北海道札幌市北海道大学散策 平成31年1月29日実施 その2
散策マップ
- 冬季に見学の際はくれぐれも冬靴をご用意ください。
散策開始!
4.農学部本館
文書館を出ると、空腹となりました。
時間が押していることもあり、昼食の前にキャンパス南側エリアの主要部分を見学することにしました。
まず、農学部本館へ。
農学部と言えば、札幌農学校を起源とし、初代札幌農学校教頭・クラーク博士の理念を受け継ぐ、
伝統ある学部であります。
その本館は2代目で、1935年に建てられました。
1936年の陸軍特別大演習が行われた際には、昭和天皇も滞在されたそうです。
5.旧図書館(国の登録有形文化財)
木造平屋建ての「旧図書館」は現在の附属図書館が完成するまでは中央図書館でありました。
当初は入学式や卒業式等にも用いられたそうです。1902年竣工。
現在は北海道大学出版会の事務所となっています。
6.旧昆虫学及養蚕学教室(国の登録有形文化財)
札幌農学校は1898年から5年計画で現キャンパスを建設したのだそうです。
こちらは最初期の校舎の1つで最古のものだそうです。
7.クラーク像
「Boys, be ambitious !」で有名なクラーク博士の銅像です。
精力的に農学校の基礎作りに励み、学生たちに大きな影響を与えた人物であります。
しかし、滞在したのは意外にもたったの9か月。
その9か月でこれほどの足跡を残されるとは!相当ご尽力くださったに違いありません。
8.古河講堂(国の登録有形文化財)
1907年札幌農学校は東北帝国大学農科大学に改組され、予科講堂や畜産学教室等が新たに建てられました。
古河講堂もその1つで林学教室として建てられました。
設計は新山平四郎、古河家の寄贈により建てられました。
正面玄関から奥の扉を見ると、「林」の文字があしらわれた扉を見ることができます。
9.レストラン エルム
北大は学生や職員が優先ではありますが、一般に開放されている食堂がかなりあります。
北大の学生さんが普段召し上がっているものをぜひとも食したいとも思ったのですが、
女一人旅、お洒落な雰囲気の所でいただいてみたいという気持ちが勝り、
「大野池」のほとりに建つファカルティハウス「エンレイソウ」の中にあるレストラン「エルム」で、
ランチをいただくことにしました。
「レストラン エルム」は札幌グランドホテルの館外レストランであり、
ワンランク上の上質な洋食をいただくことができます。
今回注文したのは「エルムランチ」(1240円)。
ハーブ香る「野菜スープ」と「蒸し鶏肉と胡瓜、ボイルドエッグの胡麻ドレッシング」、
「鱒と鯛、帆立貝のソテー 貝のブイヨンと人参のピュレ」にサラダとパン、コーヒーがつくセットであります。
魚介系の洋食が苦手なのですが、お料理の写真を見たらとても美味しそうだったので注文しました。
お魚の料理はちょっと塩味がきつかったですが、人参のピューレが非常においしく、
これで1240円は良心的なお値段だと思いました。
北大見学の非常に良い思い出となる素敵なランチをいただきました。
参考資料
- 北海道大学「歴史的資産ガイドマップ」
- キャンパスに設置された説明板
つづく≫