)しかし、現場は何ら考慮することなく「そんな話聞いてない!納期を守れないなら辞表を持って来い」と恫喝されたものだ。日本では「残業をしてなんぼ」「休出の回数で評価が上がる」と言う悲しい風潮が根深く息づいている。人の生死より残業や休出が優先されてきた。こうした「負の風潮」は中々消えないし、消去るのは容易ではない。だが、電通での「事件」はこうした「負の風潮」は、誤りだと告げている。「残業はあってはならない労働」。働き方改革を謳うなら、残業時間の総量規制ではなく「全面禁止」を定めて欲しい。私も、違法な残業と休出で体を壊してしまった身である。私と同じ苦しみを味わう人が増えて欲しくないし、無くなって欲しい。さらば「残業」。

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