“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

分水嶺10

2022-12-28 | 四方山話

Toshiが情熱を注いでいる「分水嶺」についての四方山話を久し振りにさせていただきます。

(分水嶺9はこちら)

その前に、皆さんは地図蔵という秀逸なサイトをご存知でしょうか?

この地図蔵には、深田久弥の日本百名山一覧マップ史跡名勝記念物の一覧マップなど、

ありとあらゆる地図・マップが掲載されていて、地図の百科事典とも言うべきサイト

であります。

ひょんなことからこのサイトの存在を知ったのですが、その中にブログ記事一覧という

フォルダ(投稿者不明ブログ)があり、さらにその中に北海道の大分水嶺というページ

にたどり着きました

ブログ中の北海道内分水嶺地図には分かりやすいポイント解説が記載

そのブログでは、Toshiも以前の報告で取り上げた千歳空港内に存在する

分水嶺のことが詳しく掘り下げて解説してくれていました

オレンジ線部分の中には千歳空港の滑走路や陸上自衛隊の駐屯地があり明確でない(精緻に計測不能)らしい

日本シームレス地図と合わせると、このあたりは火山灰の堆積による火成岩地帯でほぼフラットな場所

そうそう、

このシームレス地図というのも非常に興味深いサイトです。

話は少し脱線しますが、このシームレス地図で覗くと、

Toshiの自宅のある札幌月寒東あたりの地質(形成時代等)もすぐわかります⇒堆積岩

このシームレス地図北海道の分水嶺を符合させると千歳空港から支笏湖にかけての

一帯は、以前、エネーチケーのブラタモリでとりあげられた苫小牧

「苫小牧〜苫小牧はなぜ日本有数の工業都市になった?〜」初回放送日: 2022年11月5日

のところで知った、石狩湾(日本海)から苫小牧港(太平洋)までは大昔は海だった

ということと密接に関係しているようです

石狩湾から苫小牧東港までの直線はおよそ67km

つまりは、

大昔は海だったところに恵庭岳(支笏湖周辺)の大噴火後の溶岩、火山灰の

堆積により、ほぼフラットで極めて踏査しずらい(峰のない)分水嶺が

千歳空港、美々川周辺に存在することになったというお話しでした

千歳空港が空港として非常に環境の良い場所に作られている・・という

お話とも合致していて面白いですね

興味の尽きない分水嶺に関する四方山話は、また今度


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