先日、スーパーの鮮魚コーナーで、何とはなしにショーケースをのぞきました。
なぜのぞいたのか。
(私、魚介系がちょっと苦手なんです。)
何か面白いものはないか、いつも探しているので、癖でのぞいたのだと思います。
すると、こちらを見つけました。
銀杏草(ぎんなんそう)であります。
海藻なのになぜ「銀杏草」というのか。
一体、どんな食感なのか。
どうやって食べるのか。
美味しいのか。
次から次へと疑問が湧いたのですが、考えても分からないので、とりあえず買って調べ、食べてみることにしました。
💡銀杏草とは
スギノリ科の海藻の1つ。
北海道沿岸部から東北沿岸部にかけて生息。
その形から「仏の耳」、「福耳」などとも呼ばれ、冬の味覚として親しまれる。
名前の由来は、広げた時の形がイチョウの葉に似ていることから。
確かに興味深い形をしております。
確かに興味深い形をしております。
銀杏草の旬は、極寒の季節(1月~3月)で、この時期になると、海の岩場には銀杏草の芽がでてきて、それを手でひとつひとつ摘んでいくのだそうです。
とても大変な作業。
限られた場所と大変な手間から、銀杏草は高級品となっています。
食べ方はサラダや酢の物にするなどありますが、お味噌汁に入れて頂くのが一般的とのこと。
お味噌汁の場合は、入れるタイミングによって2通りの食感が楽しめるそうです。
火を通すと上のような色のなります。
私は手始めにコリコリ食感で頂きたかったので、サラダで頂いたのですが、私の苦手な磯臭さがあったため、次は軽く湯通しをして頂きました。
ちなみにちょっとでも熱が加わると、ネバネバ、トロトロとなる銀杏草。
通はこのトロトロ食感がお好きなようで、わざと一晩寝かせたお味噌汁を召し上がるそうです。
(湯通ししても磯の香りはそんなに抜けない…)
私はコリコリ派。
(コリコリというか、コリシャクという感じ。)
最終的には火を通さず、タマネギを入れた酢の物で頂くのが、好きな食べ方であると結論づけました。
ちなみに1回火を通しても、冷たくなるとまた元の赤い色に戻る銀杏草であります。
本当に稀少な食材のようで、これ以降、スーパーで一切見なくなってしまいました。
生のものを食べられたのは本当にラッキーだったようです。
ショーケースをのぞいてみて良かったです。
もし興味のある方は、通販で入手するのが一番楽かもしれません。
乾燥させたもの、生のものなどあるようです。
磯の香りがする食べ物が好きな方にはおすすめであります。
<参考資料>
- 日本の食べ物用語辞典「銀杏草」
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