永遠の課題。
「死」と正面から向かい合うテーマの本です。
終末期を迎える在宅医療の患者さんたちとその家族、
また、その看護師本人が癌で迎えた余命を、
どう過ごしたのか。
とても重いテーマでしたが、
この何でもない健康な「今の大事さ」を痛感しました。
自分はどんな死に方をするんだろう・・・。
と、不安もよぎりますが、
「これは自分だけじゃない!」と、言い聞かせながら読みました。
ただ、この時にどんな医療従事者にお世話になるかで、
ずいぶん違うことを知り、怖くもなります。
その、著者 佐々涼子さんの新刊が明日発売される!
・・・のはいいんだけれど、
現在、佐々涼子さんご自身が脳腫瘍で末期を過ごしていることを知り、
がく然としています。
新刊は、「夜明けを待つ」。
佐々涼子さん、私と同じ年だー。。。
他人事とは思えない・・・。
もうひとつ。
ホスピスでの悲喜こもごもと、
死を受け入れる人々の心の変化を描いた
「ライオンのおやつ」。
私はドラマで観ましたが、これもとても考えさせられます。
これは、泣いたなあ・・・。
生かされている私たちに出来ることは、
今を大事に大事に噛みしめて味わっていくことに尽きるような気がします。
だから、不機嫌な時間を過ごしたり、
諍いなどする時間は無いのですっ!
・・・でも、死ぬの怖いですよねー。
痛み・苦しみは嫌だよねえ・・・。
これは医療の技術と、普段の心がけしかないようですが、
ホスピスの看護師さんが言ってたことがあります。
「扱いにくい患者さんは、結構苦しむ人が多い」って。
怖っ・・・。
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