週末に、台風10号が・・・。2018年、台風21号(大阪)では、とても「怖い」「恐ろしい」思いをしました。今年、コロナ禍の中での、また8月に入ってからの猛暑日が続き、そして・・・とてつもなく恐ろしい台風が・・・「怖い」「恐ろしい」
新聞コラムを読みながら、これからの台風シーズン到来をあらためて考えながら、作成しました。
◆「怖い」と「恐ろしい」は、どちらも危険や不安を感じた時に口にする。だがものの本によれば、若干の違いがあり、怖いは主観的、恐ろしいは客観的に用いるという。
◆例えば、カエルが怖い――これをカエルが恐ろしいと書いたとすると、カエルをかわいいと思ったりする人から、あなたの主観ではないかと苦情をいただくのかもしれない。
◆危険や不安にすべての人がひとしく持つ感情が「恐ろしい」であるとすれば、きのうの気象庁の発表が当てはまるだろう。週末に列島に接近または上陸すると予測される台風10号である。
◆中心気圧は925ヘクト・パスカルに達し、高潮などで約5000人の死者を出した1959年の伊勢湾台風(929ヘクト・パスカル)に匹敵する。大雨、暴風とも未曽有の猛威になる可能性もあるという。気象庁は「週末前に備えを終わらせてほしい」と最大限の警戒を呼びかけている。予想進路上にお住まいの方はきょうあす、ゆっくりとは過ごせないことだろう。
◆ようやく朝夕が秋らしくなってきたと思ったら、恐ろしいと警戒すべきものも交代しつつある。熱暑から息つく間もなく、台風シーズンに入った。
【読売新聞 編集手帳 2020年(令和2年)9月3日より】
ご覧いただきありがとうございました。