にゃんの生きた証！（続）

普段お掃除の時でも、細いホースを突っ込んで適当に済ませているテレビ台の下に押し込んである小さな机を引っ張り出し、ぐちゃぐちゃコードの埃掃除。
すると出てくる出てくる＠＠にゃんのゴールしちゃった洗濯ばさみやキラキラぽわぽわした可愛いモールの球やスーパーボール。
それに、ばーちゃんがずっと探していたきれいな帯留め！

「にゃんが楽しく遊んだ証拠だね。でもみつかってよかった。
じいちゃんとのお出かけがなくなっちゃったからずっとお着物着なかったからわすれていたわ。
秋になってお出かけできるようになったら、にゃんも一緒にお着物着てお出かけしようね」

そのあとも箪笥の隙間やパソコン台の周りや下も掃除機で吸い取っても、にゃんのゴールしちゃったおもちゃは出てきても、コントローラーは見つからず。

「あとはこの箱の中になければきっとゴミ箱におっこって捨てちゃったんのかもね・・・」
ばーちゃんはそう言って消しゴムやクリップや画びょうのような小物の入った小さな箱を下ろして中身を見たら・・・
細くてかわいいコントローラーが！

「え？ボタンがあんなにある冷風扇のコントローラーがこんなに小さいの？え～～～～！」
ばーちゃん力いっぱい驚いて、細っこい小さなコントローラーをしげしげ眺めてた＼(^o^)／

「みっかってよかったにゃ」
「うん。でも、このごっちゃごちゃのごみと書類、片づけないとお昼寝もできないんだよね（　＾ω＾）・・・」
「みんなすてちゃえば？」

「そだね・・・なんとなくもったいないっていうのはこの際目をつぶって**；」
そう言ってばーちゃんが最初に捨てたのが古くて色あせたにゃんの首輪2本＞＜
赤い花柄がにゃん気に入ってたんだけど、それに黒いつやつやの首輪も・・・＞＜

なのに、ごみ箱から拾い出してお机の上に戻してる＠＠
「もうちょっとだけ取っておこう」

汗をぽたぽたたらしながらお昼ご飯も食べないでお片付け。
やっと大きなごみ袋いっぱいにあちこちに押し込んであった、いらないお手紙や使わない布などをどんどんすてて、
「これでいるものまで捨てちゃったりしちゃうんだよね。でも、もうみんないらないことにする。」

やっと何とか片付いてぐったり横になっちゃった。

ばーちゃんだいじょうぶ？

にゃんの生きた証！

あんまり暑くって、ばーちゃんとうとうクーラーつけちゃった＾＾
でも、ばーちゃんクーラーあんまり好きじゃないんだよね。
それで、おかーさんに頼んで、倉庫から冷風扇をだしてもらったの。

お部屋の、にゃんの寝床の置いてあったところにおいてさっそくスイッチオン。
さやさやと涼しい風が吹いてきて、
「な～んかクーラーより健康的な気がしない？」
誰もいないから、にゃんに言ったの？

お背中でうんうんって相槌を打つと、ばーちゃん満足そうにお窓を開けてドアも開けてクーラー切って、にゃんのだーい好きなまあるいお椅子でのーびのび＾＾
テレビをつけてのんびりゆったり。

「あれ、コントローラーどこにしまったっけ？」
以前にゃんがひっくり返しちゃったテレビの後ろのガラクタ入れを見たりパソコン台の上の箱の中を見たり・・・。

「去年どこにしまったのかなぁ」
ばーちゃんまったくおぼえていないんだって＞＜

さーあ大変。コントローラーないと、いちいち立って行って、たくさんあるスイッチをポチポチ押さないと・・・
いちいちなんて面倒すぎ。
ばーちゃん本気で探し始めたんだけど・・・
（続く）