コツコツ歩き隊!

散策! 横浜金沢区 朝比奈六浦コース編(4)

六浦藩陣屋

京浜急行電鉄「金沢八景」駅のそばにはかつて、横浜唯一の大名、
六浦藩主米倉丹後守の陣屋(江戸時代の幕藩体制における、大名領(藩)の藩庁が置かれた屋敷)がありました。

色々調べて場所は分かったのですが、民家が多く、個人が特定され、迷惑をかけてしまうかもしれないので、
今回の散策コースから除きました。
でも、金沢区って、昔、御殿様が住んでいた所なのですね。
金沢区の歴史はとても興味深いかもしれません。

散策マップ

散策! 横浜金沢区 朝比奈六浦コース編(1)」にて参照こと。

見学ポイント

6.昇天山 金龍禅院 <江戸時代の人気観光スポット>

臨済宗建長寺派
本尊 : 宝冠釈迦如来(ほうかんしゃかにょらい)
開山 : 方崖元圭(ほうがいげんけい)
創建 : 永徳年間(1381~84)

 私だけが考えていることかもしれませんが、神社は参拝や見学がしやすく、お寺は難しいと思います。
誰に対しても門戸を開いていると思われるお寺もあれば、どうもそうではないと思われるお寺もあります。
お寺にもきっと色々な事情があることでしょう。
ご迷惑をかけてまで見学したいとは思わないのですが、ガイドブックで価値あるものが紹介されていると、
やはり見てみたいなぁ、と思います。

例えば、金龍禅院は「金沢4名石」の1つに数えられ、三島明神が飛来したという伝説をもつ「飛石(鳶石)」や、
金沢随一の眺望と言われた九覧亭(きゅうらんてい)があり、できれば拝見したいと思います。
しかし、境内に足を踏み入れ、凛とした静寂を私ごときが乱しても良いものかと思ってしまうので、
社務所に立ち寄ることさえ、憚られます。

という訳で、横浜市金沢区地域振興課に相談してみましたところ、
10月に研修があり、見学する機会があるだろうとのこと。
私、そちらにぜひ参加して見学したいと思います。
(先着かな。区報を常にチェックしなくては。)
振興課の方、親切な対応と貴重な情報を本当にありがとうございました。

7.六浦(むつら)の渡し場 <中世の港町>

2ヶ月くらいしか住んでいませんが、ちょこちょこ近所を歩く度、何かしら発見があるので、
神奈川県も興味がつきません。

例えば「六浦」。
魅力帳を読みますと、かつてここには、「六浦湊(むつらみなと)」がありました。

「港」と「湊」について

古くは港湾施設のうち、水上部分を「港」、陸上部分を「湊」と呼んだ。
(ウィキペディアより)

国道16号線と環状4号線が交わる所にバス停「六浦橋」があるのですが、
この辺りには六浦湊の中心である「六浦津(むつらつ)」(船の拠点となる場所。舟着き場。)があったそうです。
全国から年貢米が運ばれてくるだけでなく、中国からも物資が運ばれ、朝夷奈の切通しを通って、鎌倉に運ばれたそうです。
舟運が発達すると、年貢を両替したり、為替のやり取りが行われるようになり、
六浦は全国に先がげて貨幣経済の発達した港町となりました。
(すごーーーーーい!!)
戦国時代には、六浦は鎌倉や三浦に攻め込む軍勢の上陸拠点となり、
戦国大名たちの戦いの場となったそうです。

国道16号線沿いにある「六浦橋」。
その下を流れる水は、川なのか、運河なのか、それとも六浦湊の名残なのか、よく分からないのですが、
地元の方がこの辺りを「わたしば」という呼び名に歴史の名残りを感じるのでした。

ところで、「六浦」の読み方について。
現在は「むつうら」と読みます。念のため。 

参考文献

『横浜金沢魅力帳』(横浜市金沢区地域振興課 発行)

次回につづく≫


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