次の朝は思った以上にいいお天気で、早起きとーさんがカーテン開けると高曇りの薄青空^^。
昨日のお天気予報だと、曇りのちにわか雨だったんだよにゃ^^。
(実はおねーさん強列な雨女。じーちゃんばーちゃんが晴れ系だったのに、おねーさんが付いてくると十中八九土砂降りはいいほう、台風や、春なのに桜吹雪とブリザードが一緒、みたいな・・・^^
四国・広島に行った時なんか、ずっと雨にたたられたばかりか、台湾ボーズに巻き込まれて、フェリーも道路もヒコーキも電車もストップ。広島に立派なお宿がとってあったのにどうにも動けずで、突発一日コースのタクシーの運転手さんにお任せで、暇つぶしの普段あまり人の行かないマイナー観光場所や焼き物教室、果てはその日のお泊りのビジネスホテルまでお世話になっちゃったことがあったにゃ。にゃん、知らんけど^^)
そんなわけで朝も朝の素敵なバイキング。
普段主食をあんまり食べないばーちゃん、
「歩くんだから食べて」
のおかーさんにせっつかれて、小さなお稲荷さん一つにおかずてんこ盛り^^。
そこにおかーさんがこもりのごはんと温泉卵持ってきて、目の前にド~~ン!
そだよね。食べなくっちゃ・・・
というわけで、温泉卵の卵かけに、鮭とあるものごはんに乗せてパクパクお口に。
心配したほど持ってきたいろんなおかずも薄味だけどとってもおいしい。
にゃんもお隣りからちょいちょいお口を出して、鮭卵かけのごはんをちょいちょいっといただきー\(^o^)/。
お部屋に戻って荷物を整理すると、今日も盛りだくさんの観光だって。
本当はもう一泊したかったんだけど、おねーさん明日急なお仕事で、4連休がダメになっちゃったみたい><。
早速今日は『道の駅巡り』じゃ~!。
蘆ヶ久保っていうところに行こうとしたら、ナビくんあっちもこっちも道路工事のしるしだらけで大渋滞マーク(´・ω・`)
おとーさんの経験で違う道に入ると、ナビ君だんまりで、画面に道がなくなっちゃったにゃ😞
でも何とか目的地にはついたけど、相変わらず駐車場は車とバイクがびっしり><。
ようやく止まる場所見っけてお店に入ると、小さなお店で、外にお野菜いっぱい!
小さな田舎の単線私鉄駅前道の駅。
お店の品、特に野菜・果物・お花がめっちゃ安!
ここは売り物より人が多くね?みたいなお店の中。
おかーさんのかごにばーちゃんのお土産入れて一緒に買ってもらうことにして、ばーちゃんお花選びにお外に出たら・・・
あれ?お花選べないじゃん。
さっきバケツにこんもりあったお花がもう南天の束といじけた小菊だけ?
一束残っていた菜の花と山茶花という地味な花束と、ずっしり重い南天の花束選びしているうちに、小菊も終了・・・
先に取っておかないばーちゃんがドジ^^ってにゃんが言ったら、まけずきらいばーちゃん
「あれはこじれていたからいらないっ!」
おうちで活けた南天。半分でこれだけってすごいでしょ?^^
ちょうど行列先頭にいたばーちゃんに渡してまたお店のお外で待つことしばし。
あの後もどんどん車とバイクが入ってきて、なんでこんな小さな道の駅がこんなに混むんだろう?って思ったら、
「この先が工事中で、かなりの渋滞らしいから、みんなここから戻るんじゃないですか?」
え~~まだお昼前なのにもう帰るの?・・・
でもうちは、予定を変更で、別ルートでどっかに行くらしいにゃ^^。
どっかってどこだろう?
そのあとの道は、対向車とも会わず、バイクも来ない、落ち葉の散ったくねくね山道。
ナビ君だんまりで、お車は、真っ白いところをひたすらあっち向きこっち向き。
そのうちピンクの道に戻ったら、ナビくんぺらぺらうれしそう^^。
「どこいくの?」
「関八州見晴らし台」
「それってどゆところ?」
「お山の高いところで、360度見渡せる自然の展望台。大昔、ばーちゃんとじいちゃんが夕べお泊りしたところから、てくてく歩いて行ったところなんだって」
にゃん、てくてく歩いて行ったって言ったから、平らな道なのかと思ったら、山登りしたり谷に降りたり、半日かけて『縦走』だったんだって@@
縦走って、さっきナビ君が黙っちゃった山道よりも山ん中上り下りするんでしょ?ぎょえ!
おしゃべりしているうちに、道路のわきにちいさな草地。
そこが山に登る人の車置き場?。
おとーさん上手に狭い車置き場に車止めると、みんなでお昼のごはんや敷物やばーちゃんの椅子をもってさあ出発。
ばーちゃん普段履きの革靴だよね?だいじょうぶ?
確かに一番歩きやすい古革靴。
のぼりはじめてすぐにツルツル岩に足を取られて、杖にすがって足の位置を変えたり。
雨がなかったから、岩場を外れた草や枯葉のほうが滑らない。
上から降りる人を避けたり、下からくる人に先に行ってもらったり。
ばーちゃんが諦めずに、車で待っていなかった理由は、昔、山道から『道路に出たらあと5分』
そういう案内書に書いてあった通り、縦走の最後の詰めがらくちんだったことを覚えていたから^^。
そんな山道を3・4倍掛けて上り詰めると、上は360度見張らせる(といっても木の枝越しの所もあるけど)展望台^^
お天気が良ければ関東平野一望なんだけど、山の上は曇り><。
まあ、いい空気を吸って、おいしい?おひるごはんをたべて・・・^^
思いもかけず、昔の山女体験を呼び戻してもらったばーちゃん。心配したより元気に登れたけど・・・
さあ・・・あの急坂、下りにつかまる岩や立木のない道。杖を頼りに降りられるのか;++;
ご飯を早々に食べ終わり、予想以上に多い登山客がまだくつろいでいるうちにと、急いで撤収。
おりる順番を待って、後ろがまだ増えないうちにそろそろおり始め。
登るとき滑った岩の上を避け、落ち葉があるくぼみを慎重に選んで降りていくと、下から来たおじさんが、
「落ち葉は滑るよ。岩も滑るから気を付けて」
親切に教えてくれたけど・・・じゃあどこ降りよう\(~o~)/
前を下りていたおねーさんが、ばーちゃんが歩く場所づくりに、持ってきた杖代わりの枯れ枝で落ち葉はきはき。
土が見えるようにして足場を作ってくれたにゃ。
下から来た家族とすれ違う時、ばーちゃんの障害者印の赤い杖の札を見て、「何歳ですか?」
ばーちゃん咄嗟に「80です」
よっぽど余裕がなかったんだにゃ^^。いっつものばーちゃんなら『猫年はたちでっす^^」くらいに返したのに・・・
まあ、あれこれ言いながらやりながら、みんなに協力してもらって、思わぬ「登山」(大げさ~~)もできて、あとは帰路まっしぐら。にゃんもばーちゃんもねんねしちゃって、気が付いたらもうおうち。
おとーさんおかーさんおねーさん、今日もありがとにゃんでした。
終わり