7月の3連休初日14日(土)は、中房温泉登山口から登る
北アルプス人気の山「燕岳(2,763m)」から大天井岳直下の
大天荘までの縦走登山です
燕岳から穂高連峰~槍ヶ岳を望む
昨晩、新宿から鉄道ファン垂涎の的(らしい)ムーンライト信州号に
乗り込んで、
一夜明けたら穂高駅です
(中房温泉行きの乗り合いバス)
穂高駅を降りると中房(なかふさ)温泉行のバスが何台もピストンして
いる様子が運転手の無線での会話でわかります。
中房温泉(燕山荘へ向かう登山口)は標高1,420mのところにあって、
ここまで標高を上げてくる途中にいくつもある穂高温泉郷前泊の
登山者も含めてわんさかと人が押し寄せて来ています。
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7:20中房温泉 燕岳登山口(1,420m)
恐るべし、この時間の登山口のトイレ待ち行列
Toshiのブログでこれだけの人が写真に写り込むのは初めてでしょう。
その中でも、このスタート時点から合戦小屋までは人が数珠なりです。
(正確には“数珠つなぎ”または“鈴なり”でしょう)
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10:15 合戦小屋
合戦小屋では名物のスイカ6分の1カットが800円が飛ぶように
売れていました。
ここを過ぎてようやっと森林限界、
緯度の高い北海道とは標高と景色がつり合いません。
槍が顔を出してヤリヤリ、いやヤレヤレ
暑い
逆に、あたりの気温がぐんぐんと上昇していくのに、深い森林で
直射日光があたらないここまでの登りは楽だったのかも?
18kgのザックを背負っての登りにはむしろ多少の渋滞で休みが
多い方が良かったのかも・・、
そんなことをいろいろと考えながら、景色のよい標高地点まで来て、
東方の眺めにこの日一番の感動
「す~ばらすぃ~」
そして、
燕山荘とぉ~ちゃこ
ここから眺める穂高連峰、槍ヶ岳の姿に思わずバンザーイ
■11:20 燕山荘 (2,704m)
ここで一休み、ザックをデポしてお目当ての燕岳までは片道1km
足らず、ここまではまだ元気で~す
往復に40分程度、
岩質が白く特徴的な山容はスペインで見たモンセラートに似ていて
日本の山とは思えない趣・・燕岳
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11:50 燕岳(2,763m)
白い岩肌が特徴的(来し方、山荘からの大展望)
空荷だと小走りでも行ける距離感でした。
再び山荘でザックを背負う前に、このコマクサの群落を写真に納めて
おかねばね
白い砂礫に健気に咲くコマクサ
■12:20 燕山荘(再)..これからどんどん近づいていくヤリ
雲がわき始めたこの時間帯・・・
目指す大天井岳までは後3.5kmの縦走路だって
Akkiさんのこのヤレヤレ
感伝わる画像(とにかく暑い
)
雲に覆いつくされそうでそうならない
雲も路を開けてくれているのか??
槍ヶ岳からさらに北の連峰の山座同定は皆さんにお任せします
大天井岳までの最後の登りは圧巻
立ちはだかる壁の登り返しは標高差200m
皆さん並んで木梯子登りま~す
重い荷を背負って鎖場を行くのは槍ヶ岳までの序曲
相変わらず東からはガスが流れてきて..幾分涼しさが・・
嗚呼、坂の上の雲
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15:15 大天荘 テン場
今日の宿泊場所は縦走の先にある大天井岳(2,922m)横の大天井
ヒュッテのテン場です。
早い時間から同じコースを移動する登山客と場所の取り合いで、
なんとかスペースを確保、北アルプスでは当たり前の生ビール
1杯800円でかんぱ~い
暑いテン場も陽が陰って風が出てくるとヒンヤリぃ
これでないと連日の縦走で熱中症続出でしょう
列車の車窓で明けた連休初日の登山はこうして暮れて行きます。
(明日は目指す槍ヶ岳です)