“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

24/11/03『隈根尻山』

2024-11-03 | 6道東・道北・増毛山地の山

11月になりました

毎年のようにこの季節は、山選びに迷う時期です。

迷ったすえに選んだのは、樺戸山地の山で最近登山道が復活した隈根尻山(971m)です

可動式の隈根尻山標識を掲げて(Toshi坊がバックのピンネシリを隠していました

まずまずの晴れ予報となっても、その山域に行ってみないと天気はわかりません

秋だからです

昨日の札幌も、雨の降る予報ではなかったのに、かなり強い雨が一日を通して

何度も降ったりやんだり・・

気まぐれです

今朝も起床してすぐの外はなかなかの雨り方で、向かう山域の天気が危ぶまれ

ました。

が、

当別から月形、浦臼にかけての国道(275号線)沿いから望める北東の山域は意外にもGOOD

登山口から仰ぎ見る浦臼山上空には青空も望めていました

思った通り、浦臼山山頂までの登山道も

「隈根尻山」まで足を伸ばせるようになったことですっかりと整備が行き届いていました

登山客が増える=登山道が整備される、この循環で復活した登山道がいくつもありますね

お世辞にも“美しい”とは言えなかった一年前の登山道が、見違えるように笹狩りされて広くなりました。

朝の光を受けて石狩川流域の三日月湖がところどころ輝いて美しい

朝もやの奥に夕張山地がよく望めていました

浦臼山も捨てたものではない

ここは見晴台ピークはもう少し先です

それで、見晴らしが利かないのが浦臼山山頂で残念なピークです

浦臼山からの先、樺戸山までの稜線歩きは以前に比べて格段に歩く安くなりました

湧き立つ雲と母なる石狩川を望んで・・

エルム山域の後ろに、遠く「大雪山」の冠雪の頂も望めました

とにかく“笹刈が丁寧”で、登山道が広々としているもんねぇ~

登山客も増えるはずです

右奥の隈根尻山がどんどん近くなってきました

一番変貌を遂げたのは笹の海とも言えた樺戸山の手前の登山道がすっかりと、

歩きやすく手入れされていたこと

なだらかに(笹漕ぎせずに)樺戸山頂上に辿り着ける

その樺戸山山頂はスルーして、足早に隈根尻山までの登り返しに向かいます。

まあ、この樺戸山~隈根尻山間の登り返しが長く不通だったのにはわけがあり・・

このネマガリダケを刈るお仕事がそりゃあ難儀だったからでしょう

こんなネマガリは他で見ることはできません

あの太いネマガリの切株に手でも刺してしまったらさあ大変

ともあれ、そのよく滑る急坂の登り下りを克服すると、

以前よりも達成感を得られる隈根尻山山頂に辿り着けます(待根山までの縦走路は廃道のよう)

はい、この写真では「ピンネシリ(1,100m)」が中央に

こっちは砂川~深川の方角です

下山、今度は樺戸山までの登り返し

けっこうな急坂に、以前には無かったくっきり登山道跡

行きでスルーした「樺戸山(890m)」から望む後ろの隈根尻山

ほぼ無風(快適)な樺戸山頂上からの下りも意気揚々

足に優しい稜線歩き・・

アップダウンがあっても苦にならな~い

一貫して右側は雪崩斜面

ピンネシリの後ろに群別岳、奥徳富岳と思われる山影がくっきり

浦臼山にも隋分と登山客が通るようになったことでしょう

今度は残雪期にまた来ます

最後に、米どころ空知の北から南全景

天候が危ぶまれましたが、浦臼山からの下山時にポツポツと雨が

降りるぐらいで、雲が高いままの良い見晴らしの登山になりました。

さて、来週はいよいよ雪景色となる山域も出てきそう・・

向かう山域の景色に、乞うご期待


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2 コメント

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Unknown (Tak)
2024-11-03 21:34:14
雪の降る前に隈根尻の整備された登山道が確認できて何よりでしたね。藪漕ぎがないとなると感じも良い尾根歩きが癖になりそうですね。神居尻みたいな。
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Unknown (Toshi)
2024-11-04 07:23:23
Takさん

有り難うございます。
そうなんです。北海道の分水嶺で分かたれ日本海側の大地を潤す石狩川流域、
その稲作地帯をすべて一望にする爽快感は癖になりますよ。
残雪期に雪庇を眺めながら一緒に歩きましょう!
返信する

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