宮城県仙台市中心街西エリア散策レポート(2017年4月25日実施) その4
ウォーキング開始!
6.五色沼
仙台市博物館を出ると、青葉通に出るため、大橋に向かって歩きます。
すると、「五色沼」があります。日本フィギュアスケート発祥の沼であります。
明治時代にはスケートが出来るくらい、厚い氷ができたのですね。
日本のフィギュアスケートが男女ともに世界トップレベルに達したことをうれしく思いながら沼を見つめるのでした。
(ホント、すごいよねぇ。)
7.青葉通へ
博物館から、青葉通へは緑の美しさを堪能しながら歩くことができます。
写真左:国際センター 写真右:大橋
仙台と言えば「青葉城恋唄」に出てくる「広瀬川」を眺めることができます。この周辺の様子についてはよろしければ「散策!仙台(8)とことん大橋を眺め、広瀬川沿いを歩く」を
ご覧ください。
大橋を渡り、坂道を上ると仙台市営地下鉄「大町西公園」駅前に出ます。
そこには4代藩主・綱村公の御母堂の生家跡の碑があります。
街歩きをしていると、綱村公の名もよく目にします。チェックしておきたい碑であります。
大町西公園駅前の交差点を渡ると、やぐらの形をした街路灯「伊達やぐら」があります。
青葉通と平行に続く道は「大町通り」と言い、藩政時代は商業の中心地でありました。
今回は青葉通を行きます。
初めて仙台を訪れた人はこの「青葉通」や「定禅寺通」を歩けば、なぜ仙台が「杜の都」と言われるのか納得することでしょう。
(ちなみに私がそうでした。笑)
写真を撮影した時は若葉が出始めた頃で、これもまた貴重かと思い、写真に収めておくことにしました。
高級なレストランや家具屋さん、和菓子屋さんなどがあって、上品な感じのする青葉通は私の好きな通りの1つでもあります。
8.晩翠草堂
その素敵な青葉通に「晩翠草堂」はあります。
晩翠草堂は戦災で住居と蔵書を失った晩翠のために、教え子など市民有志が中心となって建てた家で、
満80歳で亡くなるまで、土井晩翠はここで過ごしました。
入場は無料ですが、呼び鈴を押してから入ります。
昭和24年、物資の少ない時代に建てられた「草堂」ですが、造りは頑丈で、東日本大震災の時でも
破損したものは少なく、竣工当時のものが未だに残っているそうです。
「荒城の月」の作詞が有名な晩翠ですが、彼の代表詩集である「天地有情」は日本近代詩に「晩藤時代」と称される程の
大きな足跡を残しました。
ぜひ、ガイドさんのお話を聞いてみて下さい。
夏目漱石や滝廉太郎との逸話、改称の件など実に興味深いお話を聞くことができます。
(よって見学時間にはある程度ゆとりを持つようにされた方が良いでしょう。)
伊達政宗公だけでなく、林子平とともに土井晩翠先生は仙台を代表する偉人で、ぜひ覚えておきたい人物であります。
散策マップ
参考資料
- 晩翠草堂のリーフレット
つづく