※こちらは10月に行った2泊3日の喜多方・会津若松旅行のレポートです。
2日目
7.天寧寺
近藤勇のお墓参りを済ませると、下山をするため天寧寺の方に向かいます。
天寧寺は応永28年(1422)、会津にきた傑堂禅師が11代芦名盛信の建立により創立した寺。
かつては会津曹洞宗の僧録司で、末寺33カ寺、12の寺院をかぞえました。
墓地には直木賞作家・早乙女貢氏のお墓があります。
氏は会津藩士4代目を自任し、『歴史読本』にて31年間『会津士魂』、『続会津士魂』を執筆されました。
また、こちらのお寺には戊辰戦争の責任者として切腹した会津藩の国家老・萱野権兵衛とその子、郡長正のお墓があります。
下山すると、再び飯盛山通りに出て、「会津武家屋敷」(福島県会津若松市)を目指します。
この辺りは「いにしえ夢街道」とも言い、竹久夢二の歌碑や会津藩主松平家墓所などがあります。
今回は1日半で回りましたが、会津若松は何度足を運んでも良い街だと思いました。
会津武家屋敷に到着すると、「郷工房古今」に直行し、
リンゴジュースをいただいて、休憩したのでした。(階段200段はさすがに疲れました。)
8.会津武家屋敷
休憩を済ませると、観覧券(850円)を買い、見学を開始しました。
会津武家屋敷は江戸時代の会津藩家老西郷頼母の屋敷を中心に、福島県重要文化財である旧中畑陣屋や数奇屋風茶室、
藩米精米所などの歴史的建造物が軒を連ねる屋外博物館(ミュージアムパーク)です。
私が訪れた時はちょうど「菊まつり」が行われていました。
まずは西郷頼母邸から。各部屋にはろう人形が置かれ、どのように使われていたかリアルに再現されています。
さすが、ご家老様のお屋敷であります。
九曜の紋をいただいた鬼瓦(右)は格式ある西郷家に許された特権だったそうです。
御成の間(左)は藩主が訪れた時に使用した部屋だそうで、正面の人形は会津藩主・松平容保公です。
御成の間など、大河ドラマ「八重の桜」の撮影でも使用されました。
藩米精米所の様子。
会津歴史資料館(左)や福島県重要文化財に指定されている旧中畑陣屋(右)など、見どころは実に多いです。
勉強になりました。
敷地内は美しい所がたくさんあり、思わず写真を撮りたくなります。ちなみにこちらは茶室。
見学を終えると、昼食のため「お食事処九曜亭」へ。
会津の伝統料理が味わえる「会津三昧膳」(1400円)を注文。
これぞ旅の醍醐味、と思いながら会津料理を堪能したのでありました。
左から順にご当地グルメの山菜わっぱ、伝統おもてなし料理「こづゆ」、
松平容保公が京都の守護職を終えた際に作らせたという「棒たら煮」、
山国である会津に暮らす人々の知恵から生まれた保存食「にしんの山椒漬」がメニューに含まれており、
良い旅の思い出になりました。おいしかったです。
御食事処九曜亭はとても雰囲気の良いお店なので、おすすめです。
今回の旅行ではご当地グルメを食することができたので、とても良かったです。(喜)
散策マップ
参考資料
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天寧寺 早乙女貢氏の墓誌
つづく≫