ただいま、結構な量のダブルガーゼのはぎれがありまして。
これをどうにかかわいらしいものに変身させたいと思ってあれやこれや試行錯誤中。
ダブルガーゼって、
2重になっているので厚みがあるわりには織りの目が粗く強度は低め、という、
なかなかクセのある布。
巾着にもバッグにも適さないかわりに、
この得も言われぬ肌触りは他の布にはない最大の魅力。
これを活かすとなったら、
ハンカチやタオル的なものか、ベビー用品か、下着か…
まとまった大きさの無いはぎれで作れるものとなると、だいぶ限られてきます。
というわけで、
タオルハンカチサイズのダブルガーゼのハンカチを制作中。
それよりもさらに小さな布はコースターに。
工程としてはなにもひねらず、
2重にして中表で周りをぐるっと縫い、表に返して返し口をとじる、といういたって普通のやり方。
が!
わたしは返し口を手でまつるのが大嫌いなのだ!!!
手でまつらないで済むようにあれこれやってみましたが、
結局このシンプルなやり方がベストだという結論に達し…
ならば…
出来る限り返し口を小さく、手でまつらないといけない長さを短くしたい!
と、どんどん返し口を小さくしてみてます(笑)。
タオルハンカチやコースター程度なら1.5~2cmもあれば充分返せる。
(ダブルガーゼの場合)
小さい返し口でスムーズにひっくり返すコツがあるのです~
まずは返し口を残してぐるっと縫います。
四隅は縫い代が重なるのでカット。
返し口が小さすぎてもはや指も入りません!
でも大丈夫。四隅を指のところまでたぐり寄せればOK。
カドのところを縫い目に沿ってたたみ、
ぺこっと押し込む。
四隅すべてのカドを同様に押し込む。
返し口から一番遠いところのカドを返し口から引っ張り出します。
そこからするする~~っと表に返して
最後はアイロンで整えます。
できました!
まだ返し口閉じてないけど、全然目立たない。
こいつにカラフルな感じに刺し子してみようかと画策中。
試作のコースター。
これだけ刺すとダブルガーゼでもそこそこしっかりします。
だいぶ前にたいそう気に入っていくつも制作していたマルチポーチ。
わたしのお財布はいつからかこれ一択になっています。
長財布って、圧倒的に中身が見やすいしお札も小銭が取り出しやすい。
が、長財布ってかさばるし重いしでイヤ。
小さくてスリムな長財布ってどうにかならんのかい?!と思っていた時に試してみたのがこの仕様。
お札が入るサイズの部屋がふたつと、
カードが入るサイズの部屋がひとつあるポーチ。
わたしはそんなにカードを持ち歩く方ではないので、
個別のカードポケットに並べるよりも、真ん中のポケットのところにまとめて入れて、パラパラっとめくって探す方がスムーズなのですが、
人によっては真ん中の浅い部屋を小銭入れとして使う方が好き、という人も。
両サイドの部屋は、カードが縦にはいる深さがあるので、
そこに市販のカードファイルを仕込んで使ってらっしゃる方もいました(賢い)。
通帳や印鑑を入れて銀行用ポーチとしても使えます。
もちろん、お財布だけでなく、ペンケースなどにもおすすめ。
これ、ファスナーの端を布の端よりも飛び出させていることで、ポーチ自体ががばっと開くとこが
地味だけど最大のポイントではないだろか。
わたしも欲しい!というお声を何件かいただいたので、
とりあえず2つ、作ってみました。
その①ターコイズブルー×イエロー
その②生成り×レッド
どちらもサイズは↓↓↓
ファスナーは20cmのものを使用。
真ん中のポケットのサイズは幅約12.5cm×深さ約6.5cmになっています。
表側はコットン100%の帆布などを使用。
内側はコットンやコットンポリエステルの布を使用しています。
ファスナー付けってすごく気を遣う工程の一つ。
結構苦手意識もあり、ファスナーポーチを作ること自体敬遠しがちだったのですが、
ここ最近再挑戦中。
仕様によって、
ファスナーの開け閉めがスムーズにいかなかったり、
端のところがきれいにおさまらなかったり、
ファスナーに乗り上げてミシンの針が折れたり!!
いろいろと納得いかないことになっちゃうんだけど、
技術の未熟さやどうしても苦手なとこは仕様の工夫でカバーしちまえ☆ということで、
基本形的なタイプとはちょっと違う形のポーチが3つ出来上がりました!
その1。
リネンで作った、がま口みたいなフォルムのラウンドポーチ
20cmのファスナー使用。
ヨコ約15cm/タテ約12.5cm。
※しましまの布はコットン。
ファスナーは、開け閉めスムーズなタイプ。
ファスナータブは例によってワックスコード&ビーズで飾ってます。
表地に芯を貼らない代わりに、内生地は生成りの帆布を使用。
ほどよく張りが出て、使いやすいです。
ぱかんとひらくので中が見やすい。
カードも二つ折りにしたお札もすんなり入る大きさなので、コインパースとしても使えます。
マチはほんのり立体感を感じる程度に作ってありますが、
かさばるものは余裕を持ってこの程度の収納力。
入れようと思えばもう少し入るけど、ちょっとファスナーの開閉がしづらくなるかも。
その2。
帆布で作った、がま口みたいなフォルムのラウンドポーチ
同じ形の布違いです。
ざくざくとした粗い表情の8号帆布をこういう小さいものに使うと、なんか妙にかわいらしい。
こちらは金属ファスナーを使っています。
ファスナーは20cm。
ヨコ約15cm/タテ約12.5cm。
その3。
帆布で作ったフラットポーチ。
タテ約14cm×ヨコ約16cm。
15cmのファスナーを使用。
わりとこぶりなポーチです。
ファスナーの位置を正面にもってくることですっきりと開閉しやすいファスナーまわりになりました。
黄色いタブとファスナータブの飾りのビーズが、帆布の無骨さとアンバランスなとこがかわいい。
マチが無いので、かさばるものを入れるとこんな感じでクッションみたいでまたかわいい。
マルシェル出品しますよ~~
刺し子の手ぬぐい出揃いました~
マルシェルに出品済みです。
刺し子はミシンの作業とは違い、繰り返す単純な手作業の時間が圧倒的に長くて、
方向としては編みものと同じ没頭の仕方。
一方、
作っているものが形をどんどん変え完成図の姿に近づいていくのがわくわくする、ミシンでの作業。
ミシンでも、一本の縫い目をいかに美しくいい感じにするか、の集注とかは気持ちいいんだけど、
刺し子のひと針ひと針、というのはまたそれとも違う感じがします。
やっている時は、進んでいる感の薄い工程にどんよりすることもあるんだけど、
終わってしまうと次がまたやりたくなるあたりも、編みものと似てる。
3枚完成したので、また次のさらしの下準備をしました。
違う柄を三枚同時進行、というのは飽きなくていいかも笑。
以前「みずたま」という名前でブルー系の糸で刺した、丸のつながった図案。
今回はオレンジで。
「おひさま」という名前にしました。
元気になるカラーです。
裏側の様子。
続いてこちら。
「分銅」という名の伝統柄の図案をカラフル仕様で。
「十字つなぎ」と同じように、両サイドで色のトーンを変えてみたので、気分によって使いたい側を表にしてたたんでもよいかも。
裏側の様子。
てぬぐいは、実際に手を拭いたり顔を拭いたりする部分に刺し子をしてあるとちょっと肌触りが気になったりもするので、
この「分銅」のパターンのように両サイドに模様を刺す、という仕様が結構気に入っています。
模様でボーダー柄にする、っていうのもかわいい気がする…。
って、いろいろ思案ばっかりで全然下図がかけない…。