今年の札幌の11月は温かい
例年に比べると雪化粧になる山が少ない印象の札幌近郊の低山「藤野三山+1座」
start⇒豊平山(焼山)662m⇒豊栄山562m⇒豊見山579m⇒野々沢山361m⇒goal
に、とっても良いタイミングで登ってこれました
今日1座目は「豊平山(662m)」で~す
北海道は11月にもなると、登る山の選定が難しいです。
雪がすっかりと覆う季節にもなれば、もう乾いた登山道歩きは諦めて、
バックカントリーモードに衣替えするんですが、、
今年はまだまだ夏山登山道というか、藪も枯れた歩きやすい非登山道を
歩けるところが沢山ありそうです
今日の1座目は、藤野三山に数えられる「豊平山(焼山)」を簾舞のルートから登ります
土日の天気予報は今日土曜日の午前中(札幌)がまずまずの晴れ予報なので、
Motoさんと協議の結果、近場の藤野の山に登ることにしたのですが、
せっかくなので車2台の回遊で楽しむ企てをしました
廃道に近づいているかと思えば、ずいぶん整備が促進されている印象の簾舞ルート登山道
鍋釜があちこちで鳴り響く登山道には、さすがにヒグマも近づけんでしょうねぇ~
鍋と釜だけではダメで、それを叩くスパナがあって初めて熊さんがバイバイするのであります
低山であっても、形が立派な円錐形の「豊平山」の斜面はけっこうキツイよ
すべて落葉が進んで近隣の山の姿を何処からでも確認できるこの季節の登山が最高です
え~っ、こ~んなに良い頂上からの見晴らしだったかなぁ~
逆光で支笏湖周りの山々の景色がカメラでは撮りきれていませんが・・
実は、太平洋(苫小牧東)の輝く海がしっかりと遠望できています(真ん中)
恵庭岳もくっきりです
支笏湖外輪の山から定山渓って、けっこう距離があって、これだけスターの山を揃える(写真に収める)のは大変なんですが・・
天気があまり宜しくない日にしか来れなかった今までを反省
こんなに良い山だったのですね・・
次の豊栄山に向かう急坂を下ります・・
途中を省いて、豊栄山(Fu’s(フッズ)スキー場)のリフト最終降り場にとうちゃこ
スキー場最高標高地点からの藤野の画像(8:30)
1座目の豊平山を見返しながら豊栄山の頂上へ・・
夏よりも視界の効く2座目「豊栄山(562m)」の頂上
これから向かう3座目の豊見山
ここからはスキー場ではなく、頂上を貫く電線直下を下ります
途中、1970年冬季札幌オリンピックのリュージュ競技スタート地点を通って豊見山登山口へ・・
途中、採石場から見上げる豊栄山の南壁は採石の長い歴史の産物です
豊栄山の裏側の採石場の(人工の)景色・・・アップしないけれど凄かった
3座目の豊見山へ向かうのは、野々沢川を遡上して豊平山に早朝とは逆の方向から登るルートから始まる
「豊見山(579m)」にMotoさんと二人初登頂
こんな頂上だったんですね、素敵です(後ろはすずらんゴルフ場だって)
藤野の街~藻岩山を眺めながらの下山(なんのための倒木処理なのか?視界良好)
欲張って、もう一座「野々沢山」までの尾根の下りが楽しい
林の中の雰囲気も抜群です
落葉が足に優しい登山道
土曜日だというのに..ここの下りで登山道を熱心に補修されていた“ながい”さんという
お爺さん(88歳)は、この界隈では有名な方らしく、近隣の山の登山整備をすべて手弁当で
行っているらしい・・
60歳なんてまだまだ“ひよっこ”です
最後にもう1座・・野々沢山へ到着
頂上は標高362mなれど、藤野の街を望む里山としてはgood
神威岳や小天狗なんかの定山渓の山が朝よりよく望めます
野々沢山からの下りで、ツルの先に山ぶどう発見
Motoさんの焼酎はこれを使って2次、3次と出来上がってゆきます(楽しみぃ)
車2台を回遊させたその1台はこの先(正面は豊栄山)の豊見山登山口に・・
はい、
7時前に簾舞から登り始めて、下山は12時前、贅沢な藤野三山+1座でした。
落葉から積雪のこの僅かな時期は、札幌近郊の低山歩きがリーズナブルであることを
再認識しました
まだまだ近場に楽しめる山があるんですね。
さて、
来週も何処かの山でお会いしましょう
しばらくコメントさぼってしもうてすんまっしぇ〜ん。
(毎回しっかり読んではいるとばってん・・)
この時季の山行報告は、季節の変わり目ば感じて
ほのぼのさせられとります。
九州では見るこつのなか雰囲気のせいやなかろうか。
白い風景に変わる前の山の佇まいは
なんとな〜く違って見えるごたる気のするばい。
(歳とったせいかもしれんばってん・・)
今回もありがとさんでした♪
次回もよろしゅう頼んどきまーす。
遠い九州からいつも有り難うございます。
この時期に歩いていて、今更ながらの発見をしました。
この日も4座を巡りましたが、登山道ではない藪こぎ道をかなり歩いています。
登山の楽しみの原点にあるのは、子供の頃、この丘を越えたら何が見えるのかな?この谷を上がったら何処に出るのかな?
この先のピークに立ったらどんな景色に出会えるのかな?という素朴なワクワク感なのだと思います。
期待通りにならないこともあるけれど、それを含めて子供は次のワクワクに進みますよね。
我らもこの歳になってそんなことをやっています。
楽しいです。
ただ、藪は薄くなってダニのいないこの時期に限ります(笑)
ながいさん、近郊の山の至るところで作業されているようなので、きっとまた再会ができるでしょう。
(100歳まではお元気そう!)
そんな“ながい”さんの人となりを教えてくれたのが、これまた御歳古希は遥かに過ぎていらっしゃると思しき登山者男女お三人で、そのうちの男性お一人は「ああいう方がいるので我々も目標が持てます」と言われておりました。
はい、僕たちもこの先30年の目標が持てました!