“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

20/09/12『富良野岳(原始ヶ原ルート)』

2020-09-12 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

9月中旬に差し掛かった土曜日は、万編山の会十勝連峰の山「富良野岳(1,911m)」へ

原始ヶ原のルートで登ってきました

 

道北の高峰が視界良好の一日[十勝岳を背に]

 

misakoさんと札幌を5:00に出発し、江別東IC⇒三笠ICを通るルートで

久し振りに麓郷の町まで走ってきました

富良野の入り口あたりから眺める今朝の十勝連峰は雲が多く、

予報通り昼の時間帯に晴れ間が望めるかどうかは微妙な雲行きです

 

標高が少し低い、手前の「富良野西岳」への変更も視野に入れながら

その夕張山地に目をやると、南の方向の方がどんよりと暗い感じがして、

迷わず富良野盆地を突っ切って麓郷、ニングルの森まで走ってきました。

 

登山口には車両なし

 

7:45 原始ヶ原 登山口

 

夏山としては人気がないのか、同ルートには終日登山者がゼロでした。

十勝連峰の南の起点はここ原始ヶ原ニングルの森ですよぉ~と言いはしても、

人は少ない方がイイ

 

50分歩いて“広原の滝”を行く

 

渡渉は1回、ここで転ばないようにね~

 

上流は少し舐めてて美しい滝だあ~

 

今日の予報は風がそう無い予報のはずだけど、意外にも吹いているので

半袖では寒い。

遅い季節の変わり目がまさしく今日なのでしょう。

 

ヒグマが倒木を歩きやすいように削った跡です   [ウソ...]

 

8:50 原始ヶ原

 

原始ヶ原まで歩いてきたけど、この時点ではバックに望めるはずの富良野岳は

な~んにも見えません

 

登山道は前日までの雨で雪解け時期と変わらないウェット感

 

もう一つ季節の変わり目を感じる風景が随所にありました。

 

笹の処理が丁寧にされていて「もういつ雪が降っても良いですよ」というお仕事跡

 

で、

このまま視界のないガスの中を登っていくのかと落胆しかけていたところに、

まずは小鳥の第一声

まったく鳥のさえずりのない登山道歩きの途中に、「登山はこれからだ」と

応援してくれるような「ピーチク」の声

と同時に、自分の影が登山道に写り、

心なしか気温が上がった気がしました

 

うっすらとだけ見え始めた太陽が登っていくほど明るさを増してきたのは、

明らかな雲海状態の上空に抜けたということです

 

右手上空にわずかに山頂部分が見えるのは紛れもなく芦別岳(1,726m)

 

ここまでくると富良野岳の西の肩が望めているので大丈夫

 

秋の花、りんどうだけが知っている「本日の登山者1組」

 

最後のハイ松帯を超えるともう頂上はすぐ

 

連峰の端に立っている感全開で、報告入れなくっちゃ~あぁ~

 

当然、頂上にはこの時間、十勝岳温泉側からの登山者が数名

 

11:55 頂上

 

頂上までの所要時間[4:10]は、休憩時間を入れない夏山ガイドの標準時間[4:30]よりも早いので、

misakoさん「トレーニングの成果は十分出ています

 

この写真、ホコ岩(1,740m):右を見下ろしている画像です..[見上げている感覚になるから不思議]

 

万編山の会は、日本百名山「十勝岳(2,077m)」を中心に連峰を繋ぐ旅を行きます

 

頂上で食事を摂っている40分間、登山客が数組入れ替わり、

下山近くになって登りついた1組が山座同定を始めた頃、我々は再び雲の海に

飛び込んでいきます。

因みに、リーダーと思しき男性が「ニペが見えるニペだ、ニペだ」と同定していたのは、

日高山脈で凡そ100度ズレています。

 

■12:35 下山

 

南の方向は、日高山脈の主峰頂上部だけわずかに確認できただけで、

原始の森に広がる湿原の全体像、

それにトウヤウスベ山(1,398m)、大麓山(1,459m)は望めませんでした。

 

misakoさん写真ありがとね~

 

風もなく暖かかった頂上から一転、ガスに向かうほどまた気温が下がっていく・・

 

前富良野(1,625m)も頭だけ見え隠れ・・

 

標高1,600mから下が雲の海

 

アートは倒したらダメよぉ~

 

帰りも転ばぬように

 

15:25 登山口 (新しくなった十勝連峰案内図) You are Here

拡大版

登山口の標高650mから1,600mの間は見事に晩秋に向かう装いで、

1,600mから頂上(1,912m)までが、まだ夏がそこにある感覚を覚える2極、2層鮮明な

原始の森歩きでした。

原始ヶ原の下草の紅葉は見事ですが、そこはまだまだこれから・・

わずかに紅葉が始まっていたのは頂上直下の

ウラシマツツジだけでした..

 

しかし、

日本で一番最初に紅葉が始まる大雪山は来週以降、黒岳から彩の報告が始まるでしょう。

 

帰りは麓郷から東山、金山を抜けて湯の沢温泉に浸かり、

占冠IC⇒夕張ICのルートでした。(この巡りが遠く感じない良いルートと思います)

 

さて、

来週は北海道を離れて北アルプスからの報告です。(こうご期待)

アマビエさんに台風回避の願掛けをしてもダメかなぁ~

それではまた来週

 

 

 

 

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20/08/08『ニペソツ山』

2020-08-08 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

8月、第2週目の登山は東大雪の秀峰「ニペソツ山(2,013)」に登ってきました

 

雲は多いけど、雪渓の残る十勝連峰の山並みは明瞭だっ

 

向かう山域に悩んだ一週間でした

 

「山の日」を含めた3連休を利用して日高山脈の山中泊登山を企てていましたが、

週末、台風崩れの暴風雨が北海道を横断したため、沢歩きが必要な「エサオマントッタベツ岳」は、

土日の予報が良ろしくないこともあり、回避

 

土日、一番の晴れ予報は「利尻山」であると踏んで、金曜日の段階でハートランドフェリーの

状況を確認すると、土曜日は平常通り「運航」(するものの・・)

金曜日の道新夕刊には「利尻、50年に一度の豪雨」と記事が載っています。

 

悩んだ挙句、島の道道が不通になっていることなどの影響を考えて、

夜になって東大雪山域に目標を変更しました。


朝4:00に札幌の自宅を出、狩勝峠を過ぎると、そこから先は青空が広がっていました

鹿追から然別湖畔を越えて糠平温泉に降る“幌鹿峠”は、昨日までの暴風の影響で、

倒木まではいかない..けれど、木の枝が無数に舗装道路を埋め尽くしていて走りづらい

 

この時点で本日の林道&登山道がかなり心配になりますが...

 

7:50 幌加温泉コース登山口から2.5km先の駐車スペース

 

・国道273号線から少し入った幌加温泉コースの登山口に駐車してある車両はわずか1台

(それを横目に)

・そこから先の林道が解放されているけれど、通常でも車高の低い車はシンドそう

 (その林道途中に大風による倒木があって、ゆく手を阻むけどギリギリセーフ

・2.5km先にある駐車スペースには、早朝出発組と思われる車両が4台

 

登山口から先の空は青いですよ

 

さあ、Toshiさんは2012年2013年(標高年)に続けてニペソツを登っているけれど、

2012年に無謀にもこの幌加温泉コースから頂上を目指しています。

何が無謀かと言うと・・

このコースの登りは距離が12.5kmもあるのに、当時のこのコースときたら、もう廃道寸前

登山道が不明確&藪漕ぎ笹漕ぎの連続で、オマケにヒグマの糞もゴーロゴロ..、

這う這うの体で1,888mの前天狗手前まで登った記憶はToshiの中の3大藪漕ぎに指定されているほど

 

あの時は、ちえちゃんとAsakoちゃんの二人にばったりとお会いして、下山を杉沢コースで降れたことで

なんとか体力が持ったという苦い経験のある同コースです。

 

田んぼのようなグチャグチャ道がいくつかあって歩きづらい

 

今回はというと、

数年前の台風被害以降林道崩壊が復旧していない杉沢コースに人が行かない分、

この幌加温泉コースしか登る手立てがないので、今やポピュラーに人が歩いていて

手入れも行き届いています

 

三条沼は、果たして“美しい”と言えるのかどうか・・

 

その登山道、2.5km分、車を利用して距離が縮まっているのに、長い

単調な樹林帯歩きは“飽き”が来て、夏は特に見どころが少ない感じ・・・

三条沼もさほどのアクセントとも言えない感じ・・

 

秋は別の顔を見せてくれるのか?幌加温泉コース

 

5.5km歩いてきてようやくニペソツ山とご対面(樹林帯が長いぃぃ~

 

まあ、ここから先はなかなか美しい登山道ではある

 

ここから先、シャクナゲ尾根(途中細尾根)から標高1,662m地点で壁が待っている。

2012年にはヒグマの糞と掘り返しが至る所にあった場所だが、今はその雰囲気はまったくない

ここから標高1,854mまでの凡そ標高差200mがこのコース最もシンドイところ

 

パソコンで見ている人には画像パラパラにしました

 

上上の天気に満足の杉沢コース合流点

 

Toshiの“坂の上の雲”バナー使用のニペソツ山輪郭です

 

ここから頂上までの上り下りは晴れていれば報われっぱなし・です(ここもパラパラで)

 

ここまで来るとあと10分の道のり・・

 

11:45 頂上

 

あいかわらず雲は多いけど、標高2,013mにしてこの視界に満足です。~ウペペサンケ山(1,848m)を背に~

 

十勝連峰の最南の錐峰「下ホロ」だけは頂上まで眺められる

 

12:20 下山

 

途中7組の登山客と行き交いましたが、

皆さんすべて前泊での早朝登山であったため、この日はToshiが一番最後にピークを訪れたことになります。

なので、頂上独り占めの満足登山

このような日もあります。

 

東大雪の石狩連峰が北に続く・・

 

で、Toshiが下山を開始して間もなく、天狗平までの登り返しで

 

振り向くとこの景色・・

 

みるみる間に東壁からスッパリと東半分にガスが覆いだし、

山域全体の半分の世界が変わりました。

 

北を向いても東半分がガスに覆われて・・・

 

お花畑も視界不良でどこも一緒の景色

 

そんなことも予想して東側の写真は往路で撮影したものをアップします。

中央に2つ、名物のオッパイ山(ピリベツ岳と西クマネシリ岳)

 

下り、ガスの下となってからは涼しい樹林帯歩きになりました。

だったら快適かというと、そうでもない。

 

登り返しがないのは良いけれど、単調すぎる樹林帯は本当に“飽きる

 

■15:20 駐車スペース

 

下山後、今日は「鹿の谷」に素泊まりしようと旅館の正面まで上がったところで思案していたところ・・

このあたり一帯には未だにドコモの電波が無いことに気が付きました(以前は当たり前)

 

今日はコンパスアプリの下山報告がまだできていない

と、このままだと下山の通知がされず困ったことに・・・

 

はたして便利なのかどうか、

それでもこの日のポイント(ニペソツ山)はしっかり付与されていました。

結局、まだ明るいうちに下道をちんたら札幌に向かいました

 

また来週ぅぅ~

 

200808「ニペソツ山 from Toshi.T on Vimeo.[1:24]

 

 

 

 

 

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19/09/28『美瑛岳』

2019-09-28 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

9月最後となる登山は、悪天による延期の末の終日晴天十勝連峰「美瑛岳(2,052)」からの報告です

 

 

表大雪連峰を背に(←misakoさん、Motoさん、&Toshi)

 

ご存じ山ともMotoさんに、misakoさんが加わった三人登山です

 

misakoさんはToshiと数十年来のお友達ですが登山を一緒にするのは今回が初めてです。

お互い同学年で気が付くとアラシックスにもなってしまいましたね

まさか、マラソン繋がりがトレラン談義になり、登山に発展するとは思いませんでした。

 

今日はMotoさんと三人、走る話と登る話で随分盛り上がりました

Toshiもmisakoさんも、MotoさんやAmigoさん世代の背中を観て出来るだけアンチエージング頑張ります

 

ということで、札幌の某待ち合わせ場所を4:00に出発し予定より良い早く望岳台までやってこれました。

と、

その前に、本日は美瑛経由ではなく態々上富良野の千望峠を越えて走ってきました

朝のこの景色を眺められるという期待からです

 

朝霧雲海の上富良野に浮かぶ大雪山から十勝連峰のシルエット

 

 ご来光寸前の景色に感動して写真を撮りまくります(今日目指す頂は、真ん中の鋭鋒「美瑛岳」です)

 

2000mを超える十勝連峰の稜線上、特に美瑛岳の頂上には風が強い日特有の水蒸気流れが起こっています。

この麓は穏やかでも、予報通り午前中の山頂付近は風速15m以上でしょう

 

■6:35  望岳台

 

当初の計画よりも15分早く歩き出しました。

 

まず確認した大雪山(当初は旭岳からのお鉢周りを計画したけれど積雪で断念)

 

雪はかなり融けて、今日お鉢を歩いていたならばこれも絶景を楽しめたでしょう。

 

逆方向の富良野岳(南側)には朝陽が当たりだしてその陰影がくっきり・です 

 

Toshiが蘊蓄をたれているのは恐らく先週登った夕張山地のことであろう

 

 

その夕張山地の手前の富良野盆地には美しい朝の雲海が広がっています

 

紅葉の始まりは黄色から..、どうやら赤はもう少し先でしょう。 

 

函のロープ場、梯子の上り下りで登山のセンスが分かります。

 

登山は数年ぶりというmisakoさんのその“センス”はまったく問題なし

 

赤も少しだけ色づいて・・

 

十勝岳の噴火の影響を受けない場所にある美瑛岳の麓には緑がいっぱい

 

■8:50 ポンピ沢

 

しばし、来し方の登山道を眺めて「人間の足って凄い、もうこんなところまで・・」そう、人生は一歩一歩の積み重ね・です 

 

はい、凡そ3時間で標高1,640mまで上げ、美瑛富士小屋分岐です。

 

あいかわらず雲がかかる雰囲気はまったくなし。

大気の安定度は一年に数度あるかないかのしっかりとしたもので不安なし

 

ここまで上がると当然風に体を冷やされ始めます。

 

もう頂上はすぐ先 

 

 地の涯、火星に降り立ったときの感覚がココ 

 

美瑛町はなんと南は十勝岳から北東はトムラウシ、さらに忠別岳、白雲岳あたりまでと広い

 

美瑛富士も富士は富士、その富士を見下ろす先に冠雪の大雪山

 

~ 

11:00 頂上 

 

東大雪のニペソツ山も写真で紹介する以上に美しい

 

噴火の周期を迎えている十勝岳のこの雄姿を観られるのはいつ頃までだろう

 

予想したほど強くない山頂の風速が10m以下なので三脚が立てられます

 

その頂上には約10分滞在で十勝岳へ向かう縦走路へ・・・(オプタテシケ山の先に双頭山トムラウシ山)

 

美瑛富士への縦走路と、その先のベベツ岳~オプタテシケ山への分岐登山道が明確ですね。

さて、その先にめを奪われていると、

どこかで見たような二人組が...、

 

向こうから登り返して来るのはなんと、Amigoさんとhiromiちゃんではないですか

Amigoさんは、Toshiが友人と一緒に登っているとその行程のどこかで現れてサプライズといった企てが過去度々あります。

直近ではAotさんとの大雪登山中でしたね

17/06/17『旭岳~北鎮岳』

 

先週サイゼリヤでAmigoさん、hiromiちゃんと飲んだ時、確かに今日のこの登山行程の話をしましたが、

まさか二人がそこに現れるとはね

 

ミニ山の会”と“万遍-まんべ-山の会”合流の図(←Amigoさんと覆面女王hiromiちゃんと一緒に)

 

時間も押しているので、二人とは10分ほど会話してお別れし..

風の少ない縦走路途中の岩陰で食事休憩です。

■11:35 食事休憩

12:10 十勝岳へ出発 

 

起伏があるようでそれほど標高差の無い縦走路 

 

本日一番の紅が美しい(春夏はお花畑)

 

なだらかに見えても十勝岳までの登り返しは290mあります。

 

穏やかに見えるけどコルは東西を吹き抜ける風がけっこう強い(12:00がピーク予想)

 

だから、帽子も飛んで髪が乱れても仕方ないですよ~

 

さあ、ここまできて風はフォローだけど、久しぶりの登山でmisakoさんの脚がちょっと心配になったので、

十勝岳まで残り200m程の標高差を残して無理せずポンピ沢のエスケープルートに下山することにしました。

 ■13:05 標高1870m地点 折り返し

 ~

 

火星から水の湧き出る地球へと・・・(意味わかるかな?)

 

岩の下りは気を付けて

 

ゴツゴツやる奴ぁ~ご苦労さん、それはコツコツだっ 

 

~ 

■14:40 ポンピ沢合流点

 

同じ場所でも..朝見る景色とはまったく違う紅葉が

 

風がなく、影が真逆で空気感が様変わり・・ 

 

この時刻でも雲はなし、見えるのは河口からの噴煙だけです

 

西からの陽射しが強くって、日焼け止めの塗り忘れが心配・・

 

日の出から日の入りの時刻まで、快晴の一日をありがとう

 

確かに西日に日焼けもしています

 

~ 

■16:45 望岳台

 

白銀荘から登り下りしたAmigoさんとhiromiちゃんは今頃どこで車中泊の準備をしていることか?

三人は、これから白銀荘で温泉に浸かって帰ります。

10時間の行程を歩き続けたmisakoさん、“晴れれば山は100倍楽しい !!”というのを合言葉として、また一朶の雲を目指しましょう

来週はお互い札幌マラソン頑張りましょう

 

Motoさんも来年は10km出てみませんか~

 

 

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19/07/08『ニセイカウシュッペ山』

2019-07-07 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

久し振りの週末晴れ予報に気分よく北に向かいました

先週は雨予報のため順延した北大雪は「ニセイカウシュッペ山(1,883m)」からの報告です

 

 

よい天気だけど表大雪北面は、標高凡そ1,700mより上に雲が垂れこめて・・・

 

写真左⇒Kennyさんとは1年ぶり

写真中⇒Motoさんとは6/22から2週間後にまた“爽やか登山の会”として登りました

そして、先週中止にならなければ同行予定だったAotさんは残念ながら今週都合がわるく3人登山となりました。

 

期待したほどの青い空は望めませんでしたが、十分に視界の効いた楽しい登山になりました。

 

8:25 登山口

 

札幌を出発する時間を30分早めても良かったかも・・です。

予定より20分遅く登山口に到着したらば..もう、駐車スペースにははみ出すほどの先行車両が止められていて最近の登山人気が伺えます。

すぐさま支度して出発

 

登山道は午前中そう風はないけどヒンヤリなのはガスのおかげ

 

雲は多いけど、この山の特徴、ヤリヤリヤリ、トゲトゲトゲの連続が目に入ってきて

 

大槍圧巻息をのむKennyさん


子槍もあるでよぉ~

 

ガスガスガスが消えるのは時間の問題と思いつつも、本当に雲散霧消してくれるかちょっと心配

 

多くはないけどコザクラが応援してくれている

 

ほ~ぅら青空が広がってきた

 

沿道の応援はコザクラだけではないっ

 

アンギラスの先は平山だぁ~、平山をキラキラでお伝えした登山報告は2014年のこちら

 

頂上には先行者がもう数人とぉ~ちゃこしているもよう・・我々ももうすぐだ

 

Kennyさん、今年初めての登山でも下半身しっかり・・日頃の鍛錬の賜物か

 

10:40 頂上 (可動式のプレートを掲げて)

 

表大雪はやはり頂上部分が霞んでいて少し残念だけど・・

 

北大雪の稜線ははっきり・クッキリで大満足のニセイ頂上であった


“カレーメシ”をまだ置いていないスーパーが多いのはどうかっ(ラーメンで我慢)

 

11:25 下山 (東大雪連峰上空にも雲はない模様)

 

下山もこのあたりまでは涼しくて清涼感たっぷり

 

12時を過ぎて表大雪の雲も上ってきているような..

 

花も挿入しておこ

 

雪渓斜面も挿入しておこ

 

上がってる上がってる雲が上昇している

 

「頂上」とこの時期の「雪渓」のコントラスト

 

そんでもって午後にもなると暑い(のは予報通り)

 

有難う大北海道の大雪連峰

 

また来ます北大雪

 

13:30 登山口

 

また来ます、さらに晴れ渡るニセイカウシュッペ山へ

 

ということで、下山後はまっすぐ高速を突っ走って札幌に戻る予定だったけど、下山時の汗を流すために深川ICで降りてさ、

“まあぶの湯”に寄りましたよ

そしたらば、

 

本日、まあぶ開館記念によりタダ

 

ありっしたっ

 

来週はToshiさん、Akkiさんと一年ぶりの北アルプス

乞うご期待で~す 

 

 

 

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19/04/21『前富良野岳』

2019-04-21 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

ゴールデンウイーク前最後の日曜日は、十勝連峰の残雪期を楽しむ「前富良野岳(1,625m)」です

  

富良野岳を背に

 

 

 

6:20気温はマイナス3度で締まった空気感がイイ

 

夏タイヤで林道を走れないようならかなりのアルバイトになるなと覚悟していましたが、除雪が行き届いていて難なしでした。

が、車高が低いのが玉に瑕です。

ガスガス言ってます

 

早起きしてきただけあって先客は1台の車両のみ、Toshiが身支度している間にもう1台がやってきて、結局本日はその3台のみでした。

 

 6:45 秋雲橋(布部川)横駐車スペース⇒原始ケ原登山口下1.8km

 

朝から陽光が射して、曇りそうな気配も無し!というのは如何にも春型の天気です。

 

はい、本日の行程、登りは一の沢左岸上の尾根を行くルート

 

早朝はマイナス気温のためサクサクと進む林道歩きから・・・

 

1.2km程で尾根に取り付き

 

美しい白樺林を快適に歩く

 

間もなく現れる坊主尾根は、樹木が切れてまるで登山道のよう

 

BCのために敷設されたようなゲレンデ尾根になる標高900m地点

 

2016年に“ミニ山の会”で登った谷ルートを見下ろしながら・・

 

振り向いて「大麓山(1,459m)」を望む 

 

右には「下ホロカメットク山(1,668m)」が現れる

 

右の谷筋を滑るのが正統なBCでしょうが、、雪を選ばないと雪崩ます 

 

 谷は見た目よりけっこう急なのですよ(尾根にはスキー跡)

 

谷筋にも一本のスキー跡あり(写真ではわからんか?)

 

雲一つなし本日の十勝連峰 

 

欲張ってパノラマにすると夕張山地に天塩岳まで入っちゃった 

 

こっちの方がリアルでいい夕張山地の北から南・・

 

吸い込まれそうな谷の先に原始の杜が 

 

途中、雪解けが進んだハイ松帯で胸まで埋まったり..、一筋縄ではいかないけど、一足一足登っていくと辿り着きます頂上へ

 

9:30 頂上 (Gopro画像は画角170度

 

芦別岳を間近に捕えて

 

大雪山にも雲のかかる気配なし

 

高さでは「富良野岳(1,912m)」に引けを取らない感じ 

 

日高側も雲の無い一日、まさしく登山日和 

 

好きなだけ撮るぞ「愛LOVE富良野

 

風も穏やかでアウターなし 

 

頂上独り占め、ありがとうございます。

スノーボードを上げてくるイメージバッチリ行って首尾よく下山させてもらいます。

また来ますよ“前富良野岳

 

9:45 下山

 

 カミホロから境山~シモホロ連山の様子・・・ 

 

一回りして谷を見下ろすロケーション(BCには最高) 

 

原始の森、杜、万歳 

 

 

10:00~10:20 休憩(カップラーメンすすりながら夕張岳を望遠で

 

夏山登山道に合流して富良野岳(原始ケ原)登山口に到着 

 

美しい白樺林を抜けて・・ 

 

植林ではありませんよ、原始の森ですから

 

 

11:20 駐車スペース

 

富良野まで走ってきて午前中で標高差1,000m以上を稼げるバイトなんてこの世にある?

スノーボードを上げるには、今日下山で利用したルートを登って、帰りに一の沢左岸上の尾根を降るのがベストと読みました。

途中、谷筋を降るのは贅沢の極みでありましょう

 

ともあれToshiの春山BCシーズンはゴールデンウイークで店仕舞い致します。

引き続き新緑の春夏シーズンを宜しくお願いしまっす 

 

 [1:01]190421前富良野岳

  

 

 

 

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18/10/13『ウペペサンケ山』

2018-10-13 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

10月中旬の週末は、東大雪の秀峰でToshiにとって未踏峰だった山

ウペペサンケ山(1,848m)」に登ってきました

 

10:30  ウペペサンケ山本峰から来し方の“糠平湖・糠平富士”を背に

 

 

あいも変わらず、

晴れるとなると早起きは苦にならない私くし

この日も未明の2:30に自宅を出発し、6時過ぎには糠平温泉郷に

入りました(夕張IC⇒トマムIC高速利用)

 

ウペペサンケ山は、東大雪山域が晴れ予報の週末にいつか登って

やろうと考えていながら、一昨年8月の台風被害で林道が崩壊

してからというもの、状況の回復の具合がよく分からず、

未踏のままにしておりました

 

土日の晴天予報を待っていてはこのまま登れないと、土曜日

一日だけの晴れ予報を頼りにここまで走ってきた甲斐あって、

鹿追~士幌に抜ける直線道路から眺める然別湖周りの山々は

びかびかに輝いていました(朝焼けが綺麗だった)

 

6:20 糠平浄水場 駐車スペース

 

駐車スペースにはすでに先行車両1台があって、薄暗い時刻から

登り始めている模様。

 

浄水場横の糠平川の水は澄んで美しい

 

8.5kmある糠平川林道は入口から2kmを越えたあたりから

崩落個所、土砂崩れが多くあって通行止めが続いています。

 

13:50 あっちこっち未修復の東大雪山域の林道

 

しかしまあ崩落個所や倒木以外のところは、時期的に落葉が

林道に敷きつめられ、見た目は実に美しい

 

 

当然ながら..

林道は車両が走るために開削されているため斜度はないけど

紆余曲折して無駄に長いっ

 

7:20 登山口

 

ぶつぶつ言いながら登山口到着、ここからが登山です

 

 

ふむふむ、ところどころ倒木があって跨いだりくぐったり、

巻いて歩く個所もしばしばあれど・・

思ったよりも登山道はまともで、

少し伸び放題の笹も、ネマガリダケのようにひつこくない

のでそう苦にもならず..、

 

8:30 1399P (次に目指す1610Pを仰ぎ見て)

 

長い林道歩きを除けば、そう距離を感じて歩くことなく稜線上に抜け

られるのはgood

 

並んでいるけど奥行が違いますクマネシリ山塊(ピリベツ岳⇒西クマネシリ⇒クマネシリ岳⇒南クマネシリ岳)

 

と、ここから先、笹漕ぎで登山靴が濡れるのが嫌でカッパ

の下を履いたのが余計でした

 

本名は屏風山(1,291m)という名前があるけど、敢えて「ゼロの山」~「4の山」(糠平湖周りの山)

 

先が見えない笹をかき分けての急登でカッパは腿が上がらずに

辛い

 

結局のところ、、

よほど乾燥しているせいか朝露はすっかりと乾いていて、

 

そのカッパにはほとんど水濡れなし

 

 

1610Pまで標高差250mの登り返しに笹漕ぎのアルバイト、

コツコツやればお金が貯まります 

 

9:00 1610P

 

はいっ、

ここまでやってきてウペペサンケ山の全容が明らかになり

ました

 

見事な稜線です

 

 

ここからの稜線歩きは、最近流行りのループ画像でよかろうかい

 

ループ画像はさくさくと手抜きができて実は楽チンです

 

9:50 糠平富士(1,834m)

 

ふぅ~っ

気温は5度前後だというのにまったく寒く感じない。

寒いどころか輻射熱で汗ばむくらいです。

 

 

ウペペサンケ山はお隣のニペソツ山と同じように深田久弥が

未踏峰だったが故に100名山を逃したといっても過言では

ないほど、頂上からの眺望は素晴らしい

 

糠平湖を見下ろす山として君臨しているような糠平富士

 ※糠平湖は人造湖(音更ダム堰き止めによる)です。


南に糠平湖と然別湖があって、北には十勝連峰から表大雪の

山々、そして石狩連峰から北大雪までの峰々がすべて

パノラミック眺められるって・・ 

 

糠平富士~本峰までの1.5kmの景色

 

 

糠平富士から本峰までの景色でお分かりのように、北に向かって

右半分(北東方向)がうっすらと雪(霜)が覆って融けていません。

 

一方、左半分(南西方向)は日が当たって湯気でも出ていそうな

くらい暖かく、吹く風の香も違って感じるから不思議です

 

 

■10:25 本峰(1,848m)  ~ニペソツ山(2,013m)を望む~

 

本峰からニペソツ山、石狩連峰はすぐ先に望まれ、

その先に広がる表大雪の雪化粧とのコントラストは息をのむ

ほどであります

 

雲が多い十勝連峰と表大雪より本日はここがbetter

 

ニペソツ山はアップでね

 

本峰での昼食

お伝えのように頂上は風もそうなく暖かなので、

食事中はフリース1枚羽織るていど・・

 

 

途中で抜いてきたこの日唯一の登山客さん3名が本峰に向かって

くるのを確認してToshiは一足先に下山させて貰いもした

 

絶景一杯

お腹いっぱい

ここらでよかろうかい 

 

10:55 下山

 

  

本峰から糠平富士~1399Pまでの帰路一気

 

おっと、忘れてはいけない輝く然別湖と外輪山

~  

■11:20 糠平富士(再)

 

 

“最終水場”の水は木の根から流れ出ている不思議な水場(旨い)

■13:00 登山口

 

 

13:55 糠平浄水道 駐車スペース

 

念願のウペペサンケ山に登れて大満足でした。

 


 

お婆ちゃん、元気にやってます幌加温泉「鹿の家」

 

この報告を書いている今日日曜日は、幌加温泉「鹿の家」で

朝を迎えました。


・カルシューム泉(高温)

・鉄泉(低温)

・ナトリウム泉(中温)

 

 

一日曇り予報ながら、運よく空が青かったらニペソツに登ろう

との企てでしたが、空はまっしろ・・

 

比較的に空が明るいガス状態なので、そのガスが抜ける期待を

しながらも、向かう山をピリベツ岳、西クマネシリ岳に

変更して車を走らせたら..、

 

こちらも閉鎖中の音更川三の沢シンノスケちゃん林道

 

ここも林道閉鎖で気持ち一気に萎えましたぁ~~

 

タウシュベツ橋梁跡見学と糠平湖展望台報告は省きます。

ここらでもうよかろうでしょう

また来週 

 

 

 

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18/06/09『十勝岳』

2018-06-09 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

6月9日(土)、3月にエントリーを済ませた美瑛ヘルシーマラソンの

前日の土曜日は、美瑛町から仰ぎ見る日本100名山

十勝岳(2,077m)」に登りました

 

 

穏やかだけど、ガスで景色がみえない十勝岳頂上にて..

  

 

札幌の自宅を6時半に出発して、ひたすら下道を走って美瑛町

までやってきました

明日の「美瑛ヘルシーマラソン」の大会会場となる美瑛町

スポーツセンターなんかを下見しながら、

あまり天気がパッとしない十勝岳の登山口“望岳台”に着いた

頃には、あたりにはミスト状の霧雨が落ちていました 

 

そうそう、

途中、「青い池」にも立ち寄りましたが、曇っていて「青」が

冴えていませんでしたね。

 

珍しく観光客もまばらでした。

 

 

10:10 望岳台

 

さて、これからアップする景色はな~んにも楽しくない、

というかつまらないガスガスの画像ばかりです

 

こんなのとか、、

 

 

こんなのとか、、

 

こんなのとか

 

標柱が十字架のようで・なんだか・です。

 

ウェット、ミスト..だけど風がないのがgoodの一日です

 

これなんかは比較的“まし”な方、頂上直下あたりが少し明るくなりかけてた..

 

なんとか山の雰囲気をお伝えしようにも、

辺り一面白と茶の二色ではねぇ~ 

 

 

大きな雪渓が谷筋に残っていても、今日の十勝岳はもう「山開き」

してもOKです。(実際の山開きは6月17日)

ほとんど登山道の雪は溶けました 

 

■12:40 十勝岳頂上

 

 

気温は、はて5~6度

なのに、頂上でラーメンすすっていても寒くはありません。

ミスト状の霧雨もなく、待っていれば晴れ間も覗きそうな

雰囲気でしたが・・

 

でも、

たま~に雪、ないしミゾレ状のものも落ちているような・・

 

結局晴れ間なく(予報通り) 

 

13:00 下山

 

頂上を降りて西斜面を下ると、また冷たい霧雨が舞い降りて

きて、それも下るにつれて強くなってくる・・

 

軍手がほれミストだべさ

 

山開き前週この時期の十勝岳は、下りは雪渓を降るべしっ


でねっ、

この先の谷筋に長く続く雪渓はサクッサクッと登山靴の踵を

入れることで、

避難小屋の下の登山道まで下っていけま~す

知り滑りもいいかもね 


ということで見せ場はないが、心眼で楽しんだ

前日トレーニング登山でした

 

■14:10 望岳台

 

で、見せ場はこれからです

 

本日泊りの白銀荘で温泉浸かっててもまだ余りある時間を

まったり過ごしていたら、その後に望めた僥倖の景色を

アップしましょうね

 

うっすらと雪が舞い降りた三段山の山肌が美すぃ~

 

雨の後の雲海の上富良野

 

そして落陽へ...

 

 

 さらに、

オマケは新しくなった望岳台の休憩所内の風景です。

こんな凄い鳥観図を壁に床に配置している山小屋はなかなか

無いと思います。


近くで観ると秀作であることが分かりますよぉぉ~

Toshiも始めて目にして、美瑛町の観光に力を入れる心意気

が伝わってきます。


明日走るコースが手に取るように・・・

 

翌日のヘルシーマラソンでもそのことが良く分かりました。

「美瑛ヘルシーマラソン」の報告はまた後で、

増田明美さんにハイタッチ2回してもらったしぃぃ~

 

 

 

 

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17/07/30『美瑛岳』

2017-07-30 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

2017年7月最後の日曜日は、十勝連峰は望岳台から登る

美瑛岳(2,052m)」です 

 

十勝岳方向の稜線くっきり報われました~

 

今日は久し振りにKennyさんと二人登山でした。

Kennyさんとは、冬にスキー、スノボで一緒に遊びましたが、

登山となると、、さていつ以来でしょう?

 

そのKennyさんとの登山は過去、半分は“爽やか登山の会”として、

そして半分は二人で歩いていますが、いつも思うのはToshiとの

年齢差16歳を全く感じないということです。

 

さて、今日はどのような登山になるのか楽しみです

 

 

■7:20 望岳台登山口 出発


 

中央区のKennyさん宅を4:50に出発してきました

途中、札幌ICから三笠IC間は高速利用で、凡そ2時間20分でこの

望岳台駐車スペースまでやってくることができました。

朝は渋滞もなく速いです。

それでも、道の選択は考えました。

美瑛から白金温泉を通るルートは、どうあれ「青の池」渋滞が気に

なるため、走行ルートは千望峠から上富良野を抜け、吹上温泉経由

です。

それにしても、駐車場はこの時間もう車で一杯です。

 

何とか空きスペースを確保し、予定より少し早く登山開始することが

出来ました。

 

富良野岳の青さも際立って




美瑛岳、十勝岳分岐からやや暫くは、

望岳台~白金温泉~美瑛の町を広々と見下ろす登山道を行きます。

 

下界に広がる雲は上富良野から南富良野一体にかけて雲海状態で、

その上に連峰の峰々が浮かぶ景色は素晴らしく、雲のかからない一日を

イメージしましたが、そこまで上手くは行きませんでした。

 


望岳台から十勝岳避難小屋がある標高とほぼ同じぐらいの高さから、

今度は東方向に回り込む長いトラバースを行く・・


向かう方向に美瑛富士、そして形の良い美瑛岳の姿が..


 

花の見頃を終え、少し寂しいお花畑を眺めつつ、次第に眼前の美瑛岳が

近づいてくる・・・このルート最大の見所...


逆光の美瑛岳...、Kennyさんの右は見頃を終えたお花畑


 

ポンピ沢の手前には、この時期まだ雪渓が残り、年々浸食が進んで深く

抉れている溝は、数年で景色を変えているような・・貴重なアクセント

になっているようです。


浸食が進む巨大な溝

 

 

 

ポンピ沢でしばし涼感を得、ここからの登り返しに備えます 


それにしても今日は気温がそう上がらず、僅かに吹く風が冷やかで絶好の

登山日和です



 

はい、

こり時刻、夏空に...、次から次へと雲が湧き出て美瑛岳の姿が度々

消えて無くなります



近いように見えて、なかなかたどり着かない頂上へ


 

ポンピ沢から尾根に取りつくまでの急登を標高差凡そ200m上昇、

頂上の姿が確認できるところまでで高さ1,600m、

まだ500m弱を登らないと辿りつけません


尾根に取り付くと眺められる十勝岳までの縦走路


日本100名山「十勝岳(2,077m)」を仰いで

 

 

頂上がすぐ手に届くように眺められるここに来て度々の休憩を入れたので、

頂上到着にはやはり4時間かかりました

 

 

11:25 美瑛岳頂上


 

うまくしたもので、

頂上とぉ~ちゃこ時はトムラウシ山も眺められてGood

だけど、旭岳を含む表大雪側には雲が覆いかぶさって少し残念


美瑛富士~オプタテシケ山の遥か先にトムラウシ山(2,141m)

 

でもどうでしょう

わき雲が一瞬にして形を変えて山を覆い尽くす様を視るのもこの時期なら

ではの景色と思うと、これも登山日和と言ってよいのでは


 

ともあれ、

十勝岳からの縦走登山客も次々やってくる中の食事中、視界が失われずに

ラッキーでした

 

■12:00 下山

 

下山はひんやりとガスの中を歩き、

標高1,500mを下るあたりで再び下界が見渡せるようになってきました。


ポンピ沢までの急坂を一気に下ります

 

 

この長い距離の登山道跡を広範囲に見渡せる景色は、このルートならで

はと思いますがいかがでしょうか?


 

雪渓が残る残雪期もよし

山肌の色合い濃い夏の季節もよし

それからもう間もなく訪れる秋紅葉の時期もまたよし


花が咲き誇る季節が過ぎて、チングルマの羽毛は実をつけて風に

飛ばされ、紅葉して山の彩りとなる。


秋の紅葉を待つチングルマ畑

 

今日登山道を吹く風はもう秋の風情を感じさせるもので、半袖に加えて

ズボンの裾を取らずに過ごしたのはちょっと残念でした。



早朝とは空気感の変わった連山の画


 

14:50 望岳台登山口


 

Kennyさんは、今年初めての登山だったため、本日の山行を「古希を祝う

記念登山」になりましたと話されていました。

先日の話題に戻りますが、

日本男子の平均寿命は80歳で、健康寿命は71歳だそうです

そう考えると70歳で美瑛岳登頂は素晴らしい

Kennyさんは健康そのもので病気とは無縁らしく、この方もピンころ隊

入隊要件にな~んの差し障りもなし・と思うのであります

 

 

Toshiも70歳になった時点で登山目標を定め、90歳“ピンころ”に向けて

努力していく気持ちがさらに強くなりました

はて? 70歳にはまだけっこうあるけれど、それまで気持ちが持続するか

どうか、そこが問題ですね

 

日の短くなっていく8月もまたガンバりま~す


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16/07/17『オプタテシケ山』

2016-07-17 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

昨日に続いて十勝連峰は「オプタテシケ山(2,013m)」です

  

[5:40]輝く朝の光を讃えるオプタテシケ山

 

 

白金野営場2:40

ケビンの朝はまだ暗く、星が望めていました

 

まずは早朝の時間の“晴れ”天気を確認し、全員3:00には起床して

今日の準備を始めます。

 

AotさんとKennyさんは、この日所要があって札幌に戻ります。

三連休は何かと行事が目白押し

 

で、一人車中泊したhiromiちゃんは、一度眠い目をこすりながら

起きてきましたが、昨日の「芦別岳」の疲れが抜けないせいか、

“もう一度車で休みます”と言います。

「おお妹ぉ、あんたは明日も登るんだから無理しないで休むといい」 

了解っ


と思ったら、その後車でゴソゴソと身支度をしています

何やら途中で目が覚めたようで、結局この日はTakさんとhiromiちゃん

の三人登山、予定通りです

 

■4:10 涸沢登山口

 

hiromiちゃんの夏は半袖&短パンと決まっている。

一方Toshiは、植物かぶれが怖くって、半袖にはなれても短パンで

登る勇気がありません。

 

かぶれの心配のない方々は幸せです。

Takさんさんも昨日すでにズボンの裾を取って登っていました。

 

 

この日も快調に登るTakさん、庭園に差し掛かる...

 

 

東からの朝陽が射し込んできて、この時刻まだ気温も涼しいまま、

美瑛富士がとても綺麗に山裾を広げてくれているので、

“もしかすると頂上までこの天気が・・・”と、当然期待観を膨らませでの

美瑛富士避難小屋までの6kmです。

 

 

石垣山をバックに美瑛富士の山裾歩き...素晴らしい天気

 

ここまでで約1時間半、

まだまだ“もしかしたら”が続いていましたが...

 

 

暗雲立ち込める...時間がやってきました。

 

登りから2時間を過ぎて、

あと少しで避難小屋...となる手前で空にはガスが舞い降りて

 

[6:30]避難小屋に着くと、美瑛富士もガスの中

 

やはりね、、、

 

予想はされたものの、夏山のオプタテシケ山は“遥かなる山”

簡単には晴れてくれません。

 

この日、避難小屋に一泊した人で運よく快晴の連峰の姿を堪能できた

人が何組かはいたでしょう

(残念ながら日帰り登山者は無理)

 

こうして見通しの利く下界を離れ、

ここからはすべて心眼の世界へと入り込んでいきます

 

しかし、

夏山には夏山の良さがありますね。

この時季でしか見られない“お花畑”が今日は満開で、

楽園というか極楽というか、

 

何年か前、

“不遇の山”三指に入る...と紹介したベベツ岳頂上などは、

まさに「息をのむ」美しさで

今日、この場で前言撤回致します

 

Takさんも思わず唸ってしまうベベツ岳の祭壇

 

Toshiは、Takさんにお礼をしているのではなく、ベベツ岳に

お詫びをしているのでした。

 

不遇の山、改め“花の名山”ベベツ岳です

 

hiromiちゃんは脚に張りがあって“美しすぎるポーズ”がうまく出来ていない

 

それは、〇〇〇ポーズだべさ

これが本当の“美しすぎるポーズ”だよ

 

ガスの中でも被写体に苦労しない登山、いかがてしょうか

風もなく、

半袖&短パンでも寒くもない...

 

美瑛富士避難小屋から約2時間ほどで秀峰「オプタテシケ山」の頂上に

たどり着きました

 

8:35 頂上

 

北東方向にトムラウシ山、

南西方向に並ぶ十勝連峰、

絶景のオプタテシケ山からの様子(この日は心眼)はこちらでご確認ください。

↓↓↓

13/10/05『オプタテシケ山』(秋)

15/05/03『オプタテシケ山』 (春:残雪期)


■9:10 下山

 

下山途中もガスが抜けることはなく...

ただ、ときより覗く下界の景色に目を奪われながら、

“爽やか登山の会”の「爽やか」を返上しない程度に楽しく下りを

楽しみました 

 

中央左にうっすらと下ホロカメットク山が・・・

 

十勝連峰の1,700m付近より上空にへばりつくガスの帯は、

7月~8月にかけ、時間帯によってかなりの確率で現れる現象なので

これに懲りずに何度も挑戦しましょう、Takさん

 

 

 

■12:40 登山口

 

 

【備忘録】

 

7月三連休の日曜日は、富良野・上富良野・美瑛は一番の観光

 最盛期、宿泊先は早めに押さえましょう。

 

上富良野町の飲食店、日曜の昼はどこも閉まっているか、やって

 いても14:00で閉店・・など、食事する場所・時間は計画的に

 

青い池の渋滞回避は美瑛町観光協会のサイトで公開中

を利用して「旭川空港から白金温泉」までは凡そ40分弱

「白金温泉から新千歳空港」までは、渋滞回避道を利用して、凡そ

 2:30(占冠IC~千歳東IC高速利用)

白金温泉での日帰り入浴は、

 初日:大雪山白金観光ホテル(ぶんぷんクラブ割引で1,000円⇒600円)

 2日目:ホテルパークヒルズ( 〃    〃  1,000円⇒650円)

 

夏山登山まだまだ続きます 

 

 

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16/07/16『三段山』

2016-07-16 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

“爽やか登山の会”の今年最初の登山報告は、十勝連峰は

三段山(1,747m)」からです

 

 

残念ながらガスの中の頂上(向かって左から、Aotさん⇒Kennyさん⇒Takさん⇒Toshi)

  

 

今年、最初になるはずの6月登山会は悪天により中止になったため、

もう7月中旬にもなるのに同会初の例会です

この日、神奈川県から態々来てくれたTakさんを含めて4人で集まるの

も1年振りのことです

 

たった1泊の登山会でもやることは結構あります。

最初にやることは宿泊場所の確保ですが、これが2ヶ月前の予約

などではどこも取れません。

格安白銀荘は満員御礼、そればかりか周辺の、美瑛、上富良野、そして

富良野・・・

ぜぇ~んぶホテル、温泉は一杯で、

唯一空いていたのが白金野営場のケビンでした


 

さて、当日になりまして...

やること、揃えることが多いと決まって忘れ物をするToshi

この日もtakさんを迎えに早めに旭川空港に向かったToshi車両、

何故か7:20

今晩必要となる寝袋を忘れたことに気が付きました

 

今回、車両2班に分かれ、「十勝岳(2,077m)」を登るべく...

白金望岳台で待ち合わせの予定で組んでおりましたが

Aotさん車両がKennyさんとの待ち合わせする時間が、確かぁ

7:30だったなぁ~と、

すでに三笠を過ぎていたToshiは、AotさんがまだKennyさん宅を出発

していないだろう7:25にAotさんの携帯に電話を入れました

結果はぎりぎり間に合ってToshi宅に寝袋を引き取ってもらえることに

なりました

「あ~間に合ったぁ~

Aotさん、いつも何かとご迷惑かけま~す

 

■9:50 旭川空港 (Takさん到着15分遅れ)

 

旭川の天気は晴れいるものの... 

旭川空港から眺める大雪山、十勝連峰はあいにくガス下に隠れていて

何も望めません

 

この時点で、Takさんと協議して、この日の登山予定「十勝岳(2,077m)」

をやめ「三段山」にしました。

どうせガスの中とすれば、少しでも下山時刻を早めて野営場での“乾杯”

を長く楽しもうということです

 

そうと決まれば、待ち合わせ場所は望岳台を変更して吹上温泉にある

三段山登山口とし、

予定時間から少し遅れて集合⇒登山開始することができました

(Aotさん車両も渋滞予想の美瑛を通らず上富良野経由)

 

■11:25 吹上温泉 白銀荘

 

Kennyさんとは、最初に大雪や支笏湖周辺の山などを二人で登ってから、

もう7~8年にもなっていて、

気が付くとKennyさんは今年古希を迎えるのだそう

おめでとうございます。

 

いつも紳士のKennyさん、黒い帽子がお似合いです

 

ゴルフの腕前は、当会随一、登山もこうして十勝連峰を登る元気さです。

一方、Takさんは業務多忙につき、なかなか休みの日に登山ができない

ストレスの溜まる毎日を送っていますが、

 

黄色い花はウコンウツギですよと偉そうにToshi

 

この連休だけは、とやり繰りしての来道お疲れ様であります

ガスっていますが、暑い本州からこの涼しい環境で二日間過ごせる

だけでも「いいね!」では

 

 

そして

Aotさんは、Toshiとの二人登山や“ミニ山の会”ですっかりと紹介済なので

特に解説はありませ~ん

同期の好でまた何か忘れたときは宜しくお願いしま~す

 

 

■13:20 頂上

 

はい、頂上とぉ~うちゃこです

 

週間予報では晴れマークだったはずの連休初日、

吹上温泉にあれだけの車が停まっていて白銀荘も満員、テントも数張り...

それなのに三段山頂上には誰も居ない(時刻も時刻なれど・・・)

 

結局、三段山への登山者は登りで行き交った女性1名だけで、

ほとんどの人が十勝岳や富良野岳を目指していた一日だったのでしょう...

(途中確認してきた望岳台も駐車場がほぼ満杯)

 

十勝岳もカミホロもなにも見えない山頂画像風はまったくなし


登山客の居ない頂上、 

雨降り天気ではないため、雲の切れ間から青空が覗いたりしたのですが、

あいにく最後まで連峰の山々の姿を見ることはできませんでした。

 

 ■14:05 下山

 

こうして写真を見ても

笹が多くてお世辞にも美しいとは言えない登山道、どうしても厳冬期、

残雪期の遮るものがない白い斜面を思い浮かべる人がほとんどなので

ないでしょうか

夏山のイメージが薄い三段山です。

 

 

■13:10 白銀荘

 

はい、登山口到着

軽ぁ~るく汗をかいて今日も美味しいビールが飲める、

これが夏山の醍醐味の一つですね

 

まだ早い時間なので、これから白金に移動して、温泉に浸かり、

生ラム・ジンギスカンを囲みます。

 

工場翌日出荷のスーパードライでこの日誕生日のTakさんに乾杯

 

約1名見慣れた女性がキャンプに加わっています


そう、“ミニ山の会”の方でおなじみのhiromiちゃんが、三連休の初日

の今日「芦別岳」を登ってきて、ここで合流することになりました

 

hiromiちゃんはKennyさんが用意してくれたカフェラテで乾杯

明日、一緒にオプタテシケ山に登ることになりました。

 

それにしても白金野営場は、

しっかりと蚊取り線香を焚き

防虫スプレーをいっぱい振りまいたせいか、うるさいはずのブヨが

ほとんどおらず、実に快適に歓談ができましたよ


ケビンも古いながらマット等が備えられていて、十分な施設、これで

3,500円は「いいね」でした。

 

 それではまた明日 引き続き十勝連峰で

 

 

 

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