ずっとお家でぐづぐづくすぶってたばーちゃんが、ひっさしぶりにお出かけ。
最初はおうちのお買い物のためにお車に乗せてもらって、衣類のお店・一番おっきな生鮮食品のお店・古くって倉庫みたいな乾物やティッシュのような雑貨の強いお店を、順番に巡って山ほど買い込み、ばーちゃんが内心、
（こんなに買うのなら、ゴロゴロしていたんだから、値上げする前の9月末にまとめ買いしておけば少しは安かったのに・・・。）
ほんっとに、なんでもかんでも高くなっちゃってて、ばーちゃんとうとう自分の物は、今まで手を出さなかったC国産の煮豆の袋３個だけ。
だって、国産だと同じような袋が、１３８円くらいだったのが１５８円(´・ω・`)
C国産のものは一袋８８円のまま。
食べて見なければ違いは分からないけれど、C国嫌いばーちゃん、きっともう、煮豆はあきらめる食材になっちゃうだろうななんだって。
衣類屋さんでも、気になって取り上げたものがほとんどC国産。
肩をもって裾を合わせるとどれもねじれている、洗濯ばーさん泣かせの物。
畳む時、酷いものは脇線が５－６センチ以上ずれていて、そのまま畳むことができないのにゃ＞＜。
だから結局ばーちゃんは、『見てるだけ～～』
お家に帰るとほぼ３時。
お空が半分青空で、あんまり雲は厚くない。
お車を降りるときに、思い立ったようにばーちゃんが言い出したのが、
「お隣の駅前銀行に行かなくっちゃ。」
今日は金曜日。今日のうちにお金をうごかしておかないと、引き落としできないかも・・・なんていって・・・。
お車止めてお荷物運びだしてたので、いまさら（駅前まで送って）なんていえないばーちゃん。
お玄関に入って、ひとまずおトイレに行き、杖をもって、悲壮なお顔で
「いってきまっす！。」
風は強めで、日差しはなく、お出かけにはちょうどいい陽気かも。
雨さえ降らねばお出かけ日和＾＾。
ばーちゃん、心の中で
（ばーちゃんは強運の晴れ女＾＾。帰るまで降らないよ～～だ(*^-^*)）
わっせわっせ歩いてちょっと疲れたころに、いつも一休みのにゃんこのいるおっきなお店に着いたんだけど、今日は中に入らずお外のお椅子でチョット一休み・・・。
のはずが・・・。
ばーちゃんの座った場所は、広い公園の端っこで、公園の先には大通りがあって、向かいのお家は高くても５階から１０階くらいのビル。
だから上を見るとお空がず～～っと広がっていて、お家のベランダから見るお空の何十倍だろう？っていう広さなのにゃ。
そこに、３時過ぎたら飛んでくるヒコーキが２分弱の間隔でどんどん飛んでくるのが見えちゃったのにゃ。
ばーちゃんの《一休み》が、大好きなヒコーキのせいで、いつまで続くんだろにゃ＞＜。
にゃんも一緒にお空を見上げていたんだけど、お家から見えるよりもおっきく見えて、シッポの真っ赤なヒコーキや、胴体がきれいな黄色の飛行機、お日様が当たってキラ～んと光る飛行機・・・。
「見てて飽きないのはわかるけど、早く銀行に行って御用をかたずけないと、本当に雨に降られちゃうよ。」
にゃんにせかされて、しぶしぶ立ち上がったばーちゃん。あきらめきれずにお空を見上げながら歩くもんだから、人とぶつかりそうになったり段差を踏み外したり・・・。
でも、公園を抜けてお空が狭くなると、やっと諦めて普通に歩き始めたにゃ＾＾。
世話のやけるばーちゃんにゃ。
無事に御用を済ませておっきなお店まで戻ると、ばーちゃんあんよが攣っちゃって、お店の中に入ってお薬飲むため飲み物買って一休み。
でも、お店に入るころにはもう青空がなくなっていて、いつ雨になるかわからない空模様になっちゃったんだよにゃ＞＜。
で、ばーちゃんも少しせわしなく飲み物を飲んじゃうと、本屋さん巡りもにゃんこも見ないでお外へ。
おそとは日差しは全くない夕方。でもそんなに遅いわけないから、やっぱり雨が降るかもなんだよにゃ。
ばーちゃん、杖を持つときは傘を持たないんだから、早く早く。お空なんて見てたって、もうヒコーキも雲の中で、音だけになっちゃったでしょ？。
ばーちゃんもわかったようで、すたこらさっさの、実はよちよち早歩きでお家を目指して、一休みなしでおうち到着。
おかーさんに、
「降られなくって良かったね」
って言われたときに、網戸越しの風邪がさあ～～っとカーテンを巻き上げ、急にバラバラバラっと雨が降って来たのにゃ＾＾。
「なんてったって、チョー晴れ女ですからね＾＾。」
ばーちゃんがまじめに得意がってたけど、おかーさんもあきれて
「まったく！ほんとなんだから・・・」
そんなわけで、無事御用は済みましたとさ。(*^-^*)終わり。