洋菓子の店ポワール
夜遅くであるとか、もうクタクタである、ということでなければ、
「?」的なものを見つけたら、チェックしないと気が済まない性分です。
先日も仙台市太白区(宮城県)を散策中、とある洋菓子店の貼り紙を見て、
チェックの虫が騒ぎ始めました。
「洋菓子の店ポワール」の窓ガラスに
「ドボス始めました」の貼り紙。
「ドボス」って何?
超気になりまして、躊躇なく入店しました。
親切なお店の方曰く、何種類かのパンを重ねたものなのだとか。
拝見すると、1つのお値段が120円でお手頃なので、2つ買うことにしました。
休憩の時のおやつにしようと思いました。
お会計を済ませ、ドボスの入った袋を持つと、ズッシリ。
1回では食べきれないと思い、自宅でいただくことにしました。
要冷蔵のドボス。
しっかり冷やして3等分に切り分けてみました。
パンが何層にも重なっています。
何とはなしに下の層から少しずつ食べていきます。
下の層はシロップがかけられているのか、しっとり甘いです。
食べ進めていくと、真ん中にピザパンが出てきました!
ピザソースとハムが挟まっています。
「???」
なんと斬新な!!
そしてあんこのパンとリンゴのパンが続いていて完食です。
すごい!本当に色々なパンが重なっています。
これは一体?
このようなパンは生まれて初めていただきました。
ピザソース(及びハム)とあんことリンゴ。
果たしてこれは口の中で調和するものなのか。
しばし、考え込んでしまいました。
そしてある食べ物を思い出しました。
それは「kazunori ikeda」のホワイトチョコレートです。
板ホワイトチョコの上にドライフルーツやグラノーラがのっかっているもので、
一口ごとに味や食感が変わるチョコレートです。
こちらのドボスも一口ごとに変化する味や食感を楽しむパンなのではないでしょうか。
よって、甘いパンの間には味覚を引き締めるためにお惣菜パンのピザパンが挟まっているのでは!
層ごとにいただけば、一切れで色々なおいしさを楽しむことができます。
そう考えますと、実に奥深いパンなのであります。
層ごとに食べる・・・
問題は上の層から食べるのか、それとも下の層から食べるのか。
人それぞれの楽しみ方もありそうです。
日本の食文化には、こういう食べ方もあるのですね。
ドボス。
立ち寄って本当に良かった。
仙台に住んでいなかったら、ウォーキングが趣味でなかったら、風景印を集めていなかったら、
こんな貴重な経験はできませんでした。
日本の食文化の奥深さを学ばせてくれた「洋菓子のお店ポワール」さんの「ドボス」。
一生忘れることはありません!
「ドボス始めました」
もしかして期間限定商品なのでしょうか。
機会があれば逃さないように。
そして皆さんだったら、どのようにしていただきます?
上の層から?
それとも下の層から?
それとも・・・