仕事の三大理不尽とは、やはり
① 正当な評価がされない(無視される)。
② 本来自分のではない責任を押し付けられる(聞いてないよ)。
③ こき使われる割に給料が低い。
でありましょうか。
私などは、この三大理不尽があるのは会社がブラックだからだ。と思い新天地を求め転職したり起業したりしましたが、実は結局どの職場においても三大理不尽は「ある」のがアタリマエで、それどころかこの三大理不尽こそが、自分がこの世で成し遂げたかった「課題」と深い深い関係にあることがわかったのは、つい最近のことでありました。
うむ。毎日毎日一生懸命知恵を絞って、悩みながらも、必死に努力しても、全然生活がラクにならない。これは一体何が間違っているのでしょうか。
とは毎日思うかもしれませんが、私の深い深い深いの声は、今ある三大理不尽こそが、願っても無い境遇だ。と伝えているようです。
もし私が、私の表面自我の願い通り、今の何倍何十倍もの収入を得ることができたら、果たして私は幸せでありましょうか。実はそうではないのかもしれません。なぜなら。。。もし目の前の理不尽が解消されてしまったとしても、ほどなく新しい理不尽が私の人生に現れて来るのでありますから。
たとえば、収入を得れば得るほど、社会的地位が上がれば上がるほど、失いたくないという執着が飛躍的に強まり、自分が理不尽と感じることが、逆に増えていくことでしょう。
あるいは、収入があがり地位があがったとたん、私のいつもの癖で人に対し傲慢になったあげく、(他人からは羨ましく見えるかもしれませんが、実際は)家族の人間関係がボロボロになる悲劇の理不尽の境遇になるかもしれません。
あるいは、他人から嫉妬と恨みの念を強く受けた結果、自分の身体の一番弱いところにシワ寄せが来て、自分の健康を失うという理不尽の境遇に移っていくかもしれません。(そこまで堕ちないと私は自分の傲慢さに気づけないのでありましょう。)自分の身体ならまだ良いです。家族の中で一番純粋な人間が私が作り出したシワ寄せを一人で受ける理不尽もあり得るかもしれません。
さて。かくのように、私たちの人生は、いずれにせよ理不尽の境遇に身を置かざるをえないようにできております。であるならば、家族の負担が一番少ない理不尽を選びたいです。自分の健康や家族にシワ寄せがいく逆境はできるなら避けたいです。
そう、実は私たちは、自分の人生で体験する逆境をかなりのレベルで選べるようであります。
たとえば老子先生は、節約倹約こそ幸運の鍵であると仰いました。ふむ〜。これは積極的に自分の人生で、貧乏の逆境を選択しなさい。と述べているように思われます。
また水野南北師匠は、素食こそ健康の元であると言っておられます。これもまた、積極的に質素な暮らしを選択することで、健康を失うという理不尽のリスクを回避するということでありましょう。
人によっては、御自分の身体にハンデを背負うという選択で生まれて来られた方もいらっしゃるでしょう。その人生で達成しようと自らに課した大きな挑戦には、本当に敬意を表したいと思います。厳しいハンデを承知で生まれて来られる方は本当に勇気ある魂であると思います。
どの逆境を人生で選ぶかは、生まれてくる時に御本人が選択してくるものであります。そして生まれてきた後、生きている今もまた、どの逆境を自分が体験するかは、自分である程度までは選択ができると思うのです。
たとえば、仕事においても三大理不尽を、そういうものだ。とまるっと吞み込める人。贅沢な人を羨んだりすることなく、積極的に質素な生活を選択されている方は、自分の逆境を自分で選んでいる、賢い魂の方であろうと思います。
そしてその知恵は、親が子供に伝えられる数少ない生きるための知恵の一つであろうと思います。どんな時でも質素を選択することができる知恵はその子供の一生の宝となることでしょう。老子先生のアドバイスの通りであります。
陰と陽の人生において、貧乏を楽しむ。質素を楽しむ。という割り切りが自分の心の中で達成できた瞬間、お金が自分の人生に滞りなく流入してくるという現象も、普通の起きてくるかもしれません。ただいくらお金が入って来ようとも、人に役に立つように人が喜ぶようにそのお金は使うでしょうが、賢明な魂の方であれば、自分自身は質素で倹約な生活を最期まで維持することでありましょう。
富裕な家系の方ほど、実はとても質素で倹約であることも多いようです。それは、大きな富に囲まれても、自分や家族の円満な関係や健康を維持するための、家系の知恵であると思います。
おまけ
IKEA創業者 イングヴァル・カンプラード氏(89)2006年には経済誌フォーブスがカンプラード氏を世界第4位の富豪と発表した。
おわり
ありがとうございます。
※本日は大潮ですね。
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