コツコツ歩き隊!

散策! 言問通り(7)

根津

休憩するタイミングを逃す時がよくあります。
日常のウォーキングの時は場を選ばず、ファミレスやファーストフード、公園など、
すぐ休める場所を利用するのですが、散策の時はちょっとした旅気分を味わいたいので、
何か特徴ある所を探します。
言問通りを歩いて根津(ねづ・東京都文京区)まで来た時も探したのですが、
根津は人気のある街。
せっかく見つけたカフェはどこも満席。
3日間かけて歩いた言問通りの2日目は結局休憩せずに歩きっぱなしでした。
(疲れたー。涙)
根津にはもうちょっとカフェがあってもいいんじゃないかと私は思います。

ウォーキングコース

 言問橋西交差点 → 浅草寺・浅草神社 → セキネベーカリー → 

 合羽橋道具街 → 入谷・鶯谷 → 寛永寺橋 → 日展会館 →

 旧吉田屋酒店 → 玉林寺 → 弥生美術館・竹久夢二美術館 → 本郷弥生交差点

 ※距離 total 8.88km (寄り道を含めて)
赤字は今回歩く所です。
※歩く場所の地図はこちら。(Googleの地図です。)

 ウォーキング開始!

9.弥生美術館・竹久夢二美術館

玉林寺の千代の富士関像を見て、言問通りに戻るとすぐ、文京区に入ります。
「森鴎外生誕150年」と書かれた街路灯タペストリーが風にゆらめきます。

そう言えば、根津には森鴎外ゆかりのものがありました。
千駄木の森鴎外記念館は完成したでしょうか。
いずれまた谷根千を散策することとしましょう。
根津駅を通り過ぎ、弥生坂を上っていくと道の両脇に東京大学の校舎が見えてきます。
こちらは以前、「散策!根津駅から東京ドームシティ」で取り上げた場所。
「弥生式土器発掘ゆかりの地記念碑」のある場所でもあります。

詳しくは下記の記事をご参照下さい。
散策! 根津駅~東京ドームシティ(1)

今回は以前からぜひ訪れてみたかった「弥生美術館・竹久夢二美術館」に立ち寄ることにしました。

弥生美術館とは。
弁護士・鹿野琢見によって創設された私立美術館である。
戦前の叙情挿画家高畠華宵のコレクションを基にしており、
高畠の作品をはじめとする明治・大正・昭和の挿絵画家によるレトロ ・浪漫な作品が蒐集・展示されている。
同創設者による竹久夢二美術館が隣接している。
(ウィキペディアより)

とてもユニークな美術館だと思いました。
でも良い美術館だと思います。
私が訪れた時は『伝説の劇画師 植木金矢展』が行われていました。
(終了しました。)
劇画として見ていた作品を一枚の絵として見ると全く違う味わいがあります。
描かれている人物は今何を考え、何をしようとしているのか、どんな性格なのか、
よく分かり、とても生き生きとしています。
また背景の描写も見事で、臨場感たっぷり。
その場の空気の温度や匂いまでもが伝わってくるようです。
こうした画力のある絵を小さい時から見て育った子供たちは、
美しいものを見極める力を自然に養ったに違いありません。
漫画と言えば、快く思わない人が今も昔もいることでしょうが、
本当に素晴らしい作品は知識の詰め込みだけでは得ることのできない、
「美」を鑑賞する力を培ってくれることでしょう。

劇画の魅力に気づかせてくれた企画展。
すっかり弥生美術館のファンになってしまいました。
竹久夢二美術館も併設されており、非常に内容の濃い展示となっています。
根津を訪れたら、ぜひ立ち寄られるべきかと思います。

利用案内、企画展等の詳細については公式HPにてご確認ください。
弥生美術館・竹久夢二美術館公式HP:http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

10.終点

弥生美術館を出ると言問通りの終点はすぐです。
本郷弥生の交差点の所で言問通りは終わりです。

ただ、交差点を渡れば、まだ道は続きます。
樋口一葉ゆかりの地や源覚寺(こんにゃくえんま)など見どころもあります。
東京ドームシティや小石川後楽園にも近いので時間や体力に余裕があれば、
そのまま進まれると良いでしょう。

お土産 ・ ポチ袋


ファンシーグッズの元祖は大正ロマンの画家・竹久夢二の店から登場するのだとか。
大正3年、夢二が東京日本橋に開店した「港屋絵草紙店」では、
夢二がデザインした千代紙や半襟がなどが売られ、
当時の少女たちの心をつかんで放さなかったのだそうです。
弥生美術館・竹久夢二美術館では、夢二がデザインした絵柄を用いたグッズが売られています。
当時の少女たちだけでなく、私も夢二のファンシーグッズのとりこになってしまいました。
真に素晴らしいものは時代を超えて人々に感動を与えるものです。
私、何とかしてこの素晴らしいものを自分の生活に取り入れようと、
ものすごく真剣に考えた結果、「ポチ袋」を買いました。
いつどこでこれらのポチ袋を使うか分からないですが、
ここぞ、という時に使ってみたいですねぇ。

評価

  • バラエティー 
  • 運動量    
  • 休憩場所   

言問通りは実際にウォーキングして分かったのですが、非常に楽しい道です。
寄り道する所はたくさんありますし、お土産も買えますし、
街の雰囲気も色々で飽きることがありません。
ただ、あまり寄り道をすると1日では歩き終わらないので要注意です。(笑)
「コツコツ歩き隊!」的にはイチオシの散策コースです。


どなたが投票して下さっているのか分かりませんが、本当にありがとうございます。これからも頑張ります!

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