蝙蝠散歩の続き

左に曲がった道のずぅ～～っと先で、緑色かったり黄色っぽい赤になったり、赤くなったり。
あれが信号って教えてもらったけど、内緒なんだけど、にゃん、本当は色ってよくわかんないのにゃ。
お花や葉っぱも、生け花のお手伝いはしてるけど、においだけに興味があるのにゃ＾＾。

歩きながらいろんなことを教わったけど、おうちに帰るころにはみんな忘れちゃうけど＾＾にゃ。
（ばーちゃんとほとんど一緒でしょ？。お歳もほとんど一緒だもん＾＾）

ばーちゃんの歩みが急に遅くなったにゃ。
「どしたの？もうつかれたの？」
「違うの。その先におおっきなクロわんわんがいるでしょ？。あのわんわん、鎖も紐も付けてない。
前のほうを歩いているおじさんだかおねーさん、太い綱を丸めて持ってるけど・・・。
ばーちゃん犬キライなのに、あんな大きな犬が放し飼いのお散歩なんて、怖くって先に行けないもん＞＜」

ほんと。大きいまっくろ犬が、ベロ～～んって舌を出してはっはっは！
つながれてなくって、自由気ままにあっちこっちうろうろ。
にゃんも犬はこわくって嫌い＞＜。

ゆっくりのろのろ、やっと信号のところまで来たのに、渡る方が赤くって待つことに。
わんこも信号渡りみたいで、おじさんだかおばさんに頭叩かれてお座り。

渡ったそこがコンビニだったけど、そこで犬に紐をつけて立ててある車止めに引っ掛けて人は中に入っちゃった。
紐は長～～いから、ばーちゃんが入ろうとするところまで伸びてきそう。

端っこのほうからするっとお店に入ってちょっとだけほッ。
おじさん？おばさん？はすぐ出てっちゃったから、違う道に行ってほしいな、ってカミサマにお願いして、ばーちゃんお買い物。

アイスをいっぱい買って、
「さ、帰りは急ぐわよ。溶けないうちにおうちに帰りましょ」
なんだかおんなじ道をそのまま帰るの？って文句を言おうと思ったら、
「にゃん、お空見て。真っ赤っかなすごいきれいな夕焼けよ。」
大口空いた大きなお魚が、火を噴いてるみたいなすごい真っ赤な雲！。

いっつもベランダから、お月様やお星さま、流れ星や地震雲見ろって言われても、よくわかんなかった。
けど、今日の夕焼けは見えたにゃ。ということはにゃん、色盲じゃないかも＾＾。

お空を見ながら、ばーちゃんから夕焼けの色が変わることを教わって、急いで帰るの忘れちゃって、ちょっと紫に代わるまで見ちゃったにゃ。
ばーちゃんったら、アイスを持ってることを思い出して大慌て＾＾ワハハだよね。
ということで、これからもあっつい間は夕方のお散歩になるみたい＾＾。


にゃん、黄色いばらが好き＾＾（色もわかる＾＾）

蝙蝠散歩(*^-^*)

夕方、ばーちゃんが急にお出かけ準備！？
え？ほんとにいくの？まじ？
にゃん、お玄関出るまで信じられなかったにゃ＾＾。

「さ、行こ」
ばーちゃん小さな手提げだけ持ってお玄関出ると、
「にゃん、おうちを出たら、右に行く？左がいい？」
「え？にゃん右ってわからない」
「あ、そうか。右って、にゃんが朝、お顔お笑うときお手々ぺろぺろするでしょ？最初になめる方。
お顔きれきれする方が右手で、お耳の後ろをきれきれする方が左手。
初めにぺろぺろするおてて上げてみて」

にゃんが最初にぺろぺろするお手々を上げると
「そ。そっちが右手。右に曲がると線路のある道にぶつかるの。左に曲がると、信号のある大通り。
今日はどっちに曲がりたい？」

「じゃあ、今日は左」
「わかった。じゃあ左のコンビニに行こう。」
そういって歩き始めて10歩。「あっ」
ばーちゃん小走りにおうちへの道にもどってっちゃったにゃ＞＜

・・・なんだ、やっぱりお出かけなんて噓だったんだ＞＜
にゃん😠に怒ってさっさとお背中離れてお二階のベランダまで飛んじゃった（´・ω・｀）

でも、ばーちゃん、鍵のしまったお窓こんこん。
カーテン開けておとーさんがお顔を出して「？」
おかーさんもお顔だして鍵をあけて「なに？」
「マスク忘れちゃった。手提げの中に一つも入ってなかったの」

おかーさんがすぐとって来てくれて、ばーちゃんマスクをすると
「さ、ほんとにお出かけじゃ～～」

え？そだったのか・・・。
にゃん急いでまたばーちゃんのお背中に逆戻り、やっとわくわく＾＾。

「で、どこいくの？」
「特にご用はないから、テキトーにお散歩。
左に曲がるとまっすぐ行った信号の道にコンビニがあるから、アイスでも買ってきましょ＾＾」

気持ちいい夕風がさやさや。
お散歩って、サイコー＼(^o^)／＾＾