いじわるな「おはよう」

「おはよう」
ばーちゃんがいつものピンクの寝床にいる黄色の頭をなでて朝の挨拶をしたら、お口だけ開けて『にゃ』とお返事。
最近の黄色は全然うるさくなくって、変な声でにゃぁにゃぁ鳴く季節もなくなってきたみたい。

昔にゃんにまとわりついてちょっかい出してきたのは、五つも年上姉さんのにゃんがそれでも「かわいい女の子」に見えたのかにゃ？

下に降りていくとき、黄色もおり始めて、のろくさばーちゃんの前に出て蹴飛ばしそうになった時。
いじわるばーちゃんが、さっと抱き上げて2－3段上に置きなおし。

黄色はすこしかんがえて、今度はゆっくりおり直し。
でも、そこから2－3段降りても、階段の曲がり口じゃない。

あれって顔して、もっとゆっくりおりながら壁に体を添わせてやっと安心して降りた。
普段はトントン素早く一気に降りてたけど、あれって慣れで、階段の数を数えて降りていたのにゃ。ね？
ほんとうにおめめがみえないんだなってかわいそうになっちゃった。

もう、にゃんはいじめないにゃ。
仲良くしてあげるにゃ、手遅れだけど・・・