“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

18/07/14『燕岳~大天荘』

2018-07-14 | 7本州の山

7月の3連休初日14日(土)は、中房温泉登山口から登る

北アルプス人気の山「燕岳(2,763m)」から大天井岳直下の

大天荘までの縦走登山です

 

 燕岳から穂高連峰~槍ヶ岳を望む

 

昨晩、新宿から鉄道ファン垂涎の的(らしい)ムーンライト信州号に

乗り込んで、

一夜明けたら穂高駅です(中房温泉行きの乗り合いバス)

 

穂高駅を降りると中房(なかふさ)温泉行のバスが何台もピストンして

いる様子が運転手の無線での会話でわかります。

中房温泉(燕山荘へ向かう登山口)は標高1,420mのところにあって、

ここまで標高を上げてくる途中にいくつもある穂高温泉郷前泊の

登山者も含めてわんさかと人が押し寄せて来ています。

 

 7:20中房温泉 燕岳登山口(1,420m)


恐るべし、この時間の登山口のトイレ待ち行列

 

Toshiのブログでこれだけの人が写真に写り込むのは初めてでしょう。

その中でも、このスタート時点から合戦小屋までは人が数珠なりです。

(正確には“数珠つなぎ”または“鈴なり”でしょう


 

10:15 合戦小屋


合戦小屋では名物のスイカ6分の1カットが800円が飛ぶように

売れていました。

 

ここを過ぎてようやっと森林限界、

緯度の高い北海道とは標高と景色がつり合いません。


槍が顔を出してヤリヤリ、いやヤレヤレ暑い


 

逆に、あたりの気温がぐんぐんと上昇していくのに、深い森林で

直射日光があたらないここまでの登りは楽だったのかも?

 

18kgのザックを背負っての登りにはむしろ多少の渋滞で休みが

多い方が良かったのかも・・、


 

そんなことをいろいろと考えながら、景色のよい標高地点まで来て、

東方の眺めにこの日一番の感動

 

「す~ばらすぃ~

 

そして、

燕山荘とぉ~ちゃこ



ここから眺める穂高連峰、槍ヶ岳の姿に思わずバンザーイ

 

■11:20 燕山荘 (2,704m)

  

ここで一休み、ザックをデポしてお目当ての燕岳までは片道1km

足らず、ここまではまだ元気で~す

 

往復に40分程度、

岩質が白く特徴的な山容はスペインで見たモンセラートに似ていて

日本の山とは思えない趣・・燕岳

 

 

 11:50 燕岳(2,763m)


白い岩肌が特徴的(来し方、山荘からの大展望)


 

空荷だと小走りでも行ける距離感でした。

 

再び山荘でザックを背負う前に、このコマクサの群落を写真に納めて

おかねばね


白い砂礫に健気に咲くコマクサ


 

12:20 燕山荘(再)..これからどんどん近づいていくヤリ


雲がわき始めたこの時間帯・・・

 

 

目指す大天井岳までは後3.5kmの縦走路だって

 

 Akkiさんのこのヤレヤレ感伝わる画像(とにかく暑い)

 

雲に覆いつくされそうでそうならない

雲も路を開けてくれているのか??

 

 

槍ヶ岳からさらに北の連峰の山座同定は皆さんにお任せします

 

大天井岳までの最後の登りは圧巻

 

立ちはだかる壁の登り返しは標高差200m

 

皆さん並んで木梯子登りま~す

 

 

重い荷を背負って鎖場を行くのは槍ヶ岳までの序曲

 

相変わらず東からはガスが流れてきて..幾分涼しさが・・

 

嗚呼、坂の上の雲

 

15:15 大天荘 テン場

 

今日の宿泊場所は縦走の先にある大天井岳(2,922m)横の大天井

ヒュッテのテン場です。


早い時間から同じコースを移動する登山客と場所の取り合いで、

なんとかスペースを確保、北アルプスでは当たり前の生ビール

1杯800円でかんぱ~い

 

暑いテン場も陽が陰って風が出てくるとヒンヤリぃ

これでないと連日の縦走で熱中症続出でしょう

 

列車の車窓で明けた連休初日の登山はこうして暮れて行きます。

(明日は目指す槍ヶ岳です)



 

 

 

 

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17/09/30『六甲山』

2017-09-30 | 7本州の山

9月最後の土曜休日は図らずも・・、

関西の阪神間で愛される山「六甲山(931m)」に登って来ました

 

 

 高峰感がないピークだけれど、

阪神間のランドマークと言えば・・・

 

 

それは六甲山です

 

あの、知る人ぞ知る「加藤文太郎」が若き頃、東西に距離のある

六甲山を往復縦走することで登山に覚醒し、後には日本アルプスを

始めとした日本山岳界屈指の高峰に挑み続けた登山家のロマンが

描かれた、新田次郎の小説“孤高の人”の舞台となった山です

 

六甲山という名称は東西におよそ10kmほどある山の総称で、

最高標高地点が何処なのか神戸や芦屋の街から見上げても明確に

はわかりづらい山並みです

 

この日は訳があり、太閤秀吉も愛したといわれる有馬温泉起床

 

この時季の関西は北海道よりも辺りが明るくなるのが遅く、

5:20に起きた時にはまだ薄暗い状況でしたが、

起き上がるなり衣服を着て、顔も洗わず登山に出発です

 

■5:30  兵衛向陽亭

 

温泉街を抜けてロープウェイの乗り場近く... 

 

有馬温泉の中心(電鉄駅)から最高標高点までの距離は4.6kmで、

標高差は約500mですから、Toshiの田舎の山「冷水山」の登り

よりももっと緩やかな勾配であろうと予想していましたが、


登り始めてすぐ、その距離と標高差の相関がわかりました

 

ここからが登山道(六甲有馬ロープウェイ乗り場まで300m)

 

 

実は、ピークまでの直線距離は短いのに、敢えて腿上げという動作が

ほとんど無いぐらいに緩やかな遊歩道に仕上げている。


つまり、登山道というより遊歩道として誰もが楽しめるハイキング

コースにしているので、九十九折の数が多くその幅も長い、

そういった登山コースなのです

 

 

 

登り始めて30分を過ぎて行き交った人1名は明らかにトレラン指向者

で、Toshiが上り下りする間に1回余計にピークを往復しているよう

でした

 

それ以外にこの時刻、登山客はほとんどおらず、温泉客が朝ごはんを

食べて散歩にでる時間までは、驚くほどにひっそりと静かな佇まいの

登山道(遊歩道)なので、自由気ままに上り下りできました。

 

頂上はこの先、よくある電波塔と一緒です

 

6:40 頂上

 

ホテルからおよそ1時間10分でピークに到達しました。 

頂上に辿りついたときも、登山者はゼロ

 

こんな広いピークを独り占めと表現してもピンと来ませんが、四周の

眺めがそれほど良くないために、滞在時間は約10分でも長いぐらい

です。

 

 

丹波から京都にかけての北の方角

 

 

高峰はありません。

  

■6:55 下山

 

下り始めて最初に眺められる大阪から阪神間、神戸に至る海を望むけれど、

景観は、高度感がいまひとつ・・・

 

もしかすると数ある登り口の中で、海側から登るコースの中腹あたり

見晴らしの良いスポットが沢山あるのかもしれません。

 

残念ながら有馬温泉側の下りの途中から覗ける北方の景色には、

登山客が喜びそうな絶景といえるスポットはありませんでした

 

逆光なのと朝のうち雲が多いのとで、大阪の街はよく見えません

 

ともあれ、朝飯前の登山としては、下山後の温泉も含めて、ちょっと

贅沢な時間の使い方でした


この谷筋の先に名湯有馬の湯があります

 

朝は涼しくても日中は27度を超える関西で快適な登山が楽しめた

のは、先週のTakさんの報告があったればこそ・・

 

下りは40分とちょっと、

ただ、こちらもトレラン指向者同様走って降りてきての時間でした

 

 

 

■7:35 兵衛向陽亭

 

登山の後の温泉は気持ちいいぃ~

週一登山はこうしてゼンマイ巻き巻き続けておりま~す 


最期に、オマケ画像

有馬温泉の川上商店はなんですか?随分と多く店舗を構えて

いて有名店なんでしょう「実山椒が美味しい」とうちの奥さん、

つまみ喰いが得意です 

 

 

 

 

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17/09/17、18『蝶ケ岳』

2017-09-17 | 7本州の山

シルバーウィーク二日目の登山は、台風の影響下、限られた登山ながら、

穂高連峰を眺めるのに最高の(はず)「蝶ケ岳(2,677m)」に登りました

 

 

9月17日10:30 この時間、まだ台風の影響は少ない..

  

 

■9月17日(日)

昨日、奥穂高岳下山後に宿泊した涸沢ヒュッテは、

お伝えのように至れり尽くせり何でもあって、お金さえ出せば何でも

できてしまう快適さでした。

 

登山装備のほとんどもレンタル可能で、

借りれないのは自分の足ぐらいでは?と思います。

 

何より良かったことは人の少なさで、

これは台風のお陰であって普段はそうは行かないと、都合のいいよう

に考えたりします

 

 ■5:40 涸沢ヒュッテ

 

朝5時の段階で台風の影響はまだ少なくて、

どちらかというと前線の影響で小雨がパラついている程度です。

 

ここで本日の予定

雨風が強まる前の午前中にいったん横尾まで下って、

穂高岳の東にある蝶ケ岳(2,677m)まで登っておく・・と

いうものです。

 

Takさんは台風の状況に関わらず、明日予定があるため

今日中の下山、横尾でお別れで 

明日の頑張っていただきましょう。

ただ、関東の天気も回復は果たしてどぉ~でしょうね 

 

■7:30 横尾山荘

■7:55 出発

 

すみません

昨日も写した横尾までの景色は、本日もそう変わりないので

画像なし

横尾から蝶ケ岳までの登りは雨のためミラーレスをしまい込んで

画像なし

すみません。。。

 

10:30 蝶ケ岳頂上

 

蝶ケ岳の頂上は本日宿泊予定の蝶ケ岳山荘をいったん超えて

5分で行ける先にあります。

なので、午前中のこの時間から今晩にかけてはこのヒュッテの

お世話になること決定

 

それにしても、

蝶ケ岳までの登りは殆ど視界の効かない標高差1,000mを、

登っても登っても樹林帯を抜けられない“しんどい”山歩きです。

昨日の涸沢までの登りを「陽」とすると、森林限界がまともに

2,500mまで続くこの蝶ケ岳までの登りは「陰」です。

 

しかし、その限界を抜けたとき振り返った景色で一気に報われる

山なんでしょうねぇ~晴れてい・れ・ば・

 

■10:40 蝶ケ岳ヒュッテ

 

この早い時間からヒュッテでは宿泊のための受け入れOK

そうと決まれば後は濡れた衣類を着替えたり、

ストーブの回りで装備を乾かしたり・・・

それも終わると、

 

スマホをいじることとお酒を飲むぐらいしかすること無し

 

因みにお酒やカップ麺などは涸沢ヒュッテよりも少しだけ

高いけど、泊まれるお客さんの規模が違うので致し方ない

でしょう

山で布団に寝られてこの値段です

 

本日の宿泊客は9名だけ、

皆さん、明日以降に“台風一過”の晴天”を期待してやってきた

人達です。

 

 

することが無いのは皆同じ、

テレビで映し出される台風の影響と“進路&スピード”が

気になるのも同じ。

 

蝶ケ岳ヒュッテの手作りお弁当に巻いている絵が素敵だ

 

ここはスマホでも繋がるのはauだけでdocomoは「×」

さらにすることなしです

 

 

やることがありました

寝ることです(7時前に就寝)

 寝てる間に暴風雨も北へ


■9月18日(月)

一夜明けて、

 

5:30外の様子

 

夜中の3時に北アルプス上空を通り過ぎた台風の影響がまだ

無くならず、時より青い部分が見え隠れするものの、

結局、食事を終えて3時間経っても頂上の視界は広がりませ

んでした。

残念

 

■9:30 ヒュッテ出発

 

下山は長塀山を通って徳沢まで降る若干の距離短縮コースを

行きます。

 

 

台風一過とはいかなかったけど、

ヒュッテを出発してすぐに陽が射してくると景色は一変して

虹が美しく眺められました

 

9:35 頂上を越えたところで...

 

虹を眺められても、

晴れていれば眺められるであろう景色をそう諦められる

ものでもないわけで・・・

そう、

その望めるであろう景色をヒュッテで購入した300円の

パンフレットから拝借しました

 

(晴れていれば望めるはずの)蝶ケ岳頂上からの穂高連峰

 

雲海とセットだと・・・

 

この景色を心眼するとどうでしょう、

また来たくなりました

 

その後は、

横尾からのコース同様このコースの下りもあっという間に

森林に飲み込まれ..

 

でも、雨に濡れる紅葉が少し綺麗

 

Akkiさんはいつもの短パンスタイルだけど、

Toshiはカッパ上下のまま、

 

 

ここまで雨が残っては、頂上に午前中いっぱい滞在してい

たとしても景色は変わらなかっただろうと諦めがつきました。

 

■10:05 長塀山(2,483m)通過

 

ここにも視界の効かない“不遇の山”のピークがありました。(ながかべやま)

 

 

雨が木々を伝って落ちてくるのに陽光が射す美しい登山道

 

途中、どえりゃあ大きい松ぼっくり発見

松脂の強力なことアロンアルファ並み

 

 

■11:45 徳沢

■12:05 出発

 

 

 

台風通過後の河童橋

 

あずさ川はこれでも多少濁っているんです。凄い

 

 

いったん雨が止むとこれだけ清い川へと復元する自然が凄い

 

自然と人が作り出したものの融合が凄い 

 

13:25 上高地インフォメーションセンター

 

上高地は登山客だけでなく高原の爽快感を味わうために訪れる

レジャー客のために長年築き上げられたテーマパークの趣があり

ました。

 

 

帝国ホテルがあることだけでも凄いけれど、温泉や食事だけで

なく、靴の洗い場や格安のシャワールームなども備えられていて、

お金を払ってでも訪れたくなる・・

日本の登山客憧れの場所であることに納得

 

但し“ミニ山の会”向きではありません

デカっ

 

■14:30 新島々行きバスに乗り松本へ...アルピコアルピコアルピコアルピコ

 

 

 

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17/09/16『奥穂高岳』

2017-09-16 | 7本州の山

今年のシルバーウィークは、“爽やか登山の会”の有志で北アルプス

の最高峰「奥穂高岳(3,190m)」に登りました

 

 

台風がやってこようというのにこの格好で居られる涸沢ヒュッテ

 

9月15日10:35新宿発⇒上高地行きの夜行バスはキャンセル

が多く出て、前と後ろに人が居ないゆったりスペースで走って

来られることになりました

 

上高地上高地上高地ぃぃ~

 

Akkiさんと東京駅で合流するまでに暇を持てあましたToshiは、

一杯390円の時間割ビールを4杯も飲んでしまいました。

いい気分だけど、上高地行きのバスのトイレが気になって

仕事中のAkkiさんに問い合わせのメールをしたりして・・・

 

そうこうして、

業務を終えて落ち合うことができたAkkiさんと再び新宿で飲んでしまい..、

その時はもうオシッコのことは忘れています

 

兎に角、ゴージャスなバスでは途中の休憩地まで我慢できたのです

から良しとしましょう 

 

5:40 上高地インフォメーションセンター

 

5:20に上高地に付く頃にはあたりが明るくなっていました。

ここで大阪から駆け付けたTakさんさんと再会です

 

Takさんは新幹線を経て、名古屋経由でここまでやって来ました

一緒の遊びは冬季以来でしょうか

 

まあしかしお互いですが..、

台風直撃予想の北アルプスまでよくやって来たもんですねぇ~

 

今回のリーダーAkkiさんの“晴れ男”が、

男と言われるTakさんに打ち勝って、台風一過の・・となる

ように期待していますよぉ~ 

 

 

 

Toshiは売店で買ったほかほかのブタ饅だけ口に放り込み、

着替えや靴を預かり所に預けて足早に三人スタートしました 

 

すぐに避暑地上高地の顔とも言える河童橋です

 

■5:45 河童橋 (標高1,505m)

 

雨が降る前のあずさ川の綺麗なこと、

伊勢神宮を流れる清流「五十鈴川」を思い出しました。

ガイドの写真通りでなんと済んでいることでしょう 

 

 

その河童橋、夏山シーズンの土日は人でいっぱいなはずですが、

この日訪れる人はわずか..、

良いときに訪れた・と思う方がよいですね

 

その河童橋を越え、 

 

フラットなあずさ川沿いの林道をかなりの距離歩きます

 

でも、季節はもう秋の入り口で涼しい?と思いきや、台風前の

生暖かい気温で標高を稼いでいないのにもう汗がでます

 

この日、この時刻、雄大に穂高連峰の稜線を眺められたのです

から、まずは気分上々

です 

 

奥穂高の南“岳沢”から見上げる空は高曇り

 

徳沢までの途中の形良き山“無名峰?”

 

林道といっても北海道の林道と違って、庭園のように手入れの

行き届いた遊歩道といって良いぐらい 

 

 

1時間40分を歩き、立派な建物に驚くばかり・・

徳沢ロッヂを通過します。 

 

7:20 徳沢ロッヂ

 

結婚式もできそうですね。。。

 

そこからまだまだ北東方向への大回り道

横尾到着 

 

 

空はあいかわらず曇り空ですが高曇りなので悪くありません。

 

8:00 横尾山荘

 

このコース、横尾大橋もよくガイドに登場しますね。

河童橋に負けず劣らず美しい橋だと思います。

 

8:25 横尾大橋通過

 

ここからが登山道

 

Toshiの印象では、ここまでの林道の砂の白さに川の水の清さの

理由があるのでは? 

 

 

と、思ったりしましたが、ここから先の横尾谷の沢の流れにも

濁りの原因となる泥がそう無いのがわかりました。 

 

ヨーロッパアルプスを髣髴とする景色

 

岩壁だって白い、

そう涸沢までの岩や石がすべて白い、 

 

屏風岩(2,029m)

 

そして、白い岩が転がる景色...

 

横尾谷から涸沢に至る途中で1回の渡渉

ここで休む人が多いのか、ここまでで一番の人出、

シーズンの土日は登山客でいっぱい?

 

標高1,780m:渡渉と言っても立派なつり橋がかかっています

 

夏は気持ちいいでしょうねぇ~

意外にも渡渉はここだけでした。 

 

 

それにしてもよく人の手が入れられた登山道です。

その極みがこのガレバ地点 

 

 

この重たい岩を人が歩きやすいように重機でフラットにしたものと

思われます

 

山全体が箱庭化しています。

 

さて、ここで 

ここからが涸沢の始まりだっとTakさん

Toshiは、これからが紅葉の始まりだっと言ってる模様

 

まだ、始まっていません。始まっていませんが、

始まったらこりゃ~あ大変な景色に変貌するだろうことは、

この辺り素人のToshiにもわかりますっていうことです

 

 

 

ここがあのエネーチケー番組で紹介された「日本百名山」にして

日本第三の高峰“穂高の懐“涸沢ですか 

 

はい、

涸沢にとぉ~ちゃこしましたが、

Toshiはこの時点、エネルギー補給をしっかりとしていません。

 

10:15 涸沢ヒュッテ

 

さらに、昨晩はちょいと飲みすぎたのかもしれないと、

反省が役に立ちません 

 

 

30分ほど休んでも食欲が出ず、そのままあと残る標高差900m

に登り始めます

 

それにしても、 

ここまでやってこれたことにまずは感謝

 

 

 

10:45 出発

 

ほぉ~う、これが涸沢の一大カール地形ですか?

 

日高山脈のカールも見事ですが、スケールがだいぶ違うようです。

いや、北海道は緯度の関係で標高を1000m加算して考えるべき

なので美しさの質が違うというべきでしょうか?

 

 

それにしても圧倒的な壁です。 

 

岳人の憧れまだ雪渓の残る“涸沢カール”

 

ここから眺めは、何度もガイドブックで見ましたが、

本でみるのと実際にお目にかかるのとでは違いが大きいですね。 

 

 

圧倒される傾斜感覚です。 

 

だんだん斜度を増していく先にザイテングラート

 

あ~

ここに雪が降って白一色の景色を眺めてみたい

もっと言えばBCで下れるかイメージしましたが、ボードでは

無理

 

北東に眺められる姿形の良い山は常念岳

 

この先のザイテングラートでは何人の人もお亡くなりになって

いて、Takさんも残雪期の登りで滑落した人を目の当たりに

したと言います

 

 

 

まあ、滑りたい、滑られるか?

と考えるだけはロハですからね

 

はい、

必死のパッチで奥穂高岳山荘(標高2,982m)まで到着

この時点でもまだ雨は降っていません。

そしてToshiは山荘のトイレに直行

 

12:25 奥穂高岳山荘

 

エネルギー補給のまずさと、昨晩の

そして初めての標高3,000mにバテバテです

 

しかし、山荘でたのんだカレーも残していざ

頂上へ 

■12:55 出発

 

と、この山荘の先から雨が降り出し、

ガスの中の残り標高差200mを約1時間半で登り切り、

こ~の写真だけでやんす 

 

13:30 奥穂高岳頂上

 

あたりの景色は心眼と決めて、

Toshiは初めての

本州登山

北アルプス

3,000m峰

に満足して... 

■13:40 下山

~ 

■14:05 奥穂高岳山荘(再)

■14:25 出発

 

雨が降り出して辺りの景色はご覧の通り一変

 

標高差900mといっても下りはそう時間も要さず、

予定の4時を前にヒュッテに到着。

 

ご苦労様でした 

 

 

昨晩の夜行バスから長い一日でしたが、

なんとこの涸沢ヒュッテには生ビールがありました

(ただし、ジョッキ生を頼めるのは売店がやっている5時まで)

 

いたれり尽くせり、

800円だせばビール500ml缶はふつーに飲めるのです。

北海道の登山者には驚くことばかり..

夕食もゴージャスで、今回の“大名登山”極まれり 

 

15:35 涸沢ヒュッテ

 

さて、

明日はいったいどうなることか、

台風18号は明日の夜にかけて北アルプスを直撃して北上の

予報が出ています。

首尾よく最終日(9/18)に台風一過の晴れ天気を期待して、

よい夢を見たいと思いま~す   

 

 

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