コツコツ歩き隊!

「麺や椒」でラーメンをいただいて「椒」の意味を学ぶ <札幌でランチ(90)>

只今、8月上旬に行った旅行の様子を紹介しておりますが、ちょっとここでラーメンのお話を挟みたいと思います。
結構、記事作成に時間がかかりまして、A5ノート3ページ分であります。
私にとっては大作。
明日はお休みをいただきます。


最近、「はて、これは何と読むのかな?」と思う看板を見かけます。 
こちらもその1つで、店名を知るために足を止めました。 



「麺や椒」さんであります。

山椒の椒。
はて、これの訓読みは何だろうか?
訓読みを知らないことに気がつきました。 
調べてみますと、

【音】ショウ
【訓】はじかみ、かぐわ(しい)、みね、いただき
【意味】①さんしょう(山椒)。はじかみ。ミカン科の落葉低木。
   ②かぐわしい。かおりが良い。
   ③みね。山のいただき。
(漢字ペディアより)

とありました。 

故に「麺や椒」の読み方は「めんやいただき」となります。
これ自体はお店の看板にも読み方が書かれているので、すぐ分かるのですが、こちらのラーメンを頂くと、実は店名に大きな意味を持っていることが分かります。

そんな訳で看板名に気を取られ、視線を下ろしたら、この看板があったのでラーメンをいただくことにしました。



こちらは「特選中華そば」(塩)。
ミシュラン二つ星を獲得した名店元寿司職人とのコラボメニューだそうです。



早速、実食であります。
このラーメンの最大の特徴は麺の舌触りであります。
なんて気持ちの良いこと!
なめらかでツルッとして、すすって口の中に入れるのが楽しくて仕方がありません。
これほどご機嫌な麺がありましょうか!



スープは初め透き通って見えますが、麺の下に濃厚なスープが隠れており、次第に濁っていきます。
塩味は控えめ。
その代わり、生姜などの香りが麺や具に絡みます。
旨味と香りでいただくラーメンなんであります。
よってレアチャーシューと鶏チャーシューも繊細な味付け。 
熱々で供されますが、暑い夏でもズバズバいけます。 
辛いものが苦手な方にも安心して食べてもらえるよう開発されたメニューなのかもしれません。



しかし、こちらのお店の本当のイチオシメニューは担々麺で、「香辛担担麺」、「濃厚担担麺」、「濃厚トマトチーズ担担麺」、「汁無しスパイス担担麺」が注文できます。
 
テーブルには紀州有田産「ぶどう山椒」の酢と漢源花椒の酢が用意されており、「椒」の辛さと香りを存分に堪能できるようになっています。

店名の「椒」とはまさしく「山椒」のことでありました。
また、このラーメンで山の頂すなわちトップを目指すということでしょうか。
店主の意気込みを感じます。 
次回は是非、担々麺 をいただきたいと思います 。

実によく考えられたラーメンと店名。
感心しました。 
あとものすごく勉強になりました。
ご馳走様でした。

※場所は上記の公式サイトでご確認を。すすきの、駅前通り、鴨鴨川のそばにあります。

<追記>
「椒」の意味を調べたら、「はじかみ」が出てきました。
はじかみとはなんぞやと調べたら、芽生姜の酢漬けで、よくあしらいとして焼き魚などに彩りとして添えられる、あのピンク色のものでありました。 
「矢生姜」とも書くそうです。
昔は、山椒や生姜など辛味のあるものは、全て「はじかみ」と呼ばれていたそうです。
「はじかみ」は赤い茎と白い根に分かれていて、食べ方のマナーとしては、真ん中あたりお箸で持って根の部分である白く柔らかいところを食べるとのこと。
また、食べるタイミングとしては、お皿の上の全ての料理を食べ終えた後に頂くのが正しいマナーなのだそうです。 

…。
本当に勉強になりました。
ありがとうございました。

<参考資料>
  • ちそう「はじかみ生姜の正しい食べ方は? 全部食べるとマナー違反?名前の由来なども紹介!」 
  • 瓢喜>銀座三丁目店「はじかみをご存知でしょうか?」

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