≪前回からの続き
永田町をウォーキングしよう!
東京都千代田区永田町(ながたちょう)。
この地名は永田馬場に由来し、
かつて永田姓の旗本が軒を連ねていたことにちなんで、
名づけられたのだそうです。
長かったこのシリーズもいよいよ最終回です。
ウォーキングコース
コースは地図で確認できます。こちらへ(Google Mapが開きます。)
ウォーキング開始!
12.国会前庭洋式庭園(地図:16)
和式庭園の北隣には、洋式庭園があるのですが、
適当な所に横断歩道がないので、遠回りをして洋式庭園に入ります。
(地図のコースとちょっと違う。汗)
しかし、洋式庭園にはいくつか見どころがあるので、ぜひ入ってみて下さい。
<時計塔>
三面塔星型となっており、立法・行政・司法の三権分立を象徴しています。
また「百尺竿頭一歩を歩む」ということわざの努力の上にさらに努力して向上するの意味から、
百尺(30.3m)より高くした31.5mに設定されました。
(標識板より)
<日本水準原点>
全国の土地の標高を決める基準点です。
東京都指定有形文化財となっています。
<ハナミズキ>
米国政府から寄贈されたハナミズキが真っ赤な実をつけ、紅葉していました。
13.憲政記念館(地図:17)
洋式庭園のすぐそばにあります。
憲政記念館は、1970年(昭和45年)にわが国が議会開設80年を迎えたの記念して、
議会制民主主義についての一般の認識を深めることを目的として設立され、
1972年(昭和47年)に開館しました。
国会の組織や運営などを資料や映像によって分かりやすく紹介するとともに、
憲政の歴史や憲政功労者に関係のある資料を収集して常設展示するほか、
特別展などを開催しています。
(パンフレットより)
写真右は「憲政の神様」と言われた尾崎行雄の銅像。
憲政記念館の前身は尾崎記念会館でした。
議場体験コーナー。
絶対国会議員にはなれないと思うので、こちらで議員になったつもりで座ってみました。(笑)
演壇にも立ちました。(首相になったつもりで。笑)
議員バッジの展示や憲政功労者(大物政治家)のスピーチを聴くこともできます。
こちらに伺って幕末以降の政治について改めて勉強しなおしたいなぁ、と思いました。
(でもねぇ、なかなか時間がとれないんだよねぇ。涙)
14.茱萸坂(地図:19)
憲政記念館を出たら、国会議事堂の正門の前を通って、茱萸坂(ぐみざか)に向かいます。
国会議事堂は、夜景遺産に認定されるほど夜景の美しい所なのですが、
私が行った時は節電のためでしょう、ライトアップはされていませんでした。
ちょっと残念でしたが、こればかりは仕方がありません。
いつか復活するといいなぁ、と思います。
最後の坂、「茱萸坂」です。
永田町一丁目、国会議事堂の南側を東に下る坂です。その先は潮見坂に続きます。
番付坂と呼ばれたこともあります。
『新編江戸志』では「丹羽家表門見通し、内藤紀伊守殿本多伊勢守殿中屋敷の間、
九鬼長門守殿屋敷の前に出る小坂なり。両側にぐみの木ありし故の名なり。」とあります。
『新撰東京名所図会』には、「永田町一丁目と三年町の間を清国公使館前に上る坂を呼ぶ。
番付坂は茱萸坂の一名にして、昔時山王の祭礼には、必ず此ところにて、
花車の番付札ありて其の行列をあらためしよりいう。」とあります。
(千代田区観光協会公式サイトより)
ウォーキングコース評価
長めの距離に加え、坂を上ったり下ったりするので、かなり良い運動になります。
永田町の中心部は休憩する所がないので、疲れた時はコースを変え、
赤坂の方か憲政記念館に向かいましょう。
警備が厳重な所ですが、見学者のために開放している施設もありますので、
不必要に緊張することはないと思います。
永田町の雰囲気は独特ですので、貴重な体験ができるでしょう。
「コツコツ歩き隊!」的にはおすすめのコースです。
お世話になったサイト