“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

坂本直行さんpart3

2024-06-13 | 四方山話

札幌で、坂本直行さん所縁の講演会があるというので、行ってきました

 

主催者がプロジェクターを忘れてきたので、本日のタイトルに使える画像はコレ

講演者の前田由紀枝さんは、高知県立坂本龍馬記念館の元学芸課長さん

 

■日時 2024年6月8日㈯14:00~

■場所 札幌市中央区北2条西7丁目 

   「かでる2・7」

■主催 北海道龍馬会

■会費 1,000円

■演題 『龍馬と北の大地_龍馬の遺伝子』

■講師 高知県立坂本龍馬記念館の元学芸課長 前田由紀枝さん

 

Toshiさん見ましたか?といって知らせてくれた友人は、道新の記事をみて

すぐに、直行さん=Toshiの坂の上の雲を思い出していただいたということに

まずは感謝です

 

そう、このブログには絵に関わることもけっこうな頻度で話題にしている中で、

度々直行さんの山の絵のことも取り上げているからなのでしょう

 

直行さんの水彩画を代表する日高山脈残雪の風景

 

北海道新聞には、龍馬と直行をテーマに!という書き出しなので、

開拓農民であり画家であった坂本直行さんが幕末の志士坂本龍馬と血縁関係にある

ことを知っている人に向けての講演であることがずくにわかる内容なので、

これは是非行ってみようと思いました

 

ここでちょっと前置きをさせてください..

 

新聞に書かれている情報に分からないところがあるので、まず電話で

北海道龍馬会事務局に問い合わせをしました

 

Toshi

「定員60名と書いてありますが、事前の申し込みは必要ないのですか?」

事務局スタッフ

「必要ありません。前回もそうでしたが、そんなに人が入ることはないので、

 大丈夫です。仮に少し多くなったら役員を出してでも入れられますから(笑)」

Toshi

「そうですか、わかりました

 

というやり取りだったので、意外と不人気なんだと、当日は開演ぎりぎり

に部屋に入ると・・なんと席が一杯で立見になりますといわれました。

 

諦めて立見を覚悟して後ろの壁にもたれていると、何席かパイプ椅子

加えられたことでなんとか座ることができました。

しかし、その後、受付に聴いても講演がどれぐらいの時間行われるかも

ハッキリとしません

それだけでなく、主催する会の会長さん、今日持ってくるはずのプロジェクター

を忘れたといって冒頭からお詫びで始まる講演会、講師が憮然としているのは

当たり前で、夜更かしして幾度も写真や記載する内容を見直して臨まれたのだそう・・

 

講師と同じぐらい、こちらもその内容、主に資料の内容を楽しみに来ている

わけで、大ブーイング(とっ言っても、平均年齢70歳を超えていそうな来場者は、

声に出すことなく睨むぐらいに留める人達ばかり)

 

Toshiも「1,000円返せ」と言いたかったけど、始まると先生のお話はけっこう

楽しかったです

 

テークノートしたことは4つ

とりわけ、下のの坂本直寛(直行さんのお爺ちゃん)でリンクさせていただいた

ブログ「十勝の活性化を考える会」に書かれている内容を読むと、龍馬と北海道(北見、浦臼)

の縁、そして直行さんとの繋がりがよ~くわかります

是非、ご一読を

 

坂本龍馬の本名は直陰(なおかげ)で、龍馬は幼名

 龍馬は本名の直陰の陰と言う字が暗くて嫌だったので、直柔(なおなり)に名前を変えたらしい

 故に、直行さんだけでなく「直」の字は坂本家における通り字である

 

坂本家系図

 

 

直行さんのお爺ちゃん「直寛(なおひろ)」さんは、土佐でいう“いごっそう”と

 熊本人の血もひいた“肥後もっこす”も加わった、とってもあまのじゃくで頑固、

 そして気骨のあるやさしい人だったらしい

 

坂本直寛像

 

坂本家は上士・下士でいうと下士だったが商家で富豪であったから、喰うに困らない。

 龍馬はお坊ちゃんで、直行さんも貧農といいながら実はおぼっちゃんだった。

 

たしかに、このお姿は貧農という感じがしません

 

坂本龍馬のお婆ちゃん「久さん」のお父さんは井上好春という歌人だったので、

 龍馬も歌を多く読んでいる。

 

この家系図を観ると、直行さんのお爺ちゃん:坂本直寛は龍馬(次男)のお兄さん:権平直方ではなく、お姉さん:坂本千鶴の子(後に養子)とわかります。

 

最後に、

今、エネーチケーの朝の連ドラ「虎と翼」は、土佐、いや高知県人の方(特に

女性)にも凄く評判が良いのだそう..

一方、何年か前の大河ドラマ「龍馬伝」は不評で、講師の前田由紀枝さんは

来館者から「どうしてあんなドラマの内容(史実と違い過ぎる)に文句を

言わんのじゃ」と叱られたらしく、そんな時、

「龍馬伝」あれはドラマですから、(あれぐらいは大目に見てあげましょうよ)

でも、「虎に翼」は連続テレビ小説、そう小説ですから(出来はいいんでしょう

と答えるんだそうです

自由民権運動やデモクラシーがどの土地柄よりも強かった土佐、高知の人達の

このての番組への評価(ホンネ)はとても参考になりますね

前田先生も絶賛の「虎に翼」は確かに面白いですね

それではまた

 


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