コツコツ歩き隊!

散策! 上野恩賜公園(2)

上野公園をウォーキングする

上野恩賜公園(上野公園・東京都台東区)の南に位置する不忍池。
こちらのハスの花はとても美しく、やはり毎年1回は見ておきたいと思います。
その不忍池のそばの食事処「桜木亭」の前に1つの記念碑があります。

「駅伝の碑」です。
これによれば、日本初の駅伝は大正6年(1917)に行われた「東海道駅伝徒歩競争」で、
スタートは京都・三条大橋、ゴールはここ上野・不忍池だったのだそうです。
開催時には奠都(てんと)五十周年記念大博覧会が行われており、
不忍池には博覧会正面玄関があったそうです。
徒歩競争とありますが、3日間かけて行われた大会。
やはり走ったんですよねぇ。
1チーム何名で走ったのでしょうか。
ちょっと気になるのであります。

ウォーキングコース

今回はグーグルの地図にウォーキングコースとスポットの案内だけでなく、見どころの説明を入れてみました。
そちらの地図だけでも今回のウォーキングコースの様子は分かるようになっています。

Googleの地図はこちら

※距離 4.8km

正岡子規記念球場

上野公園は広い敷地内に色々な施設があり、最初はどこに何があるのかよく分かりません。
「正岡子規記念球場」も、もしかしたら分かりにくい所にあるかもしれません。
東京文化会館の西隣にあります。

さて、なぜ上野公園に正岡子規記念球場があるのかと言えば、
俳人・正岡子規が上野公園内で野球を楽しんでいたからなのです。
子規は明治時代の初めに日本に紹介されて間もない野球(ベースボール)を愛好し、
ベースボールを自分の幼名「升(のぼる)」からベースボールを「野球(の・ボール)」と呼んで、
俳句や短歌などで野球を描いて、野球の普及に貢献しました。
子規が訳した「打者」、「走者」、「直球」は現在も使われています。
こうした業績から、子規は殿堂入りを果たし、野球博物館にレリーフが飾られています。

(野球博物館は東京ドームにあります。)

球場には子規の句を刻んだ記念碑が建てられています。

偶然にも、この記念碑を見つけて説明文を読んだら、みんなテンションがあがるんじゃないかなぁと思います。
ぜひ、見つけてほしいです。

ところで、子規はベースボールを「野球(の・ボール)」と呼んだわけですが、「野球(やきゅう)」と訳した人は別にいて、
その人も殿堂入りを果たしています。
中馬庚(ちゅうまん・かなえ)です。

「野球(の・ボール)」と「野球(やきゅう)」。
漢字で書くと一緒なので、ちょっとややこしいです。
でも「の・ボール」はユーモアにあふれていて、子規のセンスに感心してしまいます。
思わず膝をたたいてしまいます。(笑)

参考資料

  • 正岡子規記念球場の記念碑
  • 野球博物館・正岡子規のレリーフ
  • ウィキペディア・中馬庚

次回は国立博物館のそばにある「幻の駅」に行ってみたいと思います。≫


どなたが投票して下さっているのか分かりませんが、本当にありがとうございます。これからも頑張ります!

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