化け猫のひとりごと

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先輩のにゃんこの話。②

2018-09-19 23:00:54 | 日記
二匹のうちの古いほうのにゃんこは、建て替えの間与えられたおそとの犬小屋ならぬ猫小屋を無視して、ご近所のあちこちでいろんな名前をもらって数件の飼い猫もどきになり何不自由なく暮らしていたらしい。
まだ1歳になったばかりの小にゃんこは3段のカラーボックスを横にしてバスタオルをたたんで小さな毛布を置き、上に庇になるようベニヤ板を置いただけの仮の猫小屋でおとなしくお留守番をしていた。
家族が引っ越しした先が、まっさらのマンションだったので、猫は連れていけなかったから。
一日1回ご飯を上げに行くと、寒い冬のさなか、必ず待っていてくれた。(30年前、ホッカイロはなかった気がする)

3か月ほどで家は出来上がる、ということで、我慢を強いていたのだけど、ある日小にゃんこが、自分のテリトリーからかなり離れたマンションまで訪ねてきた。
朝早く猫の鳴き声がする、とばーちゃんが雨戸をあけると、なんとそこに小にゃんこが!
にゃんこのおうちからマンションまで、結構な車の通る道を2本超えてこなければならない。よくまあ事故も起こさず来られた…
ばーちゃんは涙ぐんじゃったんだって。にゃんもそう思う。


おうちが出来上がって、にゃんこの自由に出入りのできる戸口もあって、幸せいっぱいのにゃんこ…のはずだったのに。
小にゃんこがずっと体調悪くなって食事もあまりとらなくなり・・・
急いで医者に連れて行くと・・・にゃんこエイズにかかっていた。表に置いていた間にのらにゃんこにかじられての感染だったみたい。

週一度の通院で注射を打ち、薬を飲みながら、でも可愛いことに、「お散歩いこう」と誘うと、ひもは付けず家のあるブロックを一回り付かず離れず塀の上や垣根の中を並んで歩く。
それくらいの元気を保てる病状で5年間生き延びた。

10匹以上飼った中で一番かわいい猫だったと、お葬式もちゃんとやりお墓も持っている唯一の猫ちゃんだ。
じいちゃんの遺影の隣にその子の写真だけ飾ってある。

先輩猫の中で一番印象にある猫のお話でした。

先輩のにゃんこの話①

2018-09-19 22:18:42 | 日記
うちの家族はみんな猫好きで、いつもいつも猫はいたみたいにゃ。
にゃん以外はみんな男の子で、にゃんが事故起こすまでみんな出入り自由の内外猫だった。

古いうちを立て直すときには2匹の白黒にゃんがいた。
年上の子は片目のしっぽ長。硬めの毛がぴっちりした4足の白靴下猫。
若い子は緑の目のふわふわ長毛白黒猫。靴下もハイソックス。賢くてとても愛らしい子だったみたい。
ばーちゃんは勝手にイギリス猫キムリックだと思っていたって^^

その子はお買い物の帰りに公園で人だかりしていて、覗いてみると真ん中にいた。
息子と眺めていると急にちかづいてきて、息子のズックの上にちょこんと乗り、おててをむねのまえにしまってゴロゴロ。
そっと抱き上げるといい香りがした。

「これは飼い猫よ。近くの子?」でも皆黙っていた。
「迷子だね。どこの子か知らない?」皆黙っていた。
「寒いから連れて行ってあげよう」
誰も黙っていたので、拾って帰ってきた。ということだった。

じーちゃんは誘拐だといつもばーちゃんのことを非難していた。
でも、来た時からうちになじんだ子はすぐに家族に可愛がられ、すっかりうちのこになった。

その直後のおうちの建て替え・・・





にゃんこナマズ

2018-09-19 18:44:05 | 日記
にゃは地震が大っ嫌い。
数年前の東日本大地震の時。
ばーちゃんが午後の国会中継を見ていた時だったにゃ。

言い知れぬ不安で背筋じがぞーーっとして、急いで、パソコンに向かっていたばーちゃんのお膝によじ登り、爪を立てて胸にしがみついた。
「痛いよにゃん、どうしたの?」
夢中でしがみつくにゃんの異常さに、ばーちゃんがびっくりしたその時、もう一度背筋が凍るような”ピコーンピコーンピコーン”という警告音。

テレビに赤い文字が浮いて間もなくゆーーらゆうーーらゆーーーーーらがちゃぐちゃごっとーーんばさばっさーんと今まで感じたこともない揺れが来た!!!
初めのゆうーらはめまいかな?。2度目のゆうーーらはでかい地震だぞ!!。三度目のゆーーらでにゃんを片手で抱きながら事務椅子を滑らせて、タンスや本箱が倒れてこない窓際に行き、ガラス戸を開け、柱にしがみついた。
窓が開いたとき、にゃんはベランダの室外機の隙間に潜りこんで、真っ暗になっておかーさんに引っ張り出されるまで震えていたにゃ。

南関東の東京そばのここは、震源地からはすごーーく離れていたのに、震度6弱というばーちゃんの生涯初めての揺れだったらしい。
幸い本棚の本が数十冊零れ落ちたのと、にゃんの汲み置き飲み水がジャバジャバこぼれたくらいの被害で済んだ。

その後のことはテレビでずーーっとやってる通りだけど、にゃんが警告音よりかなり早い反応だったのは、今でも家族の皆に褒められる。
にゃはそれから「にゃんこナマズ」の称号がもらえた^^

にゃんこオリンピック

2018-09-19 18:06:35 | 日記
にゃんは垂直とびがすごい。
大好きなふわふわ羽根のおもちゃを天井からぶら下げ、どのくらい飛べるだろうと試されたことがあったけど、うちの天井は2m40くらいか。
にゃんは若かったときには1m80以上届いた(と思う)
でも、この間テレビを見ていた時、天井にタッチするつわものがいた!

このまえの20m以上の綱渡りのらちゃんも、2階ベランダまで瞬間垂直のぼりするにゃんこも近所にいる。
そういうにゃんこを集めてオリンピックしたら面白いだろうにゃ。
名付けて「にゃんこオリンピック」

黄色ちゃんのこと

2018-09-19 10:42:41 | 日記
にゃんは黄色いやつが大っ嫌い。
ほんとはにゃんが、ばーちゃんがおねーさんに買ってあげた猫だったのに、おねーさんは小さい時、塾の帰りに黄色を拾ってきたちゃった。
それからは、にゃんもおねーさん(おばさん?)猫になっていたし、確かに黄色はすごくかわいかった。
そのせいでおねーさんはにゃんのこと忘れて黄色のおねーさんになっちゃって、にゃんはいつのまにかばーちゃんのねこになっちゃたのにゃ。
それだけだったらこんなに嫌いにはならなかも知れなかった。
なのになのに酷いセクハラ!

にゃんのひがみかもしれないけど、黄色はすごく物覚えは悪いし運動神経も鈍い。そのうえどうやら目も見えにくいみたいで、階段は落ちるしベランダの手すりは何度も落ちそうになってる。
そのくせ少し大きくなってきたら、なんとにゃんに言い寄ってきたにゃ。大ピーンチ!
冗談じゃにゃい!にゃんは事故のせいで避妊したおばさん猫なのににゃんてこと!。

ばあちゃんはさすが!にゃんの窮状を察知しておかーさんに黄色の去勢を提案。
どうにか収まりはついたけど、それでももうそばに来ないで状態だ。

その黄色ももうおじさんの年齢。
最近は寝ていることが多いので、ふっくらほっこり、きれいな毛並みとまあるい体形は、みすぼらしい化け猫にゃんにはうらやましい限り。
真夜中に出くわすと、ヤツの目は真っ赤。ばーちゃんの大々大っ嫌いな蛾の目を思わせる。
それに対してにゃんはいまだにきれいなエメラルドのような深い緑色のお目目。
5月生まれのばーちゃんがいつまでもかわいがってくれているのもそのせいかもにゃ^^