“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

16/07/03『ニセイカウシュッペ山』

2016-07-03 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

昨日に続いて、7月最初の日曜日は

北大雪の山「ニセイカウシュッペ山(1,878m)」でっす

 

 

ガスってるけど、雨にはあたらず...

 

 愛山渓温泉ヒュッテは、基本、山小屋なので消灯は9時

その9時までに2回温泉に浸かり

久し振りに酌み交わしたビールを美味しくいただいて、

降り続く雨が止んでくれるのを期待していましたが、

就寝時間までの間、前線がもたらす雨はやむことがありませんでした

 

一夜明けて外を覗くも、やはり少しの雨が間断なく降り続いていたので、

大雪山系比布岳(2,197m)を諦めて、

多少標高の低い北大雪の山「ニセイカウシュッペ山」を目指すことに変更

しました。

難易度がそう高くなく、hashimuが是非登りたい山だとも言うもので...

 

~ 

 

ということで、

ニセイカウシュッペ山の登山口に向かう林道入り口のゲート前までやって

来ました。

 

実は、ゲートの鍵の番号をうる覚えでした。(いや、確信に近いうる覚え?)

ここで開かなければ誰かを頼るつもりでいて、

スマホの電波を確認すると...立っていない

 

hashimuがとっても回しづらいというダイヤルキーをいじくっていてよく

見ると、幸いこの時間、だれが開けたのか?鍵は開いたままになっていました。

こりゃあラッキー、まずは入れましたぁ~ということで、番号が合っていようが

間違っていようが、その時はさほど関心が薄れておりました。

 

と、車に乗り込んだところに後ろから車両1台が近づいてきて停まりました。

その車は本州からの登山客さんで、ゲート番号がわからないのでと、この日の

登山者を待っていたところに我々がやってきたので後を付いてきたということ

らしいです

 

2台の車は鍵の番号を確認しないまま、長い林道をほぼ連なって走り、登山口

までたどり着きました。

 

はぁ~愛山渓温泉から国道までの林道19kmも長かったけど、

ニセイカウシュッペ山までの林道14kmどちらも長いわぁ~

とりわけこっちは砂利道ですから、車高の低いToshi車ではしんどいです。

 

■9:05 登山口

 

ご覧のようにあたりは雨まで降らないもののガスの中

登り下りのどこかで雨に降られるぐらいだったら最初からカッパ着用と決めて

登り始めました。

 

 

おっ、

この日もhashimuは快調

 

前日の疲れもみせず登って行きます。

 

快調も快調、この日はザックカバーがないのでToshiのザックに必要なもの

だけを一緒に入れ込んで、本人空荷の大名登山になってますから、足が軽いの

も当然ですね

 

見晴らし台も“見晴らしだい無し

  

花もまだ少ないので、写真でお見せするほどでもなく・・・

 

でも、登りの道中は風もそう強くない...、結局、雨も降らなかったので、

“大荒れ”となってもおかしくない予報は、とりあえず回避できて良かった

良かった

 

ところどころまだ雪渓が残るあたりが北大雪の山

 

なんとか一瞬だけでもガスが上がれぇぇ~という願い空しく...

 

■10:55 頂上

 

可動式の頂上標柱を風下に移して記念写真

自称“晴れ男”のToshiをもってしても、この天気以上には良くしてあげられ

ませんぞぉhashimu殿

 

■11:00 下山

 

頂上に立って、少し風も強いので即下山します。

 

下りでもガスが消えることなく、

表大雪の絶景はまたの機会に...とこころに決め、

概ね4時間の山行を終えました


おどけて見せても何も出ませ

 

今日の登り降りをみる限り、hashimuの体力は合格点です

来年はトムラウシかオプタテか? 

わかりませんが、もう十分に大雪山系を1人で登れるでしょう

 

余裕の笑みがちょっと不気味です

■12:40 登山口

 

 

はいっ、

今日は早めの下山でhashimuを比布駅まで送って行くというスケジュール

でしたが、ここで少しのアクシデントです

 

登りは空いていたゲートの鍵が、この時刻になって閉まっておりました

この画像は登りのときのもの

 

頭に入れていた番号をいくつか回してみてもダメ×

開きません

 

ここでもゲート前に1台の車が入林しようと待機していました。

聞くと本州から態々“ハエ”の観察で訪れている研究者の方で、番号をしって

いる人が通ったら一緒にゲート内に入ろうとしていたらしいです。

 

電波の通じないここでゲートの前後でしばらく時間を費やしましたが、

うる覚えの番号をいろいろ試してみてもすべてアウト×、

そして、登山口から戻ってくる人もなかなかここまで降りてきやしない・・・

 

最後は、ハエ研究者の方のレンタカーにToshiが乗って、国道に近い

林道入り口付近まで戻って、Amigoさんに電話して番号の確認をしたので

あります

 

概ね40分のロスで、下山後の温泉はとりやめ。

hashimuを直接比布駅まで送っていくこととしました。

 

ここまで長い珍道中のお話しにお付き合いいただきありがとうございます。

お付き合いついでに、

この後の紆余曲折のお話しにもお付き合いください

 


↓↓↓

その後、二日間で汚れた2人分の登山靴やカッパを洗い流すため

適当な川を探しているうちに思いの外時間が過ぎていました。

 

そうして走っていると、最後に送り届けるはずの比布駅よりも今日の

hashimuの宿泊地剣淵により近い蘭留(らんる)というJR駅がカーナビに

表れました。

おっ、これは良い、旭川発士別方面行きの列車の2駅分を後の時間に

ズラせるなぁ~♪

ところが、ロス分を取り戻せたことに安堵して二人で蘭留駅で荷物を下ろし

ゴミの片付けなどをしていたら・・・

 

駅舎の入り口で時刻表を探していたhashimuが

「ん?蘭留駅に列車止まらないかも」

などと言い出しました。

 

その時点で列車の到着時刻までもう僅かの時間しかありません。

因みにToshiとしてもこの日の晩は旭川で予定があり、剣淵までhashimu

を送って行く時間がありません。

これは何としても一日に何本も走っていない列車に送り届けないと・・・

・・・

結果的に蘭留駅から比布駅まで何とかぎりぎり間に合うように移動できた

ものの、何とも慌ただしい一日でした。

これにて本州からの客人hashimu夏休みの一幕を終わりにします

 

あ~疲れましたぞぉ~hashimu殿ぉ~ 

 

 

 

 

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16/05/15『前富良野岳』

2016-05-15 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

連休日曜日の方は、富良野原始が原に移動し、この時期ならではの

前富良野岳(1,625m)」です

 

前富良野岳の頂上手前300m地点から...

 

 

昨晩は、当然のように“ミニ山の会”恒例のバカっ話しに花が

咲きまして

 

Toshiは、ずいぶんと滑舌が悪くなったとからかわれました。

酔っぱらったら滑舌は悪くなります。

日頃から良くないけど、登山の後はやけにアルコールが回るん

だから、しょーがないですね

 

 ■5:55 富良野岳 原始が原登山口

 

この日も打ち合わせた朝5:00に起床遅れる人は居ません。

先週前夜の宴会で遅くなったことを理由に遅れたメンバーは、

非難が集中したため「もう遅れません」と言っています。

 

落し物・忘れ物兄妹の妹の方ですね

 

 

一方、兄の方は、昨晩のテント泊でよく眠れていません。

久し振りのテント泊ということと風がけっこう強く吹いていました。

 

でも、それを理由に寝坊などすると妹に何を言われるかわから

ないので、こちらもしっかりと起きます

 

しかし、朝はちゃんと食べないと力が出ませんねぇ~

飲んだ次の日の朝でもお腹いっぱい食べられるAmigoさん

が羨ましい。

Toshiは、お酒が抜けるまではゼリーみたいなものでしのいで

登りました。

 

Amigoさんが、

Toshiが喜ぶオープンバーンだと解説する大谷の登りでは、その

お酒が一気に抜けていきます。

谷が深いので風はまったくなく、

徐々に気温も上がってきて、一同この日も薄着です。


アイゼンがよく刺さって登りやすいのはこの辺りまで・・・

 

斜度が増すと当然息が上がってくる...

だけど振り向いたときの景色がこれですから、

もう報われっぱなし・です

 

昨日に続いて天気は最高

だけど、稜線に立つ頃には風が強い強い

 

体重が軽いhiromiちゃんなんかも~飛ばされそうなぐらい...、

でも気温は高いので軍手でしのげます

 

 

Amigoさんの背後に昨日登った夕張山地の秀峰が揃って

美しい

 

あそこが頂上だっbyAmigo

富良野の山のアクセント、大麓山がバックで雄大です

 

けっこういい運動だわ

 

気が付いたらお酒やら何やら、日頃の悪いものが一気に抜けて

いった気がします。

 

 

■8:40 頂上

 

当初目指そうと考えていた境山にももう雪が無く...

 

回避してこの前富良野岳でよかったぁ~の図

 

雪のない頂上:風でよろける者1名

 

ということで、写真を撮るのにうろついて10分が限界の頂上

でしたが、景色は文句なしです

 

 

■8:50 下山

 

下りも良い写真が撮れました。

夕張山地に吸い込まれそうな一枚

 

今日の下りも適度に融雪が進み快適です。

 

上空にうっすら高曇りとなってきて、

2日間なんとうまい具合に晴れてくれたものか・・と、

感謝感謝感謝


 

■10:10 登山口

 

2日間分の報告にお付き合いいただきありがとうございました

登山は、一人もいいけど気の合う仲間で登るのがやはり良いですね。

皆、環境が少しずつ変化していって、時間を合わせていくのに少し

苦労することが多くなってきましたが、また登りましょう

 

因みに“ミニ山の会”には先日Amigoさんのお友達1名が新たに

加わって現在5人の所帯になりました。

 

さて全員集合となる日はいつでしょうか?

 

また来週お会いしましょう

 

 

 

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15/07/20『十勝岳』

2015-07-20 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

7月三連休の最終日は、十勝連峰の中央、「十勝岳(2,077m)」に

カミホロカメットク山(1,920m)」経由のルートで登ってきました

 

念願のカミホロの頂上を踏んだhashimuは心なしかウルウル

 

Toshiとhashimuはもう18年来の友人です。

hashimu@鳥取日本海と

知り合ったのは、忘れもしない鹿児島の天文館の夜

ラーメンすすりながら、田舎の話で盛り上がったのでした。


この人無類の北海道好き

この夏、台風11号に翻弄されながらも、

よく来た友よ

予想外の晴れ天気をこの十勝連峰に導いてくれました

 

19日、白金野営場にて、再会を祝して“乾杯~い” 

 

台風の影響で二日遅れて来道したhashimuを昼に千歳に出迎え、

彼の若いころの旧友宅を訪ねながら、なんとか17:00、予定通り

白金野営場に着きました。

 

北海道で食べるジンギスカンは格別であろうね

 

それぞれテント泊、車中泊して真面目に4時前に起床し、晴れて

雲海が広がる十勝連峰の主稜線下を十勝岳温泉登山口に走って

来ました

 


 ■5:00 十勝岳温泉 登山口

 

鳥取の友人、hashimuの夢は、十勝連峰から大雪山までの主稜線

を縦走でつなぐこと・・・

数年前に来道し、その時は富良野岳から三峰山、そして上富良野岳

を巡って、その夢のスタートをしています。

 

本日は、上富良野岳からカミホロ~十勝岳とつなぎまっす

 

hashimu殿

本日は貴方が主役、

良い写真が沢山撮れましたので謹んで沢山アップしますぞい

 

来し方、富良野岳も朝の時刻は青の真っ只中

おおっ、憧れのカメットクが近づくぞぉ~

 

朝の逆光がいい感じの稜線手前で・・・

 

高度感が「いいね

 

よい写真ばかりだけど、

全部はアップできませんぜぇ~旦那ぁ~

 

hashimuのメールアドレスは、ゆるゆる登山(yuruyurutozan@)

です。

今日も確かにゆるいけど、やや、

目標に近い時間でカミホロにとぉ~ちゃこしたので、“ゆる”1個ぐらい

で勘弁してあげます

■7:40 カミホロカメットク山

 

基本、お友達なので握手はしてあげます。

しかし、

ここからがhashimuの体力を見極めながらの旅 

腰、膝の調子がよくなければ、途中で引き返すこともあるでぇ~

 

逆光だと十勝岳は遥か先に望める感じだけれど、距離はそうある

わけではない。

 

目標は4時間だぞい

頑張れ

意外と頂上は近い涼しい午前の稜線歩きを楽しんでくれ

 

 

と、

最後は4時間に間に合わせたように、頂上直前からToshiが

後ろからあおりました 

■9:00 十勝岳

 

望岳台側からの登山客とここで合流、

三連休の最終日にしてはそれほど多くない印象です。

それにしてもアブが多いなぁ~

 

今日も“天そばどん兵衛”食べてるんだけど、口開けていると

アブが飛び込んでくるわい

■9:40 下山

 

 

下山の途中で、パノラマ画像を挿入しておきます。

もう、雲がかかり始めましたのでね

 

左端、下ホロから富良野岳までの空気感です

 

■9:40 大砲岩

 

で、

ここからhashimuが元気なので、三段山に寄ることにしました。

hashimu悪戦苦闘の途中画像は省きます。

 

よく頑張りました

■11:05 三段山

 

この先、辺りにガスが立ち込めてバックの稜線が見え隠れ・・・

 

そして最後にこれまたかっこいい画像、

19日、台風の影響なくば宿泊する予定だった凌雲閣

 

ところで、

 

皆さん

三段山から凌雲閣に下山するルートが閉鎖されているって

しってました

 

登りでの不注意は、この三段の沼ルートが通行止めになって

いることに気付かずに下ってきたこと・・・

 

美しいはずのハイ松帯から沼までのコースは、笹が生い茂り

ほぼ廃道と化していて、人の歩ける状態で無し

最後にhashimu君を“這う這うの体”で、下山させてしまいました

 

ゴメンネ

■12:50 十勝岳温泉登山口(hashimu大汗の図)

 

今日の登山ですっかりとスリムになったhashimu殿?

調子に乗って美味しいものを食べすぎると、鳥取に帰るまでの間に、

お腹に肉が付いてしまいますよ

 

数々撮ったカッコイイ画像は後程DVDに焼いてお送りします。

明日からまだ一週間、@北海道生活を満喫してください

 

Toshiは来週も十勝連峰に出没しまっす 

 

 

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15/05/03『オプタテシケ山』

2015-05-03 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

ゴールデンウィーク中の日曜は十勝連峰の「オプタテシケ山(2,012m)」に

新得側から登ってきました

 

2週続けてシイ十勝川沿いを走り、

今週はトノカリ林道からオプタテの南東斜面を行きます

 

オプタテ頂上より大雪、トムラウシを望む・・・

 

まずは、

先週登った下ホロの様子からお伝えしましょう

オプタテから直線距離で12km南にある下ホロは御覧のように

1週間で雪がかなり融け、ずいぶんと山肌が表れてきました。

例年になく、

あと2週間もすると夏山の様相か...

そんな雰囲気です

融雪の進んだ「下ホロカメットク山(1,668m)」[写真:左]の北斜面 

 

早起きは習い性なのでそれほど苦にもならず...

始めてアプローチするルートなので気が急いてしまって3時間と少し

(高速:夕張IC~トマムIC)で登山口となる林道最終除雪地点に

とぉ~ちゃこです。

 

6:50  トノカリ林道 除雪最終地点

 

先週の長旅...シイ十勝川沿いの長い林道をもそうでしたが、

林道という林道の春の景色は、どこも落石、倒木だらけです。

雪が融けたら「はいっ」自動車が走れますというわけにはいきません。

美しい林道ながら、

春の雪融け水が川を満たして騒がしい水音、

でも、実はこれが好きでたまにカヤックをしたくなります。

 

■7:55 三股橋

途中からトノカリ林道をはずれ、

観測所までの作業道に入りますが、

この辺りからすでにオプタテシケの山容が間近に観られていて

距離を感じない林道歩きを楽しめます

 

■8:25 雨量観測所

この観測所から先、まだ8kmもあるようには思えない近さにオプタテを

捕えられます。

上富良野、美瑛側、涸沢林道から向かう夏山ルートとはまた違った趣な

ところがやはり春山の醍醐味と言ってよいでしょう

 

森林が切れてくる標高1,100m地点

 

雨量観測所までのノンビリとした樹林帯歩きが一変して、

標高850m地点の沢型を越えたあたりから斜度がぐんぐんと増していく。

そしてそこからはひたすらの登り、

そう、獲得標高差で1,100m以上、斜度25~30度の急斜面を

ヒィヒィ言いながら...

頑張って登らねばなりません。

 

標高1,500mを超えたぐらいになると眼や頭に低山では感じることの

ない異変がけっこう出てきます。

どちらかというと過呼吸からくるものでしょうか・・・

 

あ、それと上ばかり眺めていると首も痛い

 

■12:05 北東の肩(頂上はもう400m先)

 

いやぁ~、

今週も思いのほか時間がかかりました

1,600mを越え、斜度が30度を超えたあたりでスノーシューを

デポしてアイゼンに履き替えたのはいけれど、そこからが腐ったザラメ雪

に足を取られてなかなか進みません。

この肩からだって、あと400mの稜線が途中ズボズボ、腰までぬかって

けっこう大変なのです。

 

ま、

そうして悪戦苦闘していても、常に頂上を目視しながらの登りは、一歩、

そしてまた一歩、着実に目標が近づいてくるという“励み”が違います

 

■12:30 頂上

 

えっ?

登りに5時間40分かかってしまいました。

すぐ間近に眺められていたのに...

 

スノーシューをデポしてからが長かった

 

風もそれほどない絶好の登山日和

お天気だって、春の空気感特有の霞がかかっていても最高と言って

いいでしょう

 

南側の主稜線上の主役勢揃いの図

 

北東の主役⇒左から:トムラウシ山~石狩岳~ニペソツ山~ウペペサンケ山へ

 

解説はあまりいらない感じがしますね

“晴れれば山は100倍楽しい

 

■13:10 下山

 

さて、下りは早いだろう...と、たかをくくっていますが...

これがなかなか大変でした

 

下り、肩からの大パノラマ 

何せ、

腐れたザラメ斜面は、すたこらサッサっとツボで駆け降りるなんて

できなくて、腿まで脚をとられ、もんどり打って転ぶシーンが度々...

 

得意のスノーシューに履き替えても、斜度がきついためテレマーク

姿勢を続けているうちに筋肉プルプルで耐え切れなくなり

転びます

ここだけボードで下れたら最高ぉ

なのに、

ここまで背負って上がれるか???

 

考えるのやめよう

スノーシューのブレーキ跡がミニ雪崩を引き起こしていく瞬間

 

■15:25 林道駐車スペース

 

今週もまた沢山遊ばせてもらいました。

Toshiのブログは週一のゼンマイが基本なんですが、

連休だけに、晴れたらまた何処かに繰り出そうか・・・

贅沢に考える今年のGWであります

 

最後は、

恒例のショボショボ動画でお別れしましょう

一度は流してみたかった~BGMは念願の「坂の上の雲[5:25]

 

 

 

 

 

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15/04/26『下ホロカメットク山』

2015-04-26 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

4月も最後の日曜日を無駄に過ごすことなく、

十勝連峰は「下ホロカメットク山(1,668m)」に登ってきました

 

十勝連峰の主たる峰々をバックに

 

下ホロカメットク(通称:下ホロ)には夏山登山道がありません。

なので、年間を通してこの残雪期を逃すと、なかなか足を踏み入れる

ことが難しく、Toshiも2010年5月15日に登って以来の登頂です。

5年前とは二週間も早かったのですが、今年の積雪量からすると、

来週では遅いぐらいでしょう。

 

かといって、十勝川の支流、シイ十勝川沿いの林道も積雪期は

通行止めですから、登るタイミングがなかなか難しい山です。

 

■4:10 駐車スペース

 

土曜日の午後から登山口とするシイ十勝川沿いの除雪最終地点に

入り、車中泊

 

そうして、今朝はまたまた早起きの虫が騒いで、3:20には起床して

いました

 

トムラウシ山(東大雪荘)まであと17kmの地点から林道へ・・・

 

なので朝出発時点の長い長い林道歩きの画像はなし

 

やっと明るくなって陽射しを力強く感じたのは、下ホロが林道の

先に見え始めてからです

 

2:15で、下ホロカメットク山(←左)と境山(右→)が見渡せる地点に

 

ここまでの林道歩きで8.3kmもあります。

仕方がないですが、その林道も車を利用できる林道ではなく、

途中、落石や倒木が激しいため、車が走ることがどうせ出来ない

と思うと、さしたるアルバイトとも思わずここまでやってきました。

 

 

林道分岐(標高843m)地点からが独立峰「下ホロカメットク山」までの

アプローチで、頂上まで4kmですが、

ここから825mの標高差を登るわけです。

いや、実際には最後2.7kmにさしかかったあたりから、ほぼ直登で

稼がなくてはならない800mの登りはけっこうキツイ・・・

 

頂上直下、境山(1,837m)の右奥は十勝岳(2,077m)

 

それでも着くのですよ。

足の幅、一歩25cmずつの上昇で

 

なので登山は“人生”に喩えられる訳です

 

■8:25 頂上 (風が強いのは頂上だけ)

 

Toshiの頭の部分が美瑛富士、右に進んでオプタテシケ、そしてトムラウシ山

へと続く峰々です。

はぁ~調子に乗って三脚を立ててポーズを決めていると、いつになく

1時間ほど頂上およびその直下で過ごすことになりました。

 

細長くカマボコ状の狭い頂上ながら居心地がよく、ひとたび北側に

降りると風がほとんどない快適状態、これはイイ

 

四周はまずもってパノラマに収めます。 

西方、大麓山の奥に夕張山地が並んでいます。

北西、境山を中央に前富良野~上ホロ~十勝岳~オプタテへ

北東(中央)にトムラウシ、そこから右に東大雪(石狩岳~ニペソツへ・・)

 

■9:25 下山


地図には無い小川の源頭に美しい泉が存在しています。

夏にも枯れることは無いと思われます。

さて、なんと名付けようかしらん。

勝手に付けていいなら『目得の泉』

メットクの泉と読んでくださいご利益あります

 

■12:10 駐車スペース

 

総距離24.6km、累積標高1,566mはともに冬期間から春、残雪期に

かけての最長歩行ですが、雪が締まったこの時期は疲れを感じさせません。

最後は、Amigo氏本日別行動なのに動画BGMの選曲がジプシーキングス

です。

気分がそうさせました

  

 

2015年4月山行

 

 

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14/09/20『富良野岳(原始が原ルート』

2014-09-20 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

ごきげんよう

 

9月も中旬を過ぎて、紅葉前線が縦断していく中、十勝連峰の

最南端の山「富良野岳(1,912m)」を富良野は麓郷側原始が原

から登ってきました

 

下山時にようやく頂上までが表れた富良野岳(南斜面)

 

今日は、Aotaさんと二人登山です。

札幌を5:00に出発し、およそ2時間半で登山口までやって

きました。

 

予報は午後まで雲が残る・・・という山域

その予報は的中です

 

 

■7:40 原始が原登山口

駐車場に車はゼロ、出発時は我々だけの登山口

 

 

登り始め、標高730mの地点はガスに覆われて、

晴れる/曇る、は5分5分の予想

“広原の滝”に差し掛かった頃には、あたりは明るくなってきて

陽光が差し込むようなになってきました

 

と、

ここまでが視界の効かない登山道...

 

雨が降り続いたせいか原始が原の入口付近、この時期に

しては水たまりが多いです。

 

そして、

■8:40 原始が原(標高1,050m)

 

登山口から約1時間で原始が原に到着しました。

湿原に生える草の様子がこの時期特有の色に変わっていて

美しい。

これも紅葉の“効用”っなんちゃって

 

いつ来てもエゾアカ松の木立が美しい・・・

同じ高地にある湿原でも、前回Aotaさんと歩いた雨竜沼湿原とは、

趣がまったく違いますね。

 

抜けそうで抜けない富良野岳にかかる雲、

“坂の上の雲”、、よいのはこういう雲じゃあないんだよなぁ~

 

 

原始の原、森を抜け、富良野岳の山裾に入り、斜度が上がって

くる地点に近づくと、ここでも紅葉を楽しむことができます。

 

標高は1,300m、大雪、十勝連峰の中では遅くやってきた紅葉

なので見ごろはあと一週間先といった感じです。


振り向くと前富良野岳(1,625m)の麓にこの山域らしい景色が・・・

(どこに羆が見えてもおかしくはない風景)

 

標高を稼ぐ最後の登り斜面(標高差400m)をAotaさんは

休むことなくガシガシと登っていきます

 

夏以降の単独行が着実に体力に現れている...。

やはり山の体力は山で強化されるというアミーゴさんの話は

ホントでしょう

 

頂上が望めるはずの肩に到着(けど、視界は・・・)

 

結局このガスは頂上まで抜けることなく、

晴れていれば、それは美しいだろうと想像できるお花畑の紅葉

は肉眼ではその赤と黄色を楽しむことができます。

 

写真でそれをお伝えできないのが残念です

~ 

■11:05 頂上

 

Aotaさんには初めての十勝連峰で、晴れていれば望めるはず

の、バックの景色がグレー一色で申し訳ない。

Toshiの“晴れ男”の名も返上

ここは心眼でお願いします

 

食事後、小雨に加え“あられ”が落ちてきました。

山頂付近の一部には、“旭岳冠雪”の知らせと同日に降った初雪

が融けずに少し残っていたり、、

山の季節は駈け足で進んでいます

■11:50 下山

 

原始が原側を歩かないと出逢えないお花畑の紅葉

 

・・・なんですが、やはり陽が射さないとねぇ~

 

 

と、

下山途中、

いつものことですが、

下りになって雲はどこかに行ってくれるんですよね。

予報もそうだから仕方がありませんが

西の「前富良野岳」、南の「トウヤウスベ山、大麓山」は綺麗に

望めるようになってきました。

 

 

おぉ~

ここにきてブログネタ発見

Aotaさんの横に雌鹿が表れました。

 って、

拡大したらオスでした~

(角が生え変わりのため取れて無くなっています)

しかし、この鹿、我々が下り去るまで固まって、この場を動き

ませんでした。

何か僕らの方が鹿に観察されていたような・・・

 

 

頂上では残念なが曇って何も望めませんでしたが、

この季節の原始の森を十分に堪能できました。

大雪、旭岳の紅葉は10年に1度の美しさだとか・・・

 

■14:40 登山口


結局この日は、同ルートの登山者ゼロ

やっぱり山はひっそりとしていた方がイイ

 

ごきげんよう

 

【備忘録】

・滝コースは、いまだ進入禁止のままです。

・行きは三笠、桂沢湖経由[広島IC⇒三笠IC]、帰りは占冠経由
 [占冠IC⇒北広島IC]で帰ってきたが、 麓郷からだとどちらも
 時間にそれほどの差なし(と思われる)。
 ※実際には、千歳東ICから北広島IC間事故のため不通 

・占冠「湯ノ沢温泉」は、日帰り入浴なんと440円でシャンプー、石鹸
 付きとお奨めです。 

 

 

 

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14/08/09『オプタテシケ山~美瑛岳・美瑛富士』

2014-08-09 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

ごきげんよう


  夏山シーズンまっただ中の8月第2週の土曜日は十勝連峰の

2千m峰、「オプタテシケ山(2,012m)」から「美瑛岳(2,052m)

そして、「美瑛富士(1,887m)」を日帰り縦走してきました

 

ガスが多くトムラウシまでは望めないオプタテ頂上にて...

 

富良野から上富良野、そして美瑛という市や町の名前は今や

全国的な観光名所として有名で、この日も帰りの“青い池”の駐車場

手前の白樺街道は「れ」や「わ」のナンバーの車で大渋滞

 

十勝連峰には富良野岳、上富良野岳、美瑛岳と南から北、または西から

東に連なる町の名前通り、山(岳)の名前が付けられていて、それぞれが

個性ある山容で主峰の十勝岳を盛り立てています。

中富良野岳と南富良野岳いうのが無いのは、両町民にとってはちょっと

残念かもしれませんね

 

さて、

前置きが長くなりましたが本日の主役は日本百名山に入ってもおかしく

ないはず(Toshiは思う)の山で、7月“爽やか登山の会”で登ることが

できなかった「オプタテシケ山」がメインです。

メンバー4人になったつもりで“こぴっと”リベンジしてきます

 

■7:20 美瑛富士 登山口

登り開始時刻の登山口の様子、車両は先客4台と以外に少ない・・・

 

出発時点、山麓の天気はまずまずですが、

山の中腹から上空かけてガスがかかり、回復のほどがどうなんだか・・・

しかし昨年の秋、同山域では絶好のロケーションを楽しめているので、

ただでさえガスのかかりやすいこの夏山であまり多くは期待していません。

(昨年10月5日の山行はこちら)

 

それほど高くない石垣山の上にも・・・

 

いずれにしても、

北海道内で「晴れ」の確率が一番高い山域として札幌から態々走って

きていることは間違いありませんよ

できることなら晴れてくれぇぇ~と願いながら、

 

ガスが抜けだしたかな?

 

あ~

単独行のときはどうしても急いでしまいます

というのが、やはりオプタテシケ山までは昨年の登り時間を意識しないでは

おれません。

 

曇が多いので写真をあまり撮っていないせいか、避難小屋までは昨年より

早いようです

 

■9:00 美瑛富士避難小屋

 

ということで、

タイムスケジュールをオプタテまで3時間を切るスイッチが入って

しまいました

 

なので

暑い

 

■9:35 ベベツ岳(1,861m)通過

 

あくせくと登りながらでもベベツ岳の良いところをこぴっとイメージ

しながら歩いていますよ

昨年の秋にはそれほど感じなかったことだけれど、ベベツ岳周辺の

お花畑はこりゃあすごいです

もう見ごろは過ぎてしまっていますが、枯れたチングルマの群落の

密集度が違います。

(誰ですか?不遇の山と言ったのは)

ですから次回登るときは春、それも残雪期にこなければいけません。

 

ベベツ岳からオプタテへの登り返しは・・・

ここから先、ずいぶんと息が上がりましたが、

相変わらずガスが抜けきらないため気温がそれほど高くないせい

でしょう、

 

2時間50分でオプタテと~ちゃこです。

 

■10:10 オプタテシケ山 頂上

 

北東、トムラウシ山方面も残念ながら・・・

 

頂上には、

朝4時から登り始め、ここでトムラウシ側の雲が抜けるのを辛抱強く

待っている登山客の方がいらっしゃいました

山麓の予報だけだと午後の方が晴れる確率が高いだけに、

待てば海(山)路の日和あり・・・

となることを祈念します

Toshiは、おにぎり2個を早々にたらげて

一路、美瑛岳に

折り返しの風景

 

視界がそう開くことのなかった途中の写真もほどほどに、

アップ

ベベツ岳を越え、石垣山を抜け、美瑛富士小屋の交差地点を

過ぎ、かすかに仰ぎみる

 

美瑛岳はもうすぐそこです。


美瑛岳東斜面は独特の山肌 、 

各ルートから様々、トラバースして美瑛岳山頂に登山客が向かっている

姿が見て取れます。 

 

■12:45 美瑛岳 頂上(標柱が新しい)

 

オプタテで撮っていただいた画像もそうですが、Toshiが三脚で撮る

画像とアングルが違うのでなかなかにうれしい

本日2座目の2千m峰です。

 

顔を出しそうで出してくれない十勝岳(画像⇒)

 

はいっ、

先は長いです

 

今度は、美瑛岳~美瑛富士の登り返しが待っていますよ

 

 

美瑛岳と美瑛富士はその趣がまったく異なります。

縦走路の交錯地点を過ぎると荒々しい美瑛岳岩塊から美瑛富士

特有の赤い砂礫帯に変わります。

この登り返しは、斜度から言っても美瑛岳よりは多少

■13:30 美瑛富士 頂上

おかげさまで、本日3座目の頂上です

 

オプタテ方面は望めても石垣山あたりまで...

 

この美瑛富士にきてこの日唯一誰も居ない頂上でラーメンをすする

ことにしました。

三脚を出したのもこの場だけ・・・

一人だとこのように、

標柱にすりすりしても構わない

そうこうしているうちに学生団体さんが到着してきたため、それほど

長いせず下山

 

■13:55 下山

 

と、その前に美瑛富士の頂上から北西300m先にケルンが積み上げられた

肩ともいうべきピークがあることがわかりました。

ここまでは踏み跡があって、晴れていれば美瑛岳を望むスポットとして、

美瑛富士頂上とはちょっと違う趣があるかも・・・と思いました。

 

ちょうど顔を出した美瑛岳(美瑛富士の肩で)

 

■15:25 美瑛富士登山口

 

以上、

全行程、総距離25km、8時間05分頑張りました

 

山麓は晴れていても夏山の天気は気まぐれです。

雲は多かったけれど、十勝連峰登山としては上出来でしょう


白金温泉からのオプタテ方面(15:45)

 

最後に、帰る途中の連峰の様子をいつものように千望峠から、

右端、富良野岳は割といつも雲が抜けている・・・

 

「花子とアン」よろしくね

ごきげんよう

 

 

 

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14/07/21『平山~比麻良山』

2014-07-21 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

連休最終日の月曜日は、北大雪に戻り「平山(1,771m)」から比麻良山(1,796m)

と巡ってきました

 

抜けるような空と大雪の主峰

 

連休3日目になって最上の天気に恵まれました

hiromiちゃんは、3日連続始めての山に登り、なおかつ最終日は

大雪山絶好のロケーションで楽しむことができたはず

 

これは誰のお蔭でしょう

この天気は「兄さんのお蔭だ

と言いたいところですが、今回ばかりは、すべてアミーゴ隊長の

お蔭でしょう

 

昨晩も標高1,000mの平山(ひらやま)登山口近くの駐車スペースで

車中泊(テント泊)、酒量はほどほどです

 

話題はやはり“肉離れ”についてですが、こればかりはさすがのアミーゴ

さんも長引きそう、

長く登山中心の生活をしていて(仕事は当たり前にこなして)数えるほどの

試練かもしれません。

今年はToshiの骨折(登山ではないが)手術に始まって、夏のこの時期に

アミーゴさんが山に向かえないとは・・・

 

忘れられない年になりそうです。


気を取り直して、

4時前には起床、こぴっと身支度してさあ行ってこい

 

と送り出されて、

■4:40 登山口 下駐車場

出発です

 

昨日夕刻の登山口の混みようは、

第2回大雪山ウルトラトレイルの影響だったわけかぁ~

大雪山山域はこの週末広範囲にこのトレイルランニングの関係者で

賑わっていたわけです。

 

連休最終日、宿泊してまで早朝平山を目指そうという登山者は数組の

ようでした。

さて、どのような山行になりますか?

 

平山とは、読んで字の如く標高1,700mの台地に広がった平原と思える

ほど緩やかなピークの山であり

しかし、その台地に登り詰めるまでの山懐が変化に富み、沢の源頭には

滝があり、さらに上にはこの時季でも雪渓を湛える冷涼感がたまらなく

爽快で美しい山です。

 

そして花がどうして美しい

雪渓脇のお花畑は、まだまだ見頃を終えておらず、朝の陽射しに輝いて

いました。

のぼり始めて1時間で7合目、1700m台地ももうすぐです

 

朝日の眩しさと、坂の上の青、もうそこに吹き抜ける台地の風が

待っていることをToshiは知っていますよぉ~

 

 

ほ~ぅらぁどうですかぁ

 

この日はアミーゴさんに良い画像を見せたくて、2人はいささか調子に

乗っています

 

■6:20 平山、比麻良山分岐(1,737m)

 

表大雪の絶景を背景にまず一枚、

既に着替えを済ませたhiromi嬢、雰囲気はコマクサでしょうか

 

平山を背に(指はこぴっと伸ばせよ)

 

ニセイカウシュッペ山の方角は

 

臨場感は三連休初のパノラマ画像で

 

あ~

頂上を前ににしてここで大満足です。

 

お花も多少アップしておかないと・・・

Toshiの好きなコマクサは群落が観られ、時期がまだ良かったと

思わずにはおれません

■6:50 平山 頂上

 

 

平山の頂上からはトムラウシ山がこぴっと眺められる空気観です。

高度感の味わえない平山からの眺めはほどほどにして、

一路、比麻良山までの縦走路を再び戻ります。 

 

■7:05 平山、比麻良山分岐(1,737m)

同じロケーションのように見えますが、

 

実は足元はコマクサの群落です 


ピンクの服がコマクサのようで可愛いですなぁ~

こりゃ褒め過ぎか?

 

そうそう、ここでhiromiちゃんは、

 ニセイカウシュッペ山の名物、子槍は一昨日に観ましたと言っています。

比麻良山(ひまらやま)の手前にある 比麻奈山(ひまなやま)には約30分ほど

で到着、ヒマラヤをもじったとも思える名前の山には標柱もなし。

誰が名付けたのか?

 

■7:40 比麻奈山 (1,811m)

 

ニセイカウシュッペ山への縦走路に立って

 

そして比麻良山には20分、いや実際には15分でたどり着ける距離

なので、その先の文蔵岳まで足を延ばしてもそれほど時間は

かかりません。

ニセイカウシュッペ山から比麻良山、そして文蔵岳からさらに有明山、

天狗岳への縦走路があるようなので、車を回遊させて縦走を

楽しむのも面白いですね。

 

■8:00 比麻良山 (1,796m)

 

カッコイイけど、もう5m先へ行けたら絵になるのに?

 

比麻良山で早い時刻の食事を摂り、アミーゴさんに下山メールを

入れましょう!

Toshiさん了解!

って、送ろうとしましたが電波が足りないみたい・・・

 

 

■8:35 下山

 

帰路は足早に・・駆け抜けていきます・が、

 

とここで、


先に行くhiromiちゃんが登山道でお知り合いとバッタリ

いゃあ~奇遇ですね

過去2回、伏美岳、室蘭岳でお会いしているそのご夫婦は、Toshiの

ブログがご縁でhiromiちゃんと知遇を得たお二人とのこと、

ナジャさん!(奥様のニックネーム)


渡しがToshiです

いや違った私がToshiで、アミーゴさんが“渡し”で今日はおりません

(なんのこっちゃ)

 

その後、今日はここに居ないアミーゴさんのことを説明し、またの再開を

祈念してお別れしました・・・

ご了解を得て写真は小さめで


ナジャさんへ

Toshiのブログでよろしければ、どうぞリンクなと張ってやってくださいまし

そしてナジャさんのブログはこちら

↓↓↓

http://amanoshihou.blog.fc2.com/


で、

ここいらでhiromiちゃんが撮ったToshiの写真も入れさせていただき

ましょうかね

 

 

■9:10 平山、比麻良山分岐(1,737m)

 

ここまで青く澄み渡った天気にありがとう

 

また来るぞ!ヒラヤマヒマナヤマヒマラヤマ

舌を噛まずに言える人は?

 

下山時に数組の登山者とすれ違ったけれど、

帽子もかぶらず、

ハーフパンツで脛を出し、

スパッツも付けずに歩く女性は一人も居ませんでした

 

“ミニ山の会”仕様だから・・と意に介さないhiromiちゃんは、

たくましいのか鈍感なのか・・・

ふ~む

~ 

■10:20 登山口 下駐車場

 

下山時の駐車場(今日は昨日ほど登山客は多くないみたい)

 

アミーゴさんは、Toshiのテントを乾かし、二人のシュラフも干して

待っていてくれました。

ナジャさんご夫婦にお会いした話を報告すると、自分がそこに居ない

ことをとても残念そうにしていました。

この好天の中、山に登れない悔しさはいかばかりか・・・

お察しいたします。

 

3日間、船頭、いや失礼しました、送迎ガイド役を最後まで勤めていた

だいてありがとうございます

のんきな兄妹ですが、こぴっと感謝しています


ごきげんよう


 

2014年7月山行

 

 

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14/07/19『ニセイカウシュッペ山』

2014-07-19 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

7月も後半の三連休は“ミニ山の会”で山三昧です

連休初日の土曜日は北大雪の山「ニセイカウシュッペ山(1,879m)」に

登ってきました

 

幸先よく連休初日、頂上にガスのないニセイカウシュッペ山で....

 

 

この日、“ミニ山の会”にしては珍しいアクシデントがありました。

珍しくないアクシデントは

忘れ物、失くし物、落し物・・・、

 

しかし今日は違います。

 

そのお話はのちほど・・・


三連休、当初予定していたのは日高山脈ですが、ど~も十勝の予報が

芳しくありません。

いつものように三連休中、一番晴れる確率の高い山域として北大雪から

道北にかけての山へ...二日前に変更しました

 

初日の今日は北大雪にきて「ニセイカウシュッペ山」

明日は道北、滝上町に走り「ウエンシリ岳」

最終日は、再び北大雪の山「平山~比麻良山」の報告します

 

一気にブログを書く時間がないので、今日は初日分だけアップできれば

いいなぁ~

出来るかなぁ~


ということで、「ニセイカウシュッペ山」は一昨年にTakさんと同じ7月に登って

以来ということになります。

 

前日までの仕事の疲れを引きずっているToshiの希望を入れて、この日は

札幌を9時に出発という遅いスタートです。

 

それでも高速を使うと北大雪山域の山懐までは2時間ちょっとでたどり着け

ますよ

 

■11:30 登山口

晴れ天気ながら...ガスが気になりながらの登山口

 

いつものように三人そろって「ごきげんよう

突然ですが、

“ミニ山の会”のCL、アミーゴさんは来週でめでたく還暦を迎えます。

本人は何にもめでたくは無いと言っていますが、人生一回りすること

は自分の決めた登山ルートを一回りすることの積み重ねですから、

これは大変おめでたいと思うわけです

 

アミーゴさんが還暦を受け入れたくない気持ちは日頃から聞かされて

います

それは、

アミーゴさんが子供の時によく耳にしていた童謡に原因があります。

 

「村ぅ~らの渡~たしの船~ん頭さんは、今~年し60じゅのおーじいさん

「歳はとっても、お舟を漕ぐと・き・は、元~気ぃ一杯櫓がしなるぅ~、

そらギッチラギッチラ、ギッチラこぉ~

この“おーじいさん”というのがひっかかるらしく・・・

 

この曲はアミーゴさんのお孫娘さんのノノちゃんもすっかり覚えてしまって、

お買い物をしながら口ずさんでいるそうです(ジイジィのテーマ曲)

 

昔は60歳というともうお爺さんと呼ばれていたんですねぇ~

 

とにかくおめでとうございます

 

と、

今回も前置きがかなり長くなってしまいましたが、

アクシデントは出発後間もなく起きたようでして・・・

この直後、アミーゴさんに不運が

 

よくあることですが、

アミーゴさんは登山中、突然う〇こがしたくなって、

Toshiとhiromiちゃんを先に行かせて脱〇することがあります

この日も登山口から1Kmも経ない途中、僕らを先にやりました。

しばらくの間、Toshiはhiromiちゃんが初めて登るニセイカウシュッペ山の

良いところを語って聞かせ、兄さん面をしていました

 

のんきにポーズを取るToshi

「ほぉ~ら、子槍は明後日また逆側から眺めることになるからよ~く

観ておいてちょーだいよぉ~

「Toshiさんあれですかぁ~」ああぁ~そうだぁ指はこぴっと伸ばせよ

 

表大雪の山の頂上はちょっとガスがかかっていてるけれど、夏の空気

を一杯にためこんだガスがもくもくと湧き上がる景色もまた格別だぁ

この山域だけ、こんなに晴れているのは

 

 

hiromiちゃん

それにしてもアミーゴさんちょっと遅くない?

Toshi

「足が痛いって言ってたから、少しゆっくり目にあるいているのかな?」

hiromi

「そうかもね?」

 

それにしても全然追いついてこないなぁ~・・・

 

それにしても遅いなぁ~

Toshi

「もしかしてさぁ~?う〇こちびってさぁ?紙も忘れたとか?」

「だから車に戻ったけど、もう登る気がしなくなって昼寝してるとか?」

hiromi

「そうかもしれませんねぇ~」

「でもぉ~?もしかしたら動脈瘤とかクモ膜下出血とか、そういうことって

ちょっと心配ですね」

Toshi

「そうかなぁ~、だけどな~んにも心配する気にならないってのは不思議

だなぁ~

「ところでhiromiちゃん携帯持ってきたぁ

hiromi
「それが、置いてきちゃったんですよねぇ

Toshi

「えっ、てことはToshiもスマホは電源切って車に置いてきたから・・・」

「アミーゴさん、何かあっても連絡取れないってこと


 

そんなことを言っていたらもう頂上に来ちゃいましたよ。

ま、

せっかくだから記念撮影してご飯食べてから下山しよう

「そうですね~

 

■13:25 頂上

 

ほらぁ、hiromiちゃんまた目をつぶって、アミーゴさんに注意されるよ

来し方、この稜線上にアミーゴさんの姿はなし

 

う~ん、

考えてももう頂上まで来ちゃったから、こぴっとこの景色を目に焼き付けて
う〇この話題で今晩は盛り上がるぞぉ~ 

 

■14:00 下山

頂上付近では遠く北東の方から雷鳴が聞こえましたが、

下山まで雨雲が覆ってくることはありませんでした。

やはり同地域の山麓の予報は当たっています。

 

 

表大雪の山域も少し暗くなりかけましたが...天気は持ちました

花と雪渓と・・・

下山も美しい登山道・・・

「歳はとっても、お舟を漕ぐと・き・はぁ、元~気ぃ一杯櫓がしなるぅ~、

はいっギッチラギッチラ、ギッチラこぉ~

~ 

■15:10 登山口

 

はいっ、

CL不在の登山でしたが、兄妹二人は元気に下山しましたぁ

と、

登山口に到着して車の中を観ると、アミーゴさんが中でをしています。

この時点でまずは「ホッ

Toshi

「アミーゴさん、う〇こちびったんですか

アミーゴさん

「何ぃ、アホぉ メール見てねぇーのか?」

Toshi

「電池が無くなるんでスマホは置いて出ました

アミーゴさん

「 ったく、おまえら兄妹はぁ

 


アミーゴさんは、先日「ルベシベ山」登山の途中で軽い肉離れを起こした

左足に、う〇この直後歩いていて激痛が走り、下山するのもシンドイくらい

足を引きずって車まで戻ったのだといいます。

どうやら肉離れをこじらせたようです。


ふ~む、

笑い話も大概にしなければいけません

人間60歳にもなるとあちこち自分の思い通りにはならないことが起こる・・

ということでしょう。(本人は絶対認めませんが)


それにしても、

アミーゴリーダーは、Toshiとhiromiの三連休をムダにするまいと、

この日札幌に帰らず、三人一緒に山旅を完結させてくれることになりました。

本人はとても山には登れないのに・・・

頼もしいですね

 

こんなアクシデントも晩の飲み会では酒の肴にして...この日は明日登る

予定の「ウエンシリ岳」(滝上町)の山麓に移動です

 

続きはまた明日ぁ~

 

 

 

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14/05/25『富良野岳(原始が原ルート)』

2014-05-25 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

昨日に引き続き、この日は十勝連峰に移動しての山行です。

富良野岳(1,912m)」に原始が原ルートから登ってきました

 

この天気、Toshiの“晴れ男”も返上です

 

昨晩はいつものように車中及びテント泊、当然ご褒美のビールはしこたま

飲んで大宴会 

なので、始動は少し遅めです。

 

■登山口 6:35 

 

開始早々ですが、昨日からこいつに悩まされています。

下半身を中心に何匹もまとわりつくマダニ

 

0の山でも数匹に取りつかれ、日帰り入浴時によくよく点検して床につきました。

この吸血昆虫類と“かぶれ”を誘発する植物のいない山にできれば登りたい

ものですが、

そんな山はありません


特に、Toshiが個人的に弱いのは“うるし”の方、

「漆の木の近くを通過しただけでもかぶれることがある。」と言いますが、

僕はその漆の群落に近づいた先々週からまた“かぶれ”ています

 

いったいこのアレルギー体質を改善する術はないものなのか・・・

知っている方は連絡ください

 

 

原始ケ原に到達するまでにダニを払いながら、そしてお互いの衣服を点検

しながら登る始末です。トホホ

 

 

「広原の滝」の上を渡渉して間もなくの斜面はやはり雪渓が覆っていました。


そこからそう時間を要することなく原始ケ原に辿り付きますが、景色はご覧の

様に、うっとうしい霧雨で途中カッパとザックカバーを着用です。

4月から長く続いた晴れ天気の仕返しをされた感じですね

 

昨日の宴会でも当然飲み過ぎたせいかToshiは喉が乾いて何度も水を

飲みます

実はこの日このとき目指していた山は「前富良野岳(1,625m)」、で

えっちらおっちらと登れども登れども頂上に到着する雰囲気がないなぁ~と

二日酔いのお酒も抜けかけたとき、

アミーゴさんの

「いや~、コースを間違えた。富良野岳(1,912m)に登ってるわ」に、

反応して、この日一度も目にしていなかったGPSを覗くと、その時点でもう標高

1,700m地点、明らかに富良野岳の登山道を辿っているではありませんか

 

 

“弘法も筆の誤り”、2000回登山を重ねたアミーゴ氏でもこの視界の悪さでは

コースを間違うときもあります。

 

しかしまぁ~富良野岳の大雪渓を登り詰める醍醐味を名残惜しいこの

残雪期に体現できていることに一同喜びを感じ、

気が付くと秀峰富良野岳の肩に立っている

ここから頂上まではわずか数百mという距離です。 


■9:55 頂上

 

ガス、ガス、ガスの頂上、でも気温は高め。

 

あの南斜面の大雪渓を見下ろす景色はありませんが、大満足

ときおり空が明るくもなってきましたので、ここで食事を摂って下山です

 

■10:25 下山

 

下り、僅かに富良野岳の裾野が明るく広がった原始ケ原です。

 

今日、目指すはずだった前富良野岳も予報ではもう数時間後に頂上の

姿を表すでしょうか

 

それを目にすることなく広い原始の森を歩きます。

空はもう夏山の雰囲気を兼ね備え、時季を変えてまたおいでと言っている

ような・・・

 

■12:15 登山口

 

この日もお蔭様で1,187mの標高を獲得しました。

だからなんなんだぁ~

“ミニ登山の会”はゼンマイに巻かれた人達の集まりです 

ごきげんよう、さよおなら

 

 

 

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