“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

24/09/29『芽室岳』

2024-09-29 | 4日高山脈の山

9月最後となる登山は、日高山脈の山芽室岳(1,754m)です

パンケヌーシ岳(1,746m)(西峰)とセットで

 

日高山脈(北日高)の秀峰を背に

 

今年の暑かった夏は、過ぎてみると何か短かったような・・

本州に比べると9月は比較的気温の低い、北海道らしい秋晴れに

恵まれた感があります。

お陰様で、今週の日曜日は全道中何処に行っても良い天気の予報

気をよくして、やってきたのは国立公園の仲間入りを果たした

日高山脈の中でも最もポピュラーに登れる「芽室岳」です

 

林道の入口付近は育成牧場で、朝から沢山のホルスタインが牧草を食んでいます

 

十勝清水ICを降りて30分ほどで登山口に向かえるところが、

「芽室岳」のお手頃なところ

 

それでも、登山口に着くまでに3つのゲートを開け閉めしなければなりません

 

台風被害の後、小屋が消失して芽室川周辺の景色も一変した登山口(今日は上空を一見して雲海天気

 

アカエゾマツ帯は、出発後すぐに陽射しを遮って涼感を与えてくれる貴重なアクセントでしょう

 

煩かった伸び放題の笹は、国立公園入りを祝う登山会の前に綺麗に刈られたものか?

 

標高を上げると、雲海の上に紅葉した山並みが望めてくる

 

標高1,300mを過ぎると東の十勝平野が広大な雲の海と化している

 

中腹の彩付きはなかなか見ごたえがあります

 

紅の色付きはまだもう少し先でしょうか

 

ダケカンバ林は、季節にかかわらず美しい

 

西峰との分岐に差し掛かると、頂上まではあと少し・・

 

振り向くとペケレベツ岳(日勝峠から登る山)の奥に十勝岳連峰~大雪山が

 

この時点で右も左も360度の景観が楽しめています

 

頂上手前のケルン場で中央にピパイロ、そしてその奥に幌尻岳が望めている

 

中央にルベシベ山、右奥にチロロ岳西峰

 

山座同定が楽しい伏美岳の左奥にエサオマントッタベツ岳、さらにその奥にカムイエクウチカウシ山が

 

「カムイエクウチカウシ山」遠望のためのZOOM

 

頂上でも調子に乗って写真をガンガン撮ります

 

夕張山地は左に連なっています(あ~なるほどね

 

こちらは、十勝岳連峰から東大雪までがぜ・ん・ぶ

 

西方、パンケヌーシ岳を背に

 

頂上からの景色の最後は、十勝平野を眼下に(と言っても雲海状態)

 

三角点よサヨウナラ

 

パンケヌーシ岳までの往復1時間も、晴れた日には貴重です

 

紅葉と雲海がセットで眺められてGOOD

 

さあ、パンケヌーシでも写真撮りまくって帰るぞ

 

この角度だと、幌尻岳がさらに明確に見えてきた

 

こちら、夕張山地の方角です

 

芽室岳を見返して・・

 

見納めの十勝岳連峰大雪山東大雪

 

満足の下山

 

美しいダケカンバ林を駆け下り・・

 

色付く木々に別れを告げて・・

 

笹刈りされた登山道で滑ることもなく・・

 

自然の造形美にたまに目をやって・・

 

最後のエゾアカマツ帯

 

ここを下ると芽室川で靴を洗います

 

なんだか、毎週毎週晴れて申し訳ない感じ

しましまあ登山は晴れると100倍楽しい

ので、来週は道東も道東、かなり東まで走ります

 


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2 コメント

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Unknown (Toshi)
2024-09-30 19:50:05
Takさん

芽室岳は良い山です!
日高の山では珍しく、渡渉がなく一貫して尾根を登り詰めるスタイルで行けます。
それでいて北日高から中央日高のコアな輪郭がすべて眺められる贅沢な位置にあります。
百名山の幌尻岳を東西南北あらゆる角度から一度眺めて欲しいですね
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Unknown (Tak)
2024-09-30 13:44:29
なるほどー!芽室岳は日高も大雪や十勝、夕張も見えるのですね。北海道山岳のヘソ、という感じでしょうか。晴れたらそりゃ撮影大会ですね。いつか登ってみたいものです。
返信する

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